【2026年】太陽光発電のメリットデメリットを専門家が解説。太陽光パネルは高い費用を掛けて本当に得になる?問題点は?
結論:太陽光発電の大きなメリットは、自宅で発電した電気を使うことで電気代を削減でき、余った電気を売電できることです。
また、停電時の電源として活用できるメリットもあります。
一方で、設置費用がかかることや、発電量が天候に左右されること、設置後にメンテナンスや機器交換が必要になることなどのデメリットもあります。
「電気代が安くなるのは分かるけれど、高い費用をかけて本当に得になるの?」
太陽光発電を検討するとき、最も気になるのはこの点ではないでしょうか。
本記事では、太陽光発電に10年以上関わってきた太陽光発電の専門家として、
太陽光発電のメリット・デメリットを以下の6つのジャンルに分けて分かりやすく解説します。
近年では太陽光発電の普及のために各自治体が太陽光発電・蓄電池の補助金を交付しています。これらを活用すれば、初期費用の高さという太陽光発電の大きなデメリットを抑えられます。
今すぐ「自宅の場合はいくらで設置できるのか知りたい」という方は、
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1.費用・収支のメリット・デメリット
太陽光発電の経済性を考えるときは、「電気代の削減」「売電収入」「導入費用」「維持費」をまとめて考えることが大切です。
売電収入だけを見ると、自宅で使った電気の価値を見落とします。
反対に、電気代の削減額だけを見ると、設置費用や将来の交換費用を十分に考慮できません。
メリット1.
電気代を削減できる

太陽光発電の代表的なメリットが、電気代を削減できることです。
太陽光パネルで発電した電気は、まず家庭内で使用できます。
昼間にエアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機などで使った電気を太陽光発電でまかなえば、その分だけ電力会社から購入する電気を減らせます。
このように、太陽光発電でつくった電気を自宅で使うことを「自家消費」といいます。
近年は電気料金が高くなっているため、
「発電した電気を高く売る」だけではなく、「高い電気を買わなくて済む」という価値も重要になっています。
例えば1kWhあたりの電気を買うのに2026年現在では30円以上掛かりますが、自家発電していればそれが掛からなくなるのです。
また、電力会社から購入する電力量が減れば、電気使用量に応じて請求される再エネ賦課金の負担も減ります。
再エネ賦課金の削減は「電気代削減」の一部
電気代の一部として支払いの負担のある再エネ賦課金も購入電力量に応じて発生するため、自家消費が増えれば負担が減ります。
メリット2.
余った電気を売って売電収入を得られる

