太陽光発電で電気代削減! コロナの影響で高騰する光熱費をカットする方法
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
コロナウィルスの流行によって在宅する機会が増え、「光熱費が高くならないか心配」と思っている人が増えています。
一部では、外出自粛要請によって電気代が54%増加している※との情報もあり、家計にとって大ダメージとなるおそれがあります。
また、コロナウィルスのことを除いても、再エネ賦課金の増加など、電気代は年々増加傾向にあり、早めに対策を打ちたいところですよね!
そこで、電気代削減の手段としておすすめなのが「太陽光発電」です。
太陽光発電がつくった電気をご家庭で使ったり、電気を売ることで、「電気代の収支をプラス」にすることだって可能です。
ただ、太陽光発電による電気代削減効果のしくみについては、少し勘違いしている人も多いので、この記事で分かりやすく解説してみたいと思います。
売電収入+電気代削減メリットで収支がプラスに
太陽光発電を導入すると、電気代を削減するだけにとどまらず、収支をプラスにすることも十分可能です。
一般的なケースで詳しく見てみましょう。
一般的な電気料金はおおよそ10,825円/月
統計局のデータによると、2019年度の一般的な家庭の電気料金は年間129,905円程度※。
一か月では10,825円/月です。
なんと10年間では約130万円の電気代を払っている計算になります。
電気使用量で考えると、だいたい420kWh/月程度を使用している計算となります。
※総務省統計局家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)より
太陽光発電による経済メリットはおおよそ11250円/月
一方、太陽光発電を導入することによる経済メリットがどれぐらいあるかというと、 一般的なケースでは一か月あたりおおよそ11,250円※お得になります。
一般的なご家庭の一か月の電気料金が10,825円でしたので、太陽光発電の導入によって、電気代の収支がプラス425円という計算になります!
なぜこんなにお得になるかというと、太陽光発電はつくった電気を自家消費するだけでなく、売電することもできるからです。
もちろん、太陽光発電には導入費用がかかることも忘れてはいけませんが、太陽光発電を導入すると電気代が削減できるだけではなく、売電によって 収支をプラスにすることだってできるのです!
※設置容量5kW、1kWあたりの年間発電量1200kWh、売電比率70%(自家消費率30%)、2020年度売電価格21円/kWh、買電価格26円で計算
オール電化を導入すれば光熱費0も目指せる
オール電化ならガス代0円
更に、オール電化を導入すれば、電気代だけでなく、光熱費0を目指すことも可能です。
なぜなら、オール電化を導入すると、ガス代が0円になるからです。
オール電化とは、給湯器、調理器、空調機などを全て電気機器にして、ガスを一切使わないようにすることを指します。
空調機については元々エアコンなどの電気機器を利用しているというケースが多いので、
実質的には電気給湯器のエコキュート、電気調理器のIHクッキングヒーターを導入することを指して「オール電化」と呼ぶことが多いです。
オール電化のご家庭ではガスを使うことがありませんので、当然ガス代が不要となります。
オール電化なら太陽光発電とも相性〇
また、オール電化の電気料金プランは太陽光発電との相性がばっちりです。
一般的なガス併用の住宅の場合、電気料金プランは「従量電灯」というしくみになっており、時間帯は一律で、電気使用量に応じて単価が変わる料金プランになっています。
~120kWh | 120kWh~300kWh | 300kWh~ |
---|---|---|
19.88円 | 26.48円 | 30.57円 |
一方、オール電化住宅の場合には、電気使用量ではなく、夜間が安く、日中が高い、時間帯によって単価が変わる料金プランとなります。
午前6時〜翌午前1時 | 午前1時〜午前6時 |
---|---|
25.80円 | 17.78円 |
太陽光発電があれば日中の時間帯の電気代を削減することができるので、結果的にオール電化住宅で単価が高い時間帯には電気を購入する必要がなくなり、とてもお得になるのです!
太陽光発電で再エネ賦課金も安くなる
もう一つ、忘れてはいけないのが、太陽光発電によって「再エネ賦課金」を安くすることができるという点です。
再エネ賦課金とは、カンタンに言うと、太陽光発電などの再生可能エネルギーを普及させるために必要な費用を、国民全員で負担するしくみです。
再エネ賦課金は電力会社から購入する電力使用量に応じて課金されます。
制度が始まった2012年は1kWhあたり0.22円だった再エネ賦課金は、年々金額が高くなり、2022年5月以降は電力使用量1kWhあたり3円45銭となっています。
標準的な家庭では毎年17,000円程度の再エネ賦課金を支払う計算となります。
これはかなりいたいですよね!
しかし、ご自宅に設置した太陽光発電が発電した電気を使うことで、電力会社から購入する電力使用量が減ると、この再エネ賦課金を削減することもできるのです!
※再生可能エネルギー発電促進賦課金とは|経済産業省資源エネルギー庁
太陽光発電を導入すると節電意識が向上する
ちなみに、太陽光発電を設置すると節電意識が高まると言われています。
なぜなら使わずに余った電気は売ることができるので、できるだけ多く電気を売れるように節電しようという意識が働くからです。
確かに、節電したら収入が入ると聞けば、頑張って電気のつけっぱなしを避けたりするようになるイメージがわきますよね!
