家庭用蓄電池の相場価格をついに公開!メーカー別相場一覧


こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」の中村です。(蓄電池専用ページはこちら)
「家庭用蓄電池を検討しているけれど、適正価格がわからない…」
そんなお悩みをお持ちではないですか?
私たちが相場価格の公開をすることによって、これまで家庭用蓄電池を法外な価格で販売していた業者からの反発も予想されます。
しかし、「訪問販売などの業者に騙されて、家庭用蓄電池を非常に高く買ってしまう人が多い」という現状を踏まえて、公開に踏み切りました。
この記事では、
- 家庭用蓄電池の価格帯と機種の選び方
- メーカー別の相場価格
- 補助金情報
- 価格推移と今後の価格予測
- 家庭用蓄電池をお得に買う方法
まで、家庭用蓄電池の価格にまつわることを徹底的に解説します!
- 1 家庭用蓄電池の価格帯は製品によって様々
- 2 家庭用蓄電池の価格に差がつく 3つのポイント
- 3 家庭用蓄電池 メーカー別の相場価格
- 4 伊藤忠商事 蓄電池(スマートスターL)の相場価格
- 5 DMM蓄電池(DMM.make smart)の相場価格
- 6 ネクストエナジー 蓄電池の相場価格
- 7 シャープ 蓄電池の相場価格
- 8 京セラ 蓄電池の相場価格
- 9 三菱 蓄電池の相場価格
- 10 ニチコン 蓄電池の相場価格
- 11 オムロン 蓄電池の相場価格
- 12 長州産業 蓄電池の相場価格
- 13 田淵電機 蓄電池の相場価格
- 14 パナソニック 蓄電池の相場価格
- 15 家庭用蓄電池の補助金
- 16 家庭用蓄電池 これまでの価格推移と今後の価格予測
- 17 家庭用蓄電池を安く買う方法
- 18 まとめ
家庭用蓄電池の価格帯は製品によって様々
家庭用蓄電池には様々な製品があり、価格も製品によって大きな差があります。
例えば、ポータブルタイプの蓄電池であれば数十万円で購入することができますが、大型の製品では200万円を超えるのが普通です。
そのため、「家庭用蓄電池の価格は平均で○○万円です」ということを知っても、どのような製品を買うかによって価格が大幅に変わってしまうので、あまり意味がありません。
そこで、まずはどういった場合に蓄電池の価格に差がつくのかを簡単に解説します。
「早くメーカー別の相場価格が知りたい」という方は「家庭用蓄電池 メーカー別の相場価格」の項目までスキップしても大丈夫です。
家庭用蓄電池の価格に差がつく 3つのポイント
家庭用蓄電池の価格に差がつくポイントは以下の3つです。
- ポータブル型、単機能型、ハイブリッド型のどれを選ぶか
- 特定負荷型と全負荷型のどちらを選ぶか
- どれぐらいの蓄電容量にするか
価格に差がつくポイント1.
ポータブル型、単機能型、ハイブリッド型の違い
家庭用蓄電池は大きく、ポータブル型、単機能型、ハイブリッド型の3種類に分けることができます。
ポータブル型蓄電池は系統(電線から流れてくる電気)とは連携しないタイプで、太陽光発電の電気を貯めることもできません。
機能が限定的な分、50万円以下で購入できる機種もあります。
「太陽光発電は設置していない」「停電時の最低限の電源の確保だけが目的だ」という方はポータブル型蓄電池がお勧めです。
単機能型蓄電池とハイブリッド型蓄電池はいずれも系統と連携が可能で、太陽光発電の電気を貯めることもできますが、その分ポータブル型よりは高額になります。
単機能型蓄電池とハイブリッド型蓄電池は、ほとんどのケースで100万円以上の費用がかかります。
単機能型蓄電池とハイブリッド型蓄電池が異なる点はパワーコンディショナーです。
単機能型蓄電池のパワーコンディショナーは蓄電池専用ですが、ハイブリット型蓄電池は太陽光発電と蓄電池両方に1台で対応することができます。
太陽光発電のパワーコンディショナーがまだ新しいという場合は単機能型蓄電池、既に寿命が近かったり、保証期間の終了が近いという方はハイブリッド型蓄電池の蓄電池を選ぶことが多いです。
また、太陽光発電をこれから設置するという方はハイブリッド型蓄電池を選ぶのが一般的です。
価格に差がつくポイント2.
特定負荷型と全負荷型の違い
特定負荷型と全負荷型は停電時に電気が使える範囲が異なります。
特定負荷型は、文字通り特定の電化製品のみ停電時使用できる蓄電池です。
全負荷型とは、すべての電化製品が停電時使用できる蓄電池です。
全負荷型は伊藤忠商事のスマートスターLなど、蓄電容量の大きい高価格帯の蓄電池に限られています。
生活必需品など、停電時には必要最低限の電気だけ使えれば構わないという方は特定負荷型、価格が高くなっても停電時にも極力普段と同じような生活を送れるようにしたい、という方は全負荷型をお選びください。
価格に差がつくポイント3.
設置容量を選ぶ
蓄電池の蓄電容量が大きくなれば、貯めて使える電気量が増えますが、その分価格も高くなります。
例えば、4kWh程度の蓄電池であれば、130万円程度が目安価格になりますが、10kWhを超える機種だと200万円以上になることがほとんどです。
経済的な費用対効果だけを考えると、大容量の蓄電池を選ぶ必要はありませんが、容量が大きい方が停電時に多くの電気を使えるという利点があります。
蓄電池の容量を決める際には、停電時にどれぐらいの電気を使いたいかを、あらかじめ考えておく必要があるということです。