太陽光発電でつくった電気のうち、自宅で使い切れなかった分は売電できます。
住宅用太陽光発電では、「自家消費による電気代削減」と「余剰電力の売電」の2つから経済メリットを得られます。
2026年度の住宅用太陽光発電の売電価格
| 売電開始後の期間 | 売電価格 |
|---|---|
| 1~4年目 | 24円/kWh |
| 5~10年目 | 8.3円/kWh |
ここで注意したいのは、10年間ずっと24円/kWhで売れるわけではないということです。
2025年度下半期から導入された初期投資支援スキームでは、導入初期の売電価格を高くする一方、後半の売電価格を低くする仕組みになっています。
これからの太陽光発電は「売電だけ」で考えないことが重要です。
例えば電力会社から買う電気が35円/kWhなら、
発電した1kWhを自宅で使うことで約35円分の購入を減らせます。
一方、売電価格は1~4年目24円/kWh、5~10年目8.3円/kWhです。
そのため、家庭によっては余った電気を売るだけでなく、昼間に電気を使うことで自家消費率を高めることも重要になります。
メリットと注意点:長期間にわたって経済効果を得られる
太陽光発電は、設置したその日に大きな利益が出る商品ではありません。
一方で、長期間発電を続けることで、電気代削減と売電収入を積み重ねていくことができます。
近年では各メーカーが30年の出力保証を設けることも珍しくなくなり、長期運用で利益をあげていくことが前提になっています。
なお、投資回収期間は、次の条件によって大きく変わります。
- 太陽光発電の設置価格
- 設置容量
- 屋根の方角・傾斜
- 地域の日射量
- 自家消費率
- 家庭の電気料金単価
- 売電価格
- 補助金
- ローン金利
- メンテナンス・機器交換費用
そのため、自宅の条件を反映したシミュレーションで判断すること
が重要です。
一般的には7,8年で回収できる計算となることが多く、東京都のような高額な補助金が出るエリアでは数年で回収できることも珍しくありません。
太陽光発電シミュレーション概要
| メーカー | kW数 | 価格 | 回収年数 | 20年目利益 |
|---|---|---|---|---|
| 長州産業(Bシリーズ) CIC (CS-340B81) |
6.12kW | 134.0万円 | 9.09年 | 106.7万円 |
| メーカー | kW数 | 価格 |
|---|---|---|
| 長州産業(Bシリーズ) CIC (CS-340B81) |
6.12kW | 134.0万円 |
| 回収年数 | 20年目利益 | |
| 9.09年 | 106.7万円 | |
| 電気代削減(年間) | 売電収入(年間) | 導入メリット(年間) |
|---|---|---|
| 74,304円 | 78,759円 | 153,063円 |
収支シミュレーション(万円)
設置費用がどのように回収されるかを示したグラフです。
| 年数 | 費用 | 導入メリット | メリット(累計) | |
|---|---|---|---|---|
| 0年目 | 134.0万円(設置費用) | 0.0万円 | 0.0万円 | |
| 1年目 | - | 15.3万円 | 15.3万円 | |
| 2年目 | - | 15.3万円 | 30.6万円 | |
| 3年目 | - | 15.2万円 | 45.8万円 | |
| 4年目 | 2万円(点検費用) | 15.2万円 | 59.0万円 | |
| 5年目 | - | 15.2万円 | 74.2万円 | |
| 6年目 | - | 15.2万円 | 89.4万円 | |
| 7年目 | - | 15.1万円 | 104.5万円 | |
| 8年目 | 2万円(点検費用) | 15.1万円 | 117.6万円 | |
| 9年目 | - | 15.1万円 | 132.7万円 | |
| 10年目 | (設置費用の回収完了) | 15.0万円 | 147.7万円 | |
| 11年目 | - | 12.0万円 | 159.7万円 | |
| 12年目 | 2万円(点検費用) | 12.0万円 | 169.7万円 | |
| 13年目 | - | 11.9万円 | 181.6万円 | |
| 14年目 | - | 11.9万円 | 193.6万円 | |
| 15年目 | - | 11.9万円 | 205.5万円 | |
| 16年目 | 2万円(点検費用) | 11.9万円 | 215.4万円 | |
| 17年目 | 20万円(パワコン交換) | 11.9万円 | 207.2万円 | |
| 18年目 | - | 11.9万円 | 219.1万円 | |
| 19年目 | - | 11.8万円 | 230.9万円 | |
| 20年目 | 2万円(点検費用) | 11.8万円 | 240.8万円 | |
| … | (20年目以降もメリットは出続けます) | |||
・回収年数=設置費用÷導入メリット
・売電価格: 15.0円/kWh(2025年度中に設置の場合)
・11年目以降の売電価格: 9.0円/kWhと仮定。
・買電価格: 36.0円/kWhを仮定(一般的な家庭の買電価格)
・4年ごとに訪問点検費用2万円を計上
・17年目にパワコン交換費用 20万円を計上(20万円/台×1台)
・毎年0.27%ずつ発電量が劣化していくと仮定。
・日射量データは指定地域に最も近い観測地点「愛知県名古屋」のデータを使用。
正確な発電量シミュレーションが必要でしたら見積り依頼をしてください。
メリット:補助金を使える場合がある
自治体によっては、住宅用太陽光発電や蓄電池、V2Hなどを対象とした補助金が用意されています。
補助金を活用できれば、太陽光発電の大きなデメリットである初期費用を抑えることができます。
例えば2026年時点では国のDR補助金で蓄電池に最大60万円(2026年度分は5月29日に予算到達で公募終了済み)、東京都の太陽光発電・蓄電池補助金で最大300万円以上など。
ただし、補助金の金額や条件は地域によって異なります。
また、年度途中でも予算上限に達すると受付が終了する場合があります。
特に注意したいのが、申請のタイミングです。
自治体によっては、
契約や着工をしてからでは補助対象にならない場合があります。
太陽光発電の補助金を利用する場合には、補助金申請に手慣れた業者に依頼する法が良いでしょう。
デメリット:設置費用が高い

太陽光発電の大きなデメリットの一つが、初期費用です。
太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナー、架台、配線、施工費などが必要になるため、ほとんどのケースで100万円以上の設置費用が掛かります。
近年では自家消費率を上げるために蓄電池をセットで導入するケースが8割以上あり、その場合には200~300万円台を超える設置費用が掛かります。
| 設置容量 | 設置費用 | 1kWあたりの価格 |
|---|---|---|
| 5.00kW | 142.0万円 | 28.4万円/kW |
太陽光発電の導入費用は年々安くなっています。それでも100万円を切ることはまだほとんどなく、車を1台買えるほどの金額で推移しています。
設置するパネル容量を減らせば安くはなりますが、それではメリットが小さくなり本末転倒です。
住宅用太陽光発電は投資の観点で見ると未回収リスクが低く、安定して利益を得ることのできる珍しい商材です。
だからこそ「値段が高いので、太陽光発電を設置しない」という判断はもったいないと言えます。
初期費用は掛かるものの、それは数年すると戻ってくる初期投資であり、基本的にはそれ以上の利益を得られるのですが、やはり投資初心者の方からすると怖いという感情はわかります。
このような意味で高額な商品であるということは、やはり太陽光発電システムのデメリットであると私は思います。
初期費用の負担を抑える主な方法
- 自治体の補助金を利用する
- 複数メーカーを比較する
- 複数の施工会社から見積りを取る
- ソーラーローンを利用する
- PPA・0円ソーラーを比較する
ソーラーローンを使えば、まとまった現金を一度に支払わずに設置できます。
また、PPAなどの「初期費用0円」のサービスもありますが、
それらは初期費用の負担が少なくなる代わりに発電後のメリットが小さくなる取り組みです。長期的に見ると自分で設置した方がお得になるので、0円だからと言って飛びつくことはおすすめできません。
「0円」「実質負担なし」という言葉だけで判断しない
導入時の支払いが少ないことと、長期的な総支払額が安いことは同じではありません。
購入、ローン、PPAそれぞれの総支払額を比較しましょう。
デメリット:設置前に実際の発電量を試すことができない
太陽光発電の最大の弱点は、事前に試すということができないことだと思います。
車の購入を検討する時なら一度は試乗しますよね。購入する前に試すことができれば、買ったあとに落胆することもないでしょう。
もちろんNEDOの発電シミュレーションで、細かい地点での角度別、方位別の日射量を元にした発電量を事前に確認することができます。
でもあくまで紙の上のこと、価格が高いとなればなおさら、このシミュレーションは本当なんでしょうかと疑いたくなるのもわかります。
そこで確認したいのが、回収年数だけではなく、シミュレーションの前提条件です。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 発電量 | 地域、屋根の方角、傾斜、周辺の影などが反映されているか |
| 自家消費量 | 実際の電気使用量や生活時間に合っているか |
| 電気料金 | 現在の電気料金単価を適切に設定しているか |
| 売電価格 | FIT期間中の売電単価の変化を反映しているか |
| 将来の支出 | 点検、パワコン交換、ローン金利などを考慮しているか |
私が直接説明する際は、
我が家の実際の発電量データと、設置前の発電シミュレーションを比較してお見せしています。

