【2025年】東京ガスの太陽光「IGNITUREソーラー(フラットプラン)」はお得?初期費用0円の仕組みと注意点を徹底解説
「予算がカツカツ。でも太陽光発電は載せたい…」
そんな方に選ばれているのが、東京ガスの「IGNITURE(イグニチャー)ソーラー フラットプラン」です。
いわゆる「太陽光のサブスク」ですが、普通に購入する場合と比べて何が違うのでしょうか?
この記事では、これから太陽光を検討中の方に向けて、IGNITUREソーラーの仕組みや、後悔しないためのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
東京ガスの住宅用太陽光発電関連サービスは大きく3種類
まず、東京ガスが提供する家庭用太陽光サービスは、大きく分けて以下の3つです。
| サービス名 | 概要 | こんな人向け |
|---|---|---|
| ① 通常購入・設置 | 通常の買い切り型。見積もりから工事まで東京ガスがサポート。 | 資金に余裕があり、メリットを最大化したい人(ローンなら初期費用も抑えられる) |
| ② IGNITUREソーラー (フラットプラン) |
今回解説! 初期費用を抑え、月額料金で利用するサブスク型。 |
設置費用を抑えたい人 |
| ③ 卒FIT買取 | FIT(固定価格買取制度)終了後の余剰電力を東京ガスが買い取る。 | すでに太陽光を設置して10年以上経過した人 |
この記事では、初期費用を大幅に節約できる②「IGNITUREソーラー(フラットプラン)」について深掘りします。
IGNITUREソーラー(フラットプラン)とは?
仕組みは「太陽光のサブスク」
一言でいうと、「初期費用0円(または工事費のみ)で太陽光を設置し、月額料金を払って利用するサービス」です。
- 設置費用: 東京ガス側が負担(プランにより工事費のみ負担あり)
- 電気の利用: 発電した電気は使い放題(月額料金に含まれる)
- 余った電気: 東京ガスへ譲渡(売電収入は東京ガスのもの)
- 契約終了後: 太陽光設備は自分のものになる(譲渡される)
イメージとしては「最初の10年はレンタルで使い、契約満了後は自分の資産になる」というモデルです。
「プランA」と「プランB」の違い(初期費用)
提携している住宅メーカーや工務店によって、適用されるプランが異なります。
- プランA(フルサポート型)
- 機器代:0円
- 工事費:0円
- 特徴: 完全初期費用0円でスタートできますが、月額料金はBより高めに設定されます。
- プランB(工事費負担型)
- 機器代:0円
- 工事費:お客様負担
- 特徴: 工事費だけ先に払うため、月額料金がAより安くなるケースが一般的です。
ポイント
どちらのプランになるかは、建築を依頼する住宅会社によって決まります。商談中のハウスメーカーがどちらに対応しているか確認が必要です。
毎月の支払いのイメージ
契約期間中のお金の流れは以下のようになります。
- 電力会社へ払うお金: 夜間や雨の日など、電力会社から買った電気代
- 東京ガスへ払うお金: IGNITUREソーラーの「月額サービス料」
太陽光で発電している昼間の電気は「使い放題」なので、その分の電気代は浮く計算になります。
IGNITUREソーラーの5つのメリット
① 初期費用が浮くため、新築の予算オーバーを防げる
最大のメリットはこれです。太陽光発電を普通に買うと100万円〜200万円ほどかかりますが、この費用を0円(または数十万円)に抑えられます。「キッチンのグレードを上げたい」「外構にお金をかけたい」といった要望と両立しやすくなります。
② 昼間の電気代を削減できる
発電した電気を自家消費することで、電力会社から買う高い電気を減らせます。昨今の電気代高騰対策としても有効です。
③ 停電時でも電気が使える(災害対策)
停電しても、晴れている日中であれば「自立運転機能」により、最大1,500W(1.5kW)程度の電気が使えます。
- 冷蔵庫の中身を守る
- スマホを充電して情報を得る
といった最低限のライフラインを確保できます。
④ 契約終了後は「自分の資産」になり、売電も可能
契約期間(主に10年)が終われば、設備は無償でお客様に譲渡されます。