自分が買うべき蓄電池の条件はイメージできましたか?
この他にも「サイクル寿命」など、気にするべきことはありますが、だいぶ選択肢が絞られたのではないでしょうか。
家庭用蓄電池 メーカー別の相場価格
それでは、いよいよ家庭用蓄電池のメーカー別相場価格を掲載します。
家庭用蓄電池のメーカーごとの相場価格は設備代と工事代を合わせた総額を掲載します。
設備代には蓄電池本体だけではなく、パワーコンディショナーやケーブルなどの機器も含みます。
また、工事代には業者の利益分も含まれると考えてください。
◇相場価格掲載メーカー
- 伊藤忠商事
- DMM
- ネクストエナジー
- シャープ
- 京セラ
- 三菱
- ニチコン
- オムロン
- 長州産業
- 田淵電機
- パナソニック
伊藤忠商事 蓄電池(スマートスターL)の相場価格
メーカー | 伊藤忠商事 |
---|---|
型名 | LL3098HOS/B |
通称 | スマートスターL |
タイプ | 単機能型 |
停電時利用 | 全負荷型 |
蓄電容量 | 9.8kWh |
相場価格(税込) | 192.9万円 |
伊藤忠商事のスマートスターL(型名:LL3098HOS/B)は蓄電容量9.8kWhと大容量の、単機能型蓄電池です。製造元はエヌエフ回路設計ブロックという会社です。
スマートスターLは大容量の蓄電池、というだけではなく「GridShare」というAIと連携して、蓄電池を最適に制御することも可能です。
また、スマートスターLは全負荷型という点も特徴的です。

スマートスターLは、かつては300万円近い価格が相場でした。
しかし、「大容量で全負荷型」というわかりやすい特徴があるので、取り扱う企業が増え、業者間での価格競争激しくなったこともあり、近頃ではだいぶお求めやすい価格になっています。
DMM蓄電池(DMM.make smart)の相場価格
メーカー | DMM |
---|---|
型名 | MS3098-DM/B |
通称 | DMM.make smart |
タイプ | 単機能型 |
停電時利用 | 全負荷型 |
蓄電容量 | 9.8kWh |
相場価格(税込) | 203.4万円 |
DMMのDMM.make smartも株式会社エヌエフ回路設計ブロックが製造しており、基本的には伊藤忠商事のスマートスターLや、これから解説するネクストエナジーの蓄電池と基本的には同一の蓄電池です。
ブランド名が異なるだけで基本性能に違いはありません。