予想発電量と実際の発電量(2019年・2020年)の比較
もちろん、これは一つの住宅の実績ですので、すべての住宅で同じ結果になるわけではありません。
大切なのは、
自宅の屋根条件を反映した無理のないシミュレーションになっているか
を確認することです。
注意点:確定申告や固定資産税が関係する場合がある
太陽光発電が所得税、固定資産税の対象となるケースがあります。
まず、所得税ですが、太陽光発電は売電によって収入を得られるため、その分が雑所得として課税対象となることがあります。
給与所得者の場合、雑所得が年間20万円を上回ると確定申告が必要となります。
固定資産税に関しては屋根上に置くタイプの一般的な太陽光発電は課税対象外ですが、屋根材一体型という太陽光発電パネルが屋根材の役割も果たしているタイプの設置形態の場合には課税対象となります。
実際には課税対象となることはほとんどない
10kW未満の住宅用太陽光発電の場合、太陽光発電が課税対象となることはほとんどありません。
まず所得税に関しては、住宅用の規模で課税対象となる20万円以上の売電による所得を得ることは不可能に近いです。
なぜなら、10kW未満の太陽光発電は、ご家庭で使用して余った分だけが売電できる「余剰買取制度」である上、
雑所得からは太陽光発電の導入に必要になった費用が経費として計上できるからです。
ちなみに、太陽光発電の法定耐用年数は17年ですので、総費用÷17年が費用として計上されます。
固定資産税に関しては、課税対象となる屋根材一体型のパネル自体が珍しく、主流は屋根置き型と呼ばれる、課税対象外の設置形態です。
一部例外はありますが、住宅用太陽光発電を導入する際には税金のことは気にしないで問題ありません。
2.発電・電気の使い方のメリット・デメリット
太陽光発電は、自宅で電気をつくれる設備です。
ただし、いつでも同じ量の電気をつくれるわけではありません。「いつ発電するのか」「その電気をいつ使うのか」を理解することが重要です。
メリット:停電時にも電気を使える

太陽光発電システムはパワーコンディショナ―の自立運転機能を使うことによって停電時にも電気を使うことができます。
災害などによって電力会社からの電気が止まった場合でも、
太陽光発電が発電していれば、対応する自立運転コンセントなどから電気を使うことができます。
2018年9月6日に発生した平成30年北海道胆振東部地震に伴う大停電の際には、太陽光発電を設置している方の約9割が自立運転機能を使ったとのアンケート結果が得られています。
また、太陽光発電の自立運転機能を使った方からは以下のような声がありました。
自立運転機能を使って良かったこと
- 冷蔵庫+洗濯機+スマホ4台+テレビが同時充電出来た。
- 冷蔵庫、携帯の充電、自宅電話、水洗トイレが使用できて良かった
- 冷蔵庫の中の物を腐らせることなく、その後の食料不足(店が営業してない)を気にせず過ごせた。
- 自分たちだけでなく、両隣の人にも電力を供給できた。
経済メリットだけではなく災害時の対策としても太陽光は役に立つことが実証されました。
ただし、停電中に家中の電気を普段どおり使えるとは限りません。
太陽光発電単体の場合、自立運転時に使える電力には上限があります。
また、曇天時など発電量が少なければ、実際に使える電力も少なくなります。
停電対策を重視する方は、どのコンセントが使えるのか、自立運転への切り替え方法も事前に確認しておきましょう。
メリット:エコキュートやIHと相性が良い