それ以降は月額料金が0円になり、余った電気を売って売電収入を得ることも可能になります。
⑤ メーカー保証+東京ガスの安心サポート
機器のメーカー保証に加え、契約期間中の自然故障などに対する東京ガスのサポートがつきます。万が一のトラブル時も窓口がはっきりしているため安心です。
ここに注意!デメリットと確認事項
契約前に必ず知っておくべき「注意点」です。
① 契約期間中は「売電収入」が入らない
一般的な購入型なら、余った電気を売って毎月数千円〜1万円程度の収入になりますが、フラットプランの場合、この収入は東京ガスに入ります。
「太陽光でガッツリ稼ぎたい」という方には不向きです。あくまで「電気代削減+初期費用削減」のサービスと考えましょう。
② 中途解約には「解約清算金」がかかる
ここが最も重要なリスクです。契約期間内に解約する場合、経過年数に応じた解約清算金(残債のようなもの)を一括で支払う必要があります。
- 早期の転勤・売却
- 家の建て替え
の可能性がある場合は注意が必要です。
「普通に買う」vs「IGNITUREソーラー」比較表
一番気になる「買い切り」との違いを比較表にまとめました。
| 項目 | 通常購入(一括払い) | IGNITUREソーラー (フラットプラン) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 高 (機器代+工事費) |
安 (0円 または 工事費のみ) |
| 設備の所有権 | 最初から自分 | 契約期間中は東京ガス (終了後に自分へ譲渡) |
| 毎月の支払い | なし | 月額サービス料が発生 |
| 発電した電気 | 無料(0円) | 使い放題 (サービス料に含む) |
| 売電収入 | 自分の収入になる | 東京ガスの収入になる |
| 修理・メンテ | メーカー保証 | 東京ガスがサポート |
| おすすめな人 | 資金に余裕がある人(ローンも可) メリットを最大化したい人 |
初期費用を抑えたい人 ローン枠を圧迫したくない人 |
導入前の「主婦目線」チェックリスト
後悔しないために、商談中の営業担当者に以下の点を確認しましょう。
- ✅ プランの確認: 我が家は「初期費用0円(A)」か「工事費負担あり(B)」か?
- ✅ 総額の比較: 「月額料金 × 契約年数」の総額と、普通に買った場合の金額差はどれくらいか?
- ✅ 解約金の条件: もし5年で引っ越すことになったら、解約金はいくらかかるか?
- ✅ 非常時の電源: 停電したとき、どこのコンセントが使える設計になるか?(冷蔵庫まで届くか?)
- ✅ 契約終了後: 契約が終わった後、蓄電池を後付けできるスペースはあるか?
まとめ:初期費用を抑えて「安心」を買うならアリ!
IGNITUREソーラー(フラットプラン)は、「太陽光はつけたいけれど、建築費用の予算が厳しい」という新築施主様にとって非常に強力な選択肢です。
売電収入こそありませんが、「初期投資なしで、電気代削減と災害時の安心が手に入る」メリットは大きいです。まずは、検討している住宅会社で「シミュレーション」を出してもらい、月々の支払いがどれくらいお得になるか確認してみましょう。
太陽光パネルは高額な商材であり、同じ製品でもその提案価格は業者によってバラバラです。また0円ソーラーやローンといった選択肢も豊富にあり、場合によっては補助金でオトクに設置できることもあります。
ご自宅にとって最もお得な選択肢を知りたいという方は、ソーラーパートナーズまでご相談下さい。プロのアドバイザーがあなたの検討状況を整理し、お得な選択肢をご提案します。
最近では国や地方自治体から、強引な営業手法での太陽光発電に注意喚起がされています。また国や地方自治体からも今の提案が正しいのかどうかを判断するために、見積もり比較の重要性が説かれています。
太陽光発電を検討する場合には、必ず見積もりを比較して最善の手段を選ぶことをオススメします。
⚠️ 記事の注意点
※本記事は2025年時点の東京ガス公式サイトおよび一般的なサービス情報を基に構成しています。
※実際の月額料金、契約期間、解約条件は、提携する住宅会社や建物の条件によって異なります。必ず契約前に「重要事項説明書」や「契約書」をご確認ください。