スマートスターLよりも若干相場価格が安い傾向がありますが、AIによる最適化機能(GridShare)がついていないことが理由の一つだと思われます。
GridShareは月額利用料も必要になるので、ランニングコストまで含めたトータルの価格では、DMM.make smartの方がスマートスターLよりだいぶ安くなりそうですね。
ネクストエナジー 蓄電池の相場価格
メーカー | ネクストエナジー |
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製品 | ![]() |
型名 | NX3098-HNS |
通称 | iedenchi-NX |
タイプ | 単機能型 |
停電時利用 | 全負荷型 |
蓄電容量 | 9.8kWh |
相場価格(税込) | 187.3万円 |
ネクストエナジーも伊藤忠商事のスマートスターLと同じエヌエフ回路設計ブロックの蓄電池を取り扱っています。
ネクストエナジーの蓄電池は伊藤忠商事のスマートスターLと同様にAI(gridshere)による最適化機能にも対応しています。

スマートスターLとiedenchi-NXは製品は全く同じでブランド名が違うだけですが、ソーラーパートナーズが調べた限りでは、iedenchi-NXの方が安く販売されていることが多いです。
シャープ 蓄電池の相場価格
メーカー | シャープ | ||
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製品 | ![]() |
![]() |
![]() |
型名 | JH-WB1621 | JH-WB1711 | JH-WB1821 |
通称 | クラウド蓄電システム コンパクトタイプ | クラウド蓄電システム 屋内ミドルタイプ | クラウド蓄電システム 大容量タイプ |
タイプ | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 |
停電時利用 | 特定負荷型 | 特定負荷型 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 4.2kWh | 6.5kWh | 8.4kWh |
相場価格(税込) | 131.5万円 | 171.1万円 | 190.7万円 |
4.2kWh、6.5kWh、8.4kWhと3種類が用意されているシャープの蓄電池。
3種類全てが太陽光発電との連携に長けたハイブリッド型です。

シャープは太陽光発電のパイオニアとして、圧倒的に多くの太陽光発電ユーザーを抱えるメーカーです。
ハイブリッド型の蓄電池のみをラインアップとしている背景には、卒FITを迎えた太陽光発電ユーザーに、パワーコンディショナーの変更を提案しながら蓄電池導入も勧めるという販売戦略を前提としていると考えられます。
価格は「性能に対して、高すぎず、安すぎず」といった印象です。
シャープ特約店がシャープ太陽光発電OBに対して販売する蓄電池ですので、同蓄電池同士の競合が起きにくいことも値崩れが起きていない理由の一つと考えられます。
京セラ 蓄電池の相場価格
メーカー | 京セラ | ||
---|---|---|---|
製品 | ![]() |
![]() |
![]() |
型名 | EGS-LM0320 | EGS-ML0650 | EGS-LM1201 |
通称 | リチウムイオン蓄電システム 小型スタンダードタイプ | リチウムイオン蓄電システム マルチDCリンクタイプ | リチウムイオン蓄電システム 大容量タイプ |
タイプ | 単機能型 | ハイブリッド型 | 単機能型 |
停電時利用 | 特定負荷型 | 特定負荷型 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 3.2kWh | 6.5kWh | 12kWh |
相場価格(税込) | – | 158.8万円 | – |
京セラの蓄電池は3.2kWh、6.5kWh、12kWhの3種類です。
京セラは2種類が単機能型蓄電池、1種類がハイブリッド型蓄電池というラインアップになっています。

シャープ同様に、住宅用の太陽光発電システムを日本で初めて販売した京セラも、多くの卒FIT対象者を抱えています。
京セラの売れ筋はハイブリッド型の6.5kWhタイプです。単機能型の3.2kWhと12kWhは相場を算出するのに十分な価格データが集まらなかったため、相場の算出はしておりません。
三菱 蓄電池の相場価格
三菱は蓄電池の製造・販売を行っておりません。
太陽光発電システムの製造・販売も2020年3月をもって撤退することを発表しました。
ニチコン 蓄電池の相場価格
メーカー | ニチコン | ||
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製品 | ![]() |
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型名 | ESS-P1S1 | ESS-U3S | ESS-U2M |
タイプ | 単機能型 | 単機能型 | ハイブリッド型 |
停電時利用 | 特定負荷型 | 特定負荷型 | 全負荷型 |
蓄電容量 | 4.1kWh | 11.1kWh | 12kWh |
相場価格(税込) | 114.0万円 | 176.6万円 | 249.3万円 |
家庭用蓄電池で最大手のニチコンはラインアップが豊富です。
2.0kWhがポータブル蓄電池、4.1kWhと11.1kWh、16.6kWhが単機能型、12.0kWhがハイブリッド型蓄電池です。
また、ここでは掲載いたしませんでしたが、電気自動車と組み合わせることができる「トライブリッド蓄電システム」という製品もあります。