太陽光発電でつくった電気は、給湯や調理にも利用できます。
特に近年は、太陽光発電が発電している昼間にエコキュートでお湯を沸かすことで、
発電した電気を自宅で効率よく使う方法が注目されています。
売電価格よりも購入する電気の単価が高い場合、
余った電気を売るより、自宅で使った方が経済的なメリットが大きくなる
ことがあります。
太陽光発電を設置しても、必ずオール電化にする必要はない
太陽光発電とオール電化は相性が良いですが、
「太陽光発電を導入するならオール電化にしなければならない」わけではありません。
ガスを使い続けながら、太陽光発電だけを導入することも可能です。
オール電化への切り替え費用が大きい場合や、現在のガス料金が安い場合には、
太陽光発電単体の方が経済合理性が高いケースもあります。
太陽光発電、エコキュート、IHをまとめて提案された場合も、
それぞれの設備を導入した場合としなかった場合の費用・効果を分けて比較
しましょう。
メリット:蓄電池と組み合わせると自家消費できる時間が増える

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、
昼間に発電した電気を蓄電池に貯めて、夕方や夜間に利用できます。
太陽光発電単体では夜間に発電できませんが、
蓄電池があれば昼間につくった電気を時間をずらして利用できます。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせる主なメリット
- 昼間の余剰電力を夜に使える
- 自家消費率を高めやすい
- 停電時に使える電気を確保しやすい
- 卒FIT後の余剰電力を自宅で活用しやすい
「太陽光発電と蓄電池は必ずセットで設置した方がいい」
と説明されることがありますが、必ずしもそうではありません。
蓄電池を追加すれば利用できる電気の幅は広がりますが、その分だけ導入費用も高くなります。
初期費用を抑えたい場合には、太陽光発電だけを先に設置する選択肢もあります。
太陽光発電単体と蓄電池セットの両方の見積りを比較して、
自宅にとってどちらが適しているか判断しましょう。
デメリット:発電量が天候や季節に左右される

太陽光発電は日射量に応じて発電量が決まりますので、天候が悪いときには発電量が著しく落ちてしまいます。
また、晴れた日が続いていても冬場は日照時間が短いため、他の季節に比べると発電量が少なくなります。
とはいえ、一年中悪い天候が続くということはありえませんし、年間を通してみれば日射量は大体均されます。
「雨の日ばかり続いたらどうすの?」ということを聞かれることがありますが、太陽光発電の導入メリットは年単位で考えれば非常に安定したものとなります。
この点については心配いりません。
また降雪地域にお住まいの方は、日射量の確保についてご心配の方も多いかと思います。製品によっては融雪機能を持っている太陽光パネルもあるため、まずは一度見積りを取り、シミュレーションを依頼してみることをオススメします。
太陽光発電メーカーの中には曇りの日でも発電量が多いことを推しているメーカーはあります。
また、ご検討者様でも「曇りの日に発電量が多いメーカーを選びたい」と考えている方は多いです。
しかし、曇りの日の発電量だけを見てメーカー選ぶのはあまり良い選び方ではないと思います。
なぜなら重要なのは年間発電量だからです。
_発電量は年単位で考えると覚えておいてください。_
注意点:出力制御が行われる可能性がある

出力制御とは、電力の供給量が需要を大きく上回る場合などに、
発電設備の出力を抑える仕組みです。
出力制御が行われれば、その時間帯に売電できる電力量が減る可能性があります。
ただし、大規模な太陽光発電所の出力制御の話を、
そのまま一般家庭の屋根に設置する10kW未満の太陽光発電に当てはめる必要はありません。
住宅用太陽光発電を検討している場合は、
自宅の設備規模と地域のルールに照らして確認
しましょう。
3.住宅・設置のメリット・デメリット
太陽光発電は、同じメーカー・同じ容量であっても、
どの住宅でも同じように設置できるわけではありません。
屋根の大きさや方角、建物の状態、周囲の建物などによって、適切な設計は変わります。
メリット:ZEHなど住宅の省エネ化につながる

太陽光発電は、住宅の省エネ化を進めるうえでも重要な設備です。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、
高い断熱性能や省エネ設備、再生可能エネルギーなどを組み合わせ、
年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指す住宅です。
太陽光発電は、自宅で再生可能エネルギーをつくるための代表的な設備として利用されています。
ただし、
太陽光発電を設置しただけで自動的にZEHになるわけではありません。
新築でZEHを検討している場合は、
断熱性能、給湯、空調なども含めて住宅全体で考える必要があります。
デメリット:太陽光発電の設置に向いていない家もある

すべての住宅が太陽光発電に向いているわけではありません。
屋根が小さい、周囲の建物によって影ができる、設置できる屋根面が限られるといった条件では、
十分な発電量を確保できない場合があります。
また、積雪地域や海沿いの地域などでは、それぞれの環境に適した製品や施工方法を選ぶ必要があります。
「南向きだから絶対に向いている」
「北向きだから絶対に設置できない」
という単純な判断ではなく、
実際にどれだけパネルを載せられ、年間でどれくらい発電するのか
を確認しましょう。
デメリット:屋根に太陽光パネルの重量が加わる

太陽光パネルを屋根に設置すれば、その分だけ建物に重量が加わります。
メーカーによっても異なりますが標準的な太陽光発電のパネルは1枚あたりだいたい15kg程度です。
住宅の屋根だと20枚程度になることが多いですが、その場合には屋根全体に300kg程度の負荷がかかることになります。
とはいえ、太陽光発電の荷重は一点に集中するわけではありません。
元々構造上不安があるような住宅でなければ、太陽光発電パネルの重さが建物の耐久性に悪影響を与えるということは考えにくいです。
(ちなみに太陽光発電パネルは瓦のおよそ三分の一程度の重さしかありません。)
実際に、住宅リフォームをする際には建築確認といってその家をリフォームして大丈夫かどうかを判断する必要があるのですが、太陽光パネルの設置についてはその建築確認も国が不要と決めています。
デメリット:施工不良によって雨漏りなどが起きる可能性がある