一般的には、太陽光発電を設置すると、節電意識の向上によって電気使用量が1割ほど少なくなると言われています。
太陽光発電を導入した際には、是非ご家族で節電にも取り組んでみてください。
HEMSによる電気使用量の見える化も有効
太陽光発電と同時に導入されることが多い製品にHEMSがありますが、このHEMSがあると節電意識をより一層高めることができます。
HEMSとは、太陽光発電が発電した電気や、冷蔵庫や電子レンジなどの各電化製品の電力使用状況を見える化することができる装置です。
電力使用状況が「見える化」されると自然と節電意識が高まるため、結果的に電気使用量が減ると言われています。
また、HEMSは電力使用状況を「見える化」するだけでなく、家庭内のエネルギー使用が最適となるように、各機器を自動的に制御するという機能もあります。
政府もHEMSの導入を勧めており、2030年には集合住宅を含む全世帯にHEMSを導入することを目標としています。
電気代の請求自体が0円になるわけではないので注意
ちなみに、「太陽光発電を設置すると電気代の請求がこなくなるんですよね?」といったご質問をいただくことが多いですが、 太陽光発電を設置しても「電気代の請求は来る」が正解です。
なぜなら、太陽光発電が発電するのは日中だけで、夜間の発電していない時間帯には、電力会社から電気を購入する必要があるからです。
中には、「太陽光発電を導入すると電気代の請求が0円になりますよ!」といっている業者さんもいるようですが、 正確には「日中の電気代削減効果と売電収入によって、『実質的に』電気代が0円、もしくは収支がプラスになる」というのが正しいです。 少しややこしいですが、ここは勘違いしないようにしてください。
蓄電池を導入すれば、夜間の自家消費もできる
夜間や天気の悪いときにも太陽光発電でつくった電気を自家消費したい!とお考えであればおすすめなのが蓄電池のセット導入です。
蓄電池があれば日中に発電した太陽光発電の電気を蓄電池に貯めて、夜間や天気の悪いときに使うことが可能です。
太陽光発電は年々売電価格が安くなっており(その分設置費用も安くなっています)、2020年度以降は太陽光発電の電気は売電するよりも自家消費した方がお得です。
また、蓄電池は、電気を自家消費する経済メリットだけではなく、貯めておいた電気を停電時に使えるという安心面のメリットもあります。
これから太陽光発電の導入を考えている方は蓄電池のセット導入も検討してみるのがおすすめです。
電気代を下げるその他の方法
おまけとして、太陽光発電や、太陽光発電関連製品を導入しなくてもできる電気代削減方法をいくつかご紹介します。
料金プラン変更
電気契約のプランを変更するのも有効です。オール電化にしなくても、深夜料金が安い電気契約のプランはあります。
深夜料金が安いプランは代わりに昼間の電気料金が高くなりますが、太陽光発電を導入する方はその高い時間帯の電気をほぼ買わなくて済むようになりますので有効です。
契約アンペア数の変更
また、契約しているアンペア数を見直すことで基本使用料を下げることが可能です。
例えばよくあるのが、家族の人数が減って電気使用量が減っているにも関わらず、ずっと同じアンペア数の契約を続けているというケースです。
一度に多くの電気を使うことがほとんどないのであれば、契約アンペア数を少なくすることで、基本使用量を下げましょう。
家電製品を新しくする
電気料金を減らすのに有効なのが、家電を新しくすることです。
昔の機種と比べて、最新の家電は遥かに省エネになっていますので、あまりにも古い機種を使っている場合には買い替えを検討するのもおすすめです。
もしも、太陽光発電を導入するときにHEMSもセットで導入していれば、各家電ごとの電気使用量がどれぐらいか確認することができますので、是非チェックしてみてください。
家電製品の使い方の工夫
今ある家電の使い方を工夫するだけでも電気代を下げることが可能です。
例えば、有効なのはエアコンの小まめなオンオフをやめることです。
エアコンはとにかく電源を入れてから1時間位が圧倒的に電気を消費します。
しかし設定温度になった後の電気使用量はかなり抑えられているため、その状態はつけっぱなしにしておいた方がトータルの電気代は下がります。
またエコキュートの場合(ガス給湯器も同じです)、追い炊きをするのではなく高温足し湯や、新たにお湯の入れ直しをした方が電気代はかかりません。
水がもったいないからといって、冷めてしまったお湯を追い炊きするのであれば、洗濯などに再利用し、お湯は新たに入れ直した方が経済的です。
まとめ
太陽光発電によって、どのように電気代が下がるかわかりましたでしょうか?
太陽光発電は一度設置してしまえば30年程度使えると言われており、その間ずっと電気代を下げることが可能です。
毎月の電気代が1万円だとすると、10年で120万円、30年では360万円の電気代がかかりますので、太陽光発電を導入して電気代を下げることは非常に経済的にお得です!
ソーラーパートナーズでは全国の優良太陽光業者の紹介をしています。
「電気代削減のために太陽光発電を検討してみようかな」とお考えであれば、是非お気軽にご依頼ください。