ニチコンの11.1kWhの単機能型蓄電池は、伊藤忠商事のスマートスターLと競合することが多い蓄電池です。
16.6kWhの単機能型蓄電池は家庭用蓄電池として最大蓄電容量です。
たくさん売れる蓄電池ではありませんのでソーラーパートナーズでも相場価格を提示するだけのデータ蓄積がないため非公表とさせて頂きました。
オムロン 蓄電池の相場価格
メーカー | オムロン | ||
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製品 | ![]() |
![]() |
![]() |
型名 | KP-BU42-A | KP-BU65-A | KP-BU98-B |
タイプ | 単機能型 | 単機能型 ハイブリッド型 |
単機能型 |
停電時利用 | 特定負荷型 | 特定負荷型 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 4.2kWh | 6.5kWh | 9.8kWh |
相場価格(税込) | 143万円 | 149.4万円 | 176.4万円 |
ヘルスケアなどで有名なオムロンも家庭用蓄電池の製造を行っています。
シャープ、京セラ、長州産業のラインアップにある6.5kWhの蓄電池も、オムロンからのOEM供給を受けている製品です。

オムロンの蓄電池は4.2kWh、6.5kWhと9.8kWhの3種類が用意されていますが、圧倒的に販売されているのは6.5kWhのタイプです。
6.5kWhのタイプが売れ筋な理由は大きく3つあります。
1つ目は、6.5kWhタイプは単機能型とハイブリッド型の両方に対応していること。2つ目は多くのメーカーにOEM供給していること。最後は大きすぎず小さすぎずのちょうどよいサイズ、価格帯であることです。
4.2kWhの蓄電池は3種類の中で最も新しく発表された製品ですが、正直に言うと、提案されているのを聞いたことがありません。相場価格データは非公表とさせて頂きます。
6.5kWhは単機能型蓄電池の相場価格を記載させて頂きました。ハイブリット型の場合は約3万円~5万円高くなっています。
長州産業 蓄電池の相場価格
メーカー | 長州産業 | |
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製品 | ![]() |
![]() |
型名 | CB-LMK65A | CB-LMK98A |
通称 | Smart PV | Smart e-STRAGE |
タイプ | ハイブリッド型 | 単機能型 |
停電時利用 | 特定負荷型 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 6.5kWh | 9.8kWh |
相場価格(税込) | 157.6万円 | 169.6万円 |
長州産業の蓄電池はオムロンからOEM供給を受けている製品です。
オムロンよりも長州産業の蓄電池の方が相場価格は安い傾向があります。

同じ6.5kWhのタイプでも、オムロンよりも長州産業ブランドの方が売れています。
理由は2つあります。
1つは長州産業の太陽光発電システムをこれまで販売していた会社がわざわざオムロンブランドを提案しないこと。もう1つは長州産業の場合保証が5年延びて15年保証になることです。
田淵電機 蓄電池の相場価格
メーカー | 田淵電機 |
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製品 | ![]() |
型名 | EOD-LB40C-SY |
通称 | EIBS |
タイプ | ハイブリッド型 |
停電時利用 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 4.0kWh |
相場価格(税込) | 140.9万円 |
蓄電容量は4.0kWhと小さめですが、その分価格も割安です。
停電にも備えたいが、出費は控えたい、という方に人気の蓄電池です。

田淵電機は2018年に経営不振に陥り、当時は存続が危ぶまれていました。
しかし、2019年10月、東証一部上場企業であるのダイヤモンド電機を主体とするダイヤモンドエレクトリックホールディングス入りしたことを受け、経営状態への心配がなくなりました。これにより、販売環境が急速に回復しています。
パナソニック 蓄電池の相場価格
メーカー | パナソニック |
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製品 | ![]() |
型名 | LJB1156 |
通称 | 創蓄連携システム |
タイプ | ハイブリッド型 |
停電時利用 | 特定負荷型 |
蓄電容量 | 5.6kWh |
相場価格(税込) | 160.5万円 |
パナソニックの創蓄連携システムはハイブリッド型蓄電池の代表格です。
パナソニック以外のハイブリッド型蓄電池を指して「創蓄連携」と言うことがありますが、正確には「創蓄連携」はパナソニックの製品の名称です。