太陽光発電は屋根に取り付ける設備だからこそ、施工品質が重要です。
不適切な工事を行えば、
雨漏りや電気系統のトラブル
につながる可能性があります。
また、メーカーが定める施工基準から外れた工事を行った場合、
メーカー保証の対象外になる可能性もあります。
契約前に確認したいポイント
- 自宅と同じ屋根材への施工経験があるか
- どのような工法で設置するか
- 実際に施工する会社はどこか
- 工事中に問題が起きた場合、誰が対応するか
- 施工後に雨漏りなどが起きた場合の保証はあるか
価格だけではなく、
自宅の屋根に適した工事をできる業者か
を比較しましょう。
デメリット:反射光が近隣住宅に影響する可能性がある

太陽光パネルに反射した光が近隣住宅の窓などに入り、
「まぶしい」といったトラブルにつながる可能性があります。
太陽光発電パネルから反射する光が「暑い」「まぶしい」という理由で近隣トラブルに発展する事例が起きています。
反射光トラブルが発生するケースは限られていて、ほとんどが屋根の北面に設置をした場合です。
なぜ、北面に設置をすると反射光トラブルのリスクがあるのかというと、南方向から太陽光が差し込んだときに斜め下方向に光が反射してしまうからです。
北面設置は反射光のリスクがあるだけでなく、発電量の面でも他の方角に劣りますので、基本的には東・西・南面への設置にしましょう。
設置容量を増やすためにどうしても北面に設置をしたいということであれば、周辺環境を良く確認するようにしましょう。
メリット:屋根への日射を遮る効果も期待できる

太陽光発電を設置すると、夏にパネル直下の部屋が夏は涼しくなることがわかっています。
夏に涼しくなるのは太陽光発電パネルによって夏の強い日差しが遮られることが理由です。
株式会社ポラス暮らし科学研究所の実験によると、太陽光発電を設置することで野地板裏面温度が10.92度低くなるというデータがでています。
実際に設置した方の話を聞くと、室温では2度~5度程度下がるようです。
太陽光発電を設置すると冬は暖かくなる
ここで、鋭い方は「太陽光発電パネルが日差しを遮ることが夏に涼しくなる理由なら、冬は太陽光発電を設置することでもっと寒くなるのでは」と思ったのではないでしょうか。
しかし、実際には太陽光発電パネルを設置すると、冬には直下の部屋は暖かくなることがわかっています。
これは太陽光発電パネルが放射冷却を抑制するからです。
といってもわかりにくいかもしれませんが、要は太陽光発電パネルが「お風呂の蓋」のような役割を果たすので、室内の暖かい空気を中にとどめておくことができるということです。
4.寿命・維持管理のメリット・デメリット
太陽光発電は長期間使える設備ですが、設置した後に一切費用がかからないわけではありません。
長く使う設備だからこそ、
点検、修理、機器交換、将来の屋根工事
まで考えておくことが重要です。
メリット:太陽光パネルは長期間使用できる

太陽光発電のメリットの一つが、太陽光パネルを長期間使用できることです。
太陽光パネルにはモーターなどの大きな可動部分がないため、
長期間にわたって発電を続けることができます。
一般的には、太陽光パネルの寿命は20~30年程度が一つの目安とされています。
また、現在は20年、25年、30年などの長期出力保証を用意しているメーカーもあります。
「寿命が長い」=「何もしなくても使える」ではありません。
太陽光パネルが長期間使えても、パワーコンディショナーなどの周辺機器は途中で交換が必要になる可能性があります。
デメリット:点検やパワーコンディショナーの交換が必要
太陽光発電はランニングコストがかからない「メンテナンスフリー」と言われることもありますが、経済産業省は、発電量の低下や機器類の故障がないかを確認するため、4年に一度の定期点検を推奨しています。
また、パワーコンディショナーは15年前後で交換する必要があるとされています。
太陽光発電を20年間設置して、経済産業省が推奨する通りに定期点検を行い、パワーコンディショナーを1度交換したとすると、約40万円のランニングコストがかかる計算となります。
基本的にはこれらの支出を加味した上で、メリットがあるのが太陽光発電です。
一方でこの点の説明が無かったり、シミュレーションに支出として記載がない場合には騙されている可能性もあるため注意が必要です。
メンテナンス費用をあらかじめ考えておく
売電収入や電気代削減によって得たメリットの一部を、
将来の点検・修理費用として確保しておく方法もあります。
また、将来蓄電池を導入する場合、
太陽光発電と蓄電池を1台で制御できるハイブリッド型パワーコンディショナーを選択できるケースもあります。
ただし、既存設備との適合性があるため、必ず施工会社に確認してください。
デメリット:屋根工事の際にパネルの脱着が必要になる場合がある
太陽光発電を設置する前に確認しておきたいのが、
今後の屋根のメンテナンス予定です。
太陽光パネルを設置した後に屋根の葺き替えや大規模な補修を行う場合、
工事内容によっては一度パネルを取り外し、屋根工事後に再設置する必要があります。
その場合、屋根工事の費用だけでなく、
太陽光パネルの脱着費用も発生します。
屋根のメンテナンス時期が近い場合は設置順序を確認
築年数が経過していて数年以内に屋根工事を予定している場合は、
太陽光発電を先に載せるのではなく、屋根工事と同じタイミングで設置した方が合理的なことがあります。
デメリット:将来の撤去・処分にも費用がかかる
太陽光発電は長期間使用でき、使用しなくなったとしてもそのまま設置しておくことはできますが、状況によっては撤去を検討する場合もあります。
撤去する際には、太陽光パネルを屋根から取り外す工事費だけではなく、
運搬や処分の費用も必要になります。
特に屋根上の太陽光発電は高所作業になりますので、
自分で取り外すのではなく、専門業者へ依頼してください。
5.業者・契約に関するデメリットと注意点
太陽光発電そのものに問題がなくても、
業者選びを間違えることで高額な契約や施工トラブルにつながることがあります。
太陽光発電は100万円を超えることもある高額な商品ですので、
「何を買うか」と同じくらい「誰から買うか」が重要
です。
デメリット:営業トークだけで判断すると高額な契約につながる

