ダイヤゼブラ電機(田淵電機)蓄電池の相場価格・特徴を徹底解剖!
蓄電池のメーカー選びでお悩みではないでしょうか?
近年、家庭用蓄電池市場は拡大し続けており、様々なメーカーから何種類も商品が出ています。
蓄電池メーカーの特徴ごとの整理ができないと、自分に適した蓄電池を選ぶことができない状況になってしまっています。
そこで、今回は知る人ぞ知るダイヤゼブラ電機(田淵電機)の家庭用蓄電池EIBS7(アイビスセブン)に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池の相場価格
- ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池のシリーズ別の特徴
- ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池のよくある質問
- ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池の口コミ
- ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池をお得に買う方法
について解説します。
この記事を読むと、ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっていますのでぜひチェックしてみてください。
ダイヤゼブラ電機はどんな会社?
蓄電池を検討しなければ正直聞いたことがない会社だと思います。
元々は田淵電機という社名で、太陽光発電システムで発電した直流の電気を交流に切り替えることを主目的とするパワーコンディショナーの一大メーカーでした。
野立てという地面に設置するタイプの産業用太陽光発電の隆盛に乗り、大幅に売り上げを増やしましたが急速な市場の冷え込みも影響し、2年連続の赤字に陥ってしまいました。
ダイヤモンドホールディングス傘下のダイヤモンド電機の子会社化でこの経営不振を乗り越え、2021年には社名もダイヤゼブラ電機に変更し、ダイヤモンドホールディングスの3つの柱の一つであるエネルギーソリューション事業を担う中核企業となっています。
ダイヤゼブラ電機の蓄電池EIBS7(アイビス7)の人気は?
残念ながら現在の人気は当初の圧倒的な勢いから比べると寂しいものがあります。
2020年の発売当初はハイブリッド型蓄電池の全負荷タイプが市場になかった事から、全ての蓄電池販売店が飛びつき、当時シェア1位だったスマートスター(単機能型蓄電池の全負荷タイプ)からあっという間にシェア1位の座を奪い取りました。
翌2021年も飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、世界的な半導体不足の影響を受け生産が停滞し、その後も需要を満たすほどの生産まで復活することができず、納品目途が立たない事態に蓄電池販売店がしびれを切らし、遅ればせながら市場投入されてきた他メーカーのハイブリッド型蓄電池の全負荷タイプに販売を移したことにより、急激にシェアを落としてしまいました。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池EIBS7(アイビスセブン)
蓄電池は太陽光発電と同じく、パワーコンディショナーを必要とします。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)はそのパワーコンディショナーを1997年から製造しているパワコンメーカーの老舗です。
ブランド名として「EneTelus(エネテラス)」を使用していますが、蓄電池はEneTelus Intelligent Battery Systemの頭文字をとって「EIBS(アイビス)」としており、こちらの方が知名度は高いと思います。
現在のラインナップは、7.04kWhのEIBS7(アイビスセブン)とEIBS7(アイビスセブン)を二つ繋げた14.08kWhの2種類があります。
このEIBS7(アイビスセブン)が市場にニーズをとらえ一気にシェアナンバーワンを獲得しました。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 2024年蓄電池の相場価格
それでは、ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池の相場価格を見ていきましょう。
シリーズ名 | 蓄電容量 | 相場価格 |
---|---|---|
EIBS7(アイビスセブン) | 7.04kWh | 170万円 |
EIBS7(アイビスセブン)×2 | 14.08kWh | 254.2万円 |
EIBS7(アイビスセブン)は、価格にムラがなく、一定の優良企業であれば割とどこから購入しても相場通りの価格で提案をいただくことが多いです。
他メーカーの相場価格は以下の記事に掲載しています。
ダイヤゼブラ電機 蓄電池「EIBS7(アイビスセブン)」の特徴
「EIBS7」の特徴1.
12,000サイクルのハイブリッドタイプの全負荷型蓄電池
「EIBS7(アイビスセブン)」は、ハイブリッド型蓄電池かつ全負荷型と特定負荷型から選択可能な蓄電池です。
それだけでも、現在人気の蓄電池の要素を十分備えているのですが、寿命が長いという点も優秀な商品となっています。
蓄電池における寿命は、保証やサイクル数から導くことができるので、どのメーカーもサイクル数が多い蓄電池を作れるよう開発を続けています。
「EIBS7(アイビスセブン)」は、サイクル数を12,000回※まで耐えられるよう設計した高寿命な蓄電池となっています。
※:1サイクルは0%の蓄電池を100%まで充電し、再び0%になるまで放電するサイクルを指します。
「EIBS7」の特徴2.
