太陽光発電の足場の設置は絶対に必要なのか?
富山県の太陽光発電の設置業者様から「太陽光発電の設置には足場が必要であるということをもっと訴えてほしい」との提案をいただきました。
詳しく聞くと、近年設置工事時に発生している落下による死亡事故等を受け、地方管轄の労働基準監督署から「太陽光発電協会」や、「J-PEC」へ、「労働安全衛生規則遵守」に対する注意喚起が何年も前からされており、業界を挙げて考えなければならない事ではないかというものでした。
実際現状は、足場の設置義務はやはりありません。
そうすると足場を設置する会社とそうでない会社では、やはり見積金額に差が出ます。
- 少しでもお客様に魅力的な金額を提案するために足場設置をしない会社
- より安全な工事、効率的な工事をしようと足場を設置を義務としている会社
と、
今の所はどちらも正しいと思います。
それゆえにこの議論は平行線しかありません。
現在太陽光発電の設置を検討されている方々は、このような状況である事を認識した上でご自身で選択される事を希望します。
繰り返しになりますがどちらが良いという事はありません。
足場を設置した方が安全ですが、金額は上がります。
足場を設置しない方が安いのですが、ご自宅敷地内での事故リスクは高まります。
メーカー主導で話し合いがなされ、この勾配、この屋根材ならば足場設置がいる、いらないというような規定を作って頂く事を期待します。