当社には、訪問販売などで高額な太陽光発電や蓄電池を契約してしまった方からの相談が寄せられます。
よくあるのが、次のような営業トークです。
- 「モニター価格なので今日だけ安い」
- 「この地域であと○棟だけ」
- 「工事代を無料にします」
- 「補助金を使えばほとんど負担がありません」
こうした説明がすべて問題というわけではありません。
ただし、重要なのは
「いくら値引きされたか」ではなく「最終的な価格が適正か」
です。
これまでに聞いた中で最もひどい事例だと、見積の内訳をうまくごまかされて、蓄電池やオール電化もセットで総額300万円以上も相場よりも高額なケースがありました。
太陽光発電はkW単価でも比較する
太陽光発電の価格を比較するときに参考になるのが「kW単価」です。
1kWあたりの価格 = 太陽光発電の総額 ÷ パネルの設置容量
例えば、太陽光発電5kWを150万円で設置する場合、
1kWあたりの価格は30万円/kWです。
比較するときは、蓄電池やエコキュートなど別の設備の費用が混ざっていないかも確認しましょう。
また、kW単価だけで施工会社を決めるのではなく、
工事内容や保証まで含めて比較することが大切です。
太陽光発電では、複数社の見積りを比較することが重要です。
相見積もりを取れば、価格差だけでなく、
設置容量、メーカー、パネル配置、保証、工事内容の違いも見えてきます。
| メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
|---|---|---|---|---|
|
パナソニック(MODULUS) Panasonic (VBM240FJ01N) |
20.0% | 6.48kW (27枚) | 170.4万円 | 26.3万円/kW |
|
シャープ(ブラックソーラー) SHARP (NQ-230BP) |
20.2% | 6.21kW (27枚) | 159.6万円 | 25.7万円/kW |
|
シャープ(単結晶タイプ) SHARP (NU-228AP) |
20.0% | 6.16kW (27枚) | 146.0万円 | 23.7万円/kW |
|
シャープ(大型タイプ) SHARP (NU-415PP) |
21.3% | 6.64kW (16枚) | 203.8万円 | 30.7万円/kW |
|
長州産業(Bシリーズ) CIC (CS-340B81) |
20.0% | 6.12kW (18枚) | 134.0万円 | 21.9万円/kW |
|
長州産業(Gシリーズ) CIC (CS-333G51) |
20.3% | 6.66kW (20枚) | 170.6万円 | 25.6万円/kW |
|
京セラ(エコノルーツ) Kyocera (KT370-120HL4) |
20.3% | 6.66kW (18枚) | 203.8万円 | 30.6万円/kW |
|
京セラ(ルーフレックス) Kyocera (KJ270P-5ETCG) |
18.6% | 6.75kW (25枚) | 208.6万円 | 30.9万円/kW |
|
Qセルズ(Q.ANTUM DUO) Q.cells (Q.PEAK DUO-G11) |
20.8% | 6.40kW (16枚) | 135.0万円 | 21.1万円/kW |
|
ネクストエナジー(高出力タイプ) Next Energy (NER120M340J-MB) |
20.2% | 6.12kW (18枚) | 130.4万円 | 21.3万円/kW |
|
カナディアンソーラー(HiKu6) Canadian Solar (CS6R-410MS ) |
21.0% | 6.56kW (16枚) | 143.0万円 | 21.8万円/kW |
|
XSOL(ハーフカット) XS●L (XLM120-380L) |
20.9% | 6.08kW (16枚) | 144.1万円 | 23.7万円/kW |
|
XSOL(単結晶マルチバスパー) XS●L (XLM60-325X) |
20.0% | 6.50kW (20枚) | 154.0万円 | 23.7万円/kW |
|
DMMソーラー(標準タイプ) DMM.makesolar (DMM6-60PH-370J) |
21.3% | 6.66kW (18枚) | 173.8万円 | 26.1万円/kW |
注意点:業者によって価格・提案内容・施工品質が異なる
同じ住宅に太陽光発電を設置する場合でも、
施工会社によって提案内容が大きく変わることがあります。
例えば、ある会社では5kWしか載らないと言われても、
別の会社では屋根に合うパネルを選ぶことで6kW以上載せられる場合があります。
太陽光パネルには、発電性能だけでなく、
サイズ、価格、保証、設置方法などさまざまな違いがあります。
基本的には発電性能が高いパネルほど価格も高くなる傾向がありますが、
屋根との相性が良ければ、変換効率が少し低いパネルでも設置容量を増やせる
ことがあります。
そのため、メーカー単体のスペックだけでなく、
自宅の屋根に実際に何kW設置できるか
を比較することが大切です。
注意点:販売会社と施工会社が異なる場合がある
太陽光発電では、契約した販売会社と実際に工事を行う会社が異なる場合があります。
下請け施工だから必ず工事品質が低いというわけではありませんが、
販売会社と施工会社が異なる場合には、次の点を確認しておきましょう。
- 実際に工事を行う会社はどこか
- 現地調査を誰が行うか
- 施工管理を誰が行うか
- 工事後の不具合について誰が対応するか
- 施工保証を誰が提供するか
ソーラーパートナーズでは、
倉庫や施工体制などを確認し、
自社施工であることを確認した施工会社のみ
を紹介しています。
「実際にどの会社が工事をするのか分からない」という不安を減らし、
価格だけでなく施工内容まで比較できるようにしています。
注意点:保証は「年数」だけではなく内容を確認する
太陽光発電では、メーカーや施工会社によってさまざまな保証があります。
「25年保証だから安心」と考えがちですが、
何を25年間保証しているのか
を確認することが重要です。
| 保証の種類 | 主に確認する内容 |
|---|---|
| 製品・機器保証 | パワコンなど機器の故障がどこまで対象になるか |
| 出力保証 | 一定年数後にパネルの出力が何%以上保証されるか |
| 施工保証 | 工事に起因する雨漏りなどを誰が保証するか |
パネルの出力保証が25年あっても、
パワーコンディショナーや施工について25年間保証されるとは限りません。
保証期間だけでなく、
保証対象・保証対象外となる条件
まで確認しておきましょう。
デメリット:施工会社が倒産する可能性がある