停電時に5500Wの大出力、大容量
停電時にどれだけの電気を同時に使用できるかどうかは、パワーコンディショナーの性能に左右されます。
パワコンによっては3,000Wや4,000Wなどもありますが、EIBS7は5,500Wと非常に大きいのが特徴です。
これは同時に利用できる電化製品が多いという事をあらわしています。
全負荷型は通常の特定負荷型と違い200V電源も含めて家中のすべての電源が通常通りに使えることが特徴ですが、同時に使える電力が限られている場合は結局のところ特定負荷型のように限定した利用しかできません。
ただこれだけの大出力を使ってしまうとすぐに充電していた蓄電池を使い切ってしまいますので、それに見合った蓄電容量が必要になります。
それに対しても蓄電池ユニットを2つ繋げて14.08kWhとすることも可能になっています。
住宅用蓄電ハイブリットシステム”EIBS7(アイビスセブン)”新発売 | TABICHI ELECTARIC
「EIBS7」の特徴3.
パワーコンディショナーのバリエーションが豊富
システム名 | 住宅用蓄電ハイブリッドシステム(EIBS7) | ||
---|---|---|---|
品名 | パワーコンディショナー | ||
定格出力/定格容量*6 | 5.5kW | 8.0kW | 9.9kW |
品番 | EHF-S55MP3B | EHF-S80MP4B | EHF-S99MPSB |
住宅用蓄電ハイブリットシステム”EIBS7(アイビスセブン)”新発売 | TABICHI ELECTARIC
パワーコンディショナーとしては、5.5kWh(3回路)、8.0kWh(4回路)、9.9kWh(5回路)の3機種を同一のサイズでラインアップし、バリエーションがかなり豊富です。
これによって、パワーコンディショナーを複数台組み合わせて使用する場合のシステム設計の自由度を高めるとともに、デザインの統一性を図ることができます。
「EIBS7」の特徴4.
スマートモード(1日2回充放電)
スマートモードと名付けられた1日2回充放電ができることが、一気に人気ナンバー1にまで押し上げた最後の要因です。卒FITでかつオール電化などで深夜電力が安い場合、深夜電力の充電、朝に放電、太陽光発電の電気を充電、夜に放電と2回お得なポイントを作ることができます。
現在は、他のメーカーも企業努力で1日2回の充放電はできるようになりましたが、当時はとても革新的な機能でした。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池のよくある質問
おっしゃる通りで、ダイヤゼブラ電機(田淵電機)は2018年に経営不振に陥りました。
ただその後、東証一部上場のダイヤモンドエレクトリックホールディングスが支援スポンサーに名乗りを上げ、2019年10月に正式に100%完全子会社となりました。
ダイヤモンドエレクトリックホールディングスは自動車用点火コイルのシェアで世界3位の企業で、住宅向け電子機器の製造も行っており非常に経営が安定しています。
2021年10月にはダイヤゼブラ電機株式会社に名称変更されました。
蓄電池というのは、もっとも簡略化すればパワーコンディショナーと蓄電池ユニットの2つで構成されています。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)はその一番肝となるパワーコンディショナーのトップメーカーですので、むしろダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池には安心感があります。
太陽光メーカーに縛られず、様々な太陽光発電システムと接続できる点も良い点だと思います。
ダイヤゼブラ電機(田淵電機) 蓄電池の口コミ
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。
- 「田淵の蓄電池は安い電気をより家で有効的に使用することができるので、非常に魅力的。
しかもそれでハイブリットだからパワコン交換も同時にできてお得だと思う」 - 「蓄電池って高いけど、そのなかで田淵の蓄電池は価格は手が出しやすかった」
- 「うちは太陽光の容量が小さいから夜間電気も含めて運用を考えないと電気代を抑えにくいけども、田淵は両方使用できるから、家にぴったりだった」
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池をお得に買う方法
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)は、他の蓄電池メーカー(パナソニック、シャープ、京セラ、長州産業など)と違って、太陽光発電のメーカーではありません。
パナソニックならば、これまでパナソニックの太陽光発電をたくさん販売、設置してきた会社が、シャープならシャープ特約店が、京セラなら京セラFC店に仕入れのアドバンテージがありますが、ダイヤゼブラ電機(田淵電機)にはそれはありません。
しかし、実はダイヤゼブラ電機がEIBS7(アイビスセブン)をOEMで供給しているメーカーがあります。
それが長州産業です。
そのため、一番お得にダイヤゼブラ電機の蓄電池を購入する方法は、長州産業の仕入れが得意な会社です。
まとめ
ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池の特徴はご理解いただけましたか。
ソーラーパートナーズでは、ダイヤゼブラ電機(田淵電機)の蓄電池の提案ができる全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
弊社には蓄電池専門のアドバイザーも常駐しており、またハイブリッド型蓄電池の施工実績が豊富な工事会社も多数加盟しております。
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