パナソニックの創蓄連携システムは、既に太陽光発電を設置していて蓄電池を後付けする場合よりも、新規に太陽光発電システムとセットで購入する場合の方が価格が安くなる傾向があります。
これは、太陽光発電とセットの場合には卸価格が安くするメーカーの戦略があるからです。
パナソニックは、2011年に買収した三洋電機製の太陽光発電OBを数多く抱えていますが、シャープのシャープ特約店や京セラの京セラFCのような直轄の販売店網を持っていません。
そのことが、パナソニックの視線が卒FITユーザーではなく、太陽光発電をこれから設置する方に向けられている理由の一つなのかもしれません。
家庭用蓄電池の補助金
家庭用蓄電池の補助金は大きく分けて、国のものと、地方自治体のものがあります。
「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」として、国は2019年度に蓄電池の補助金を用意していましたが、2020年度には支給はなくなる見込みです。
地方自治体からの補助金の有無は、各都道府県や市区町村によって異なりますが、2020年も数多くの地方自治体が補助金を支給すると思われます。
地方自治体によっては、契約する業者の所在地が該当の自治体に属していることを、補助金支給の条件としているケースもあります。
そのため、残念ながら、業者から補助金の存在を隠されて契約をしてしまうというケースもあります。
家庭用蓄電池を購入する際には、ご自身で補助金情報をチェックすることを忘れないようにしてください。

もし補助金有無の確認方法がわからなければ、ソーラーパートナーズまでご相談ください。調べて回答いたします。
家庭用蓄電池 これまでの価格推移と今後の価格予測
家庭用蓄電池 これまでの価格推移
経済産業省が「蓄電池戦略プロジェクトチーム」を立ち上げるほど、家庭用蓄電池のコスト低減に力を入れています。
しかし、実情として、ここ数年でさほど価格下落はありませんでした。
家庭用蓄電池が本格的に普及しだしたのは2018年頃からですが、少なくとも私たちソーラーパートナーズが、実際の販売価格を調査したデータでは、2018年度から2019年度にかけて、市場価格はまったくといっていいほど下落していないようです。
家庭用蓄電池 今後の価格予測
今までの傾向が続けば、「家庭用蓄電池の価格は今後も大幅に下がることはなさそう」となりますが、これからは少し状況が変わると予想できます。
2019年11月より、10年以上前に太陽光発電を設置した方の固定価格買取期間の終了、いわゆる「卒FIT」によって、今までの比にならないほど、急激に需要が増えているからです。
家庭用蓄電池の急速な普及に伴って、市場価格は安くなる可能性が高いと思います。
ただその一方で、家庭用蓄電池は、製造に必要なコバルトなどの希少資源の価格変動の影響を受けますし、「今後絶対に安くなる」と断言することはできません。

導入を待っていても安くなるとは限りません。家庭用蓄電池は「買いたいときが買い時」と考えるのがいいと思います。
家庭用蓄電池を安く買う方法
最後に家庭用蓄電池を安く買うために絶対に必要なことをお伝えします。
とにかく、家庭用蓄電池を購入するときに一番やってはいけないのは「1社からの提案を聞いただけで契約をしてしまうこと」です。これは絶対にNGです。
「太陽光発電を設置してくれた業者だから」といった理由ですぐに契約を決めてしまう方がいますが、非常に高額な契約を結んでしまうリスクがあるので、絶対にやめたほうがいいです。

価格だけでなく、提案できるメーカーも業者によって異なります。
複数の業者の見積もりを比較するのが家庭用蓄電池をお得に購入する一番のポイントです。
まとめ
この記事では家庭用蓄電池の価格について詳しく解説しました。
最初にも書きましたが、相場よりも高額な契約を結んでしまう方が多いので、慎重に判断するようにしてください。
ソーラーパートナーズでは蓄電池を取り扱う全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
専門のアドバイザーがご相談にのることも可能です。
「家庭用蓄電池をお得に買いたい」という方はお気軽にご依頼ください。
太陽光発電システムに関しての記事は下記記事を読んでみてください。