太陽光発電は20年、30年と使う設備です。
そのため、設置した会社が将来にわたって必ず存続しているとは限りません。
工事後に施工会社が倒産すれば、
点検や修理などのアフターフォローを依頼できなくなる可能性があります。
また、工事前に倒産すれば、
工事の継続や既に支払った代金について問題になる可能性もあります。
2020年1月に帝国データバンクが発表した内容によると、2006年から2019年までの間に、457社の太陽光発電関連業者が倒産しているとのことです。
もちろん、業者が倒産した場合にはその後のメンテナンスなどのアフタフォローを受けることができませんし、最悪のケースで工事前だった場合には頭金を持ち逃げされてしまうケースもあります。
このような事態は絶対に避けなければいけませんので業者選びは慎重に行う必要があります。
企業の倒産リスクを完璧に見抜くことは困難ですが、多くの倒産する企業に共通する傾向はあります。
倒産する業者によくみられる傾向
- 無償でかつ長期間のメンテナンスなどの無茶なサービスを提案する
- 過度に安い、または高い提案をする
- 契約を急かしてくる
このような「そのとき売れればいい」という営業方針の企業が数年後に倒産しているというケースが多いです。
また、帝国データバンクの調査では、業歴5~10年未満の会社が倒産しているケースが最も多いとの発表もありました。
一概に業歴の浅い会社は危ないと決めつけられるものではありませんが、若い会社の場合にはより一層慎重になったほうがいいでしょう。
ソーラーパートナーズでは、
加盟店の倒産などによって工事が完了しない場合に備える
「あんしん完了保証」を用意しています。
ただし、保証には申込み期限や審査、保証上限などの条件があります。
ご利用時は最新の保証条件をご確認ください。
6.環境面のメリットと注意点
メリット:CO2排出量の削減につながる

太陽光発電には、電気代削減や売電収入だけでなく、
再生可能エネルギーを自宅でつくれる
というメリットがあります。
太陽光発電は発電時に燃料を燃焼しないため、
火力発電などによってつくられた電気の使用量を減らせば、
CO2排出量の削減につながります。
電気代という家計面だけではなく、
長期間にわたって再生可能エネルギーを利用できることも太陽光発電のメリットです。
注意点:設置から撤去まで含めて環境への配慮が必要
一方で、太陽光発電だからといって、
どのような設置方法でも環境に良いとは限りません。
大規模な太陽光発電所では、
森林の伐採や造成、斜面への設置などが周辺環境の問題になるケースもあります。
ただし、
既存住宅の屋根を利用する住宅用太陽光発電と、大規模な土地造成を伴う太陽光発電所は分けて考える必要があります。
また、太陽光パネルを使い終えた後は、
適切に撤去・処理することも重要です。
太陽光発電を設置するか迷ったときの3つの判断基準
太陽光発電のメリットとデメリットをここまで説明してきました。
ただし、メリットが10個でデメリットが10個なら「五分五分」というわけではありません。
太陽光発電に向いているかどうかは、
自宅の条件によってメリットとデメリットの大きさが違う
からです。
1.自宅に無理なく設置できるか
まず確認したいのが、住宅そのものの条件です。
- 十分な設置容量を確保できるか
- 屋根の状態に問題がないか
- 影の影響が大きくないか
- 反射光による周辺への影響がないか
- 近いうちに屋根工事を予定していないか
「載せられるだけ載せる」のではなく、
住宅に無理のない設計になっているか
を確認しましょう。
2.自宅の電気の使い方で費用に見合うか
次に確認するのが経済性です。
発電量だけでなく、自家消費量、売電量、電気料金、補助金などを含めて比較します。
蓄電池も検討している場合は、
太陽光発電単体の場合と、太陽光発電+蓄電池の場合を分けてシミュレーション
してもらうと分かりやすくなります。
導入時の価格だけではなく、
将来的なパワーコンディショナーの交換なども含めて、
納得できる収支になっているかを確認しましょう。
3.メリットだけでなくデメリットも説明してくれる業者か
最後に重要なのが、施工会社です。
「絶対に得です」
「この家なら必ずたくさん発電します」
「今日契約すれば特別価格です」
といった説明だけで判断するのはおすすめできません。
良い施工会社は、
メリットだけではなく、自宅の条件で生じる可能性のあるデメリットも説明
してくれます。
また、複数社から提案を受けると、
価格だけでなく、メーカー選びや設置容量、パネル配置の違いにも気づきやすくなります。
太陽光発電で後悔しないためのチェックポイント
- 自宅の屋根に適した設計になっている
- 発電量シミュレーションの前提が分かる
- 電気代削減と売電収入を分けて確認できる
- 維持費や将来の機器交換費も説明されている
- 施工会社とアフターフォロー体制が明確
- 保証の対象と期間が明確
- 複数社の見積りを比較している
太陽光発電のその他の特徴
HEMSと組み合わせて電気を効率よく使える
HEMSを導入すると、家庭内の電気使用量を「見える化」したり、
対応する家電を制御したりできます。
太陽光発電、蓄電池、エコキュートなどを連携すれば、
発電した電気をより効率的に自家消費できる場合があります。
住宅の屋根以外にカーポートへ設置する方法もある
太陽光発電は、住宅の屋根だけに設置する設備ではありません。
屋根面積が小さい場合や屋根への設置が難しい場合には、
カーポートの屋根を利用する方法もあります。
太陽光発電設備とカーポートが一体となった「ソーラーカーポート」もあります。
ペロブスカイト太陽電池など次世代技術も開発されている
太陽光発電では、軽量で柔軟性があるペロブスカイト太陽電池など、
次世代技術の開発も進んでいます。
一方で、現在一般家庭に広く普及しているのは結晶シリコン系の太陽光パネルです。
数年後の新技術だけを待つのではなく、
現在購入できる製品の費用とメリットを比較して判断することが重要です。
太陽光発電のメリット・デメリットに関するよくある質問
Q.太陽光発電の一番大きなメリットは何ですか?
A. 最大のメリットは、自宅で発電した電気を使うことで、
電力会社から購入する電気を減らせることです。
さらに余った電気は売電できるため、
「電気代削減」と「売電収入」の両方から経済メリットを得られます。
Q.太陽光発電の一番大きなデメリットは何ですか?
A. 大きなデメリットの一つは、まとまった設置費用が必要になることです。
また、発電量が天候に左右されることや、
将来的に点検・パワーコンディショナー交換などの費用がかかることも考慮する必要があります。
Q.太陽光発電を設置すれば電気代は0円になりますか?
A. 太陽光発電を設置しても、必ず電力会社からの請求が0円になるわけではありません。
夜間や発電量が足りない時間帯には電力会社から電気を購入するためです。
ただし、太陽光発電による電気代削減と売電収入によって、
家計全体の電気代負担を大きく抑えられるケースがあります。
Q.太陽光発電と蓄電池はセットで設置した方がいいですか?
A. 必ずセットにする必要はありません。
蓄電池を組み合わせると夜間の自家消費や停電対策には有利になりますが、
その分だけ導入費用も高くなります。
太陽光発電単体と蓄電池セットの両方の見積り・シミュレーションを比較して判断するのがおすすめです。
Q.屋根に太陽光発電を設置できない場合は諦めるしかありませんか?
A. 屋根以外にカーポートへ設置する方法もあります。
ただし、屋根設置とは費用や施工条件が異なりますので、
発電量と設置費用を比較して判断してください。
まとめ|太陽光発電はメリットとデメリットを自宅の条件で比較しよう
太陽光発電には、
電気代の削減、売電収入、停電への備え
など多くのメリットがあります。
一方で、初期費用がかかることや、
発電量が天候に左右されること、
メンテナンス・機器交換が必要になることなどのデメリットもあります。
- 電気代を削減できる
- 余った電気を売電できる
- 再エネ賦課金の負担も減らせる
- 停電時に電気を使える
- 長期間にわたって発電できる
- エコキュートやIHと相性が良い
- 蓄電池と組み合わせれば自家消費率を高められる
- ZEHなど住宅の省エネ化につながる
- CO2排出量の削減につながる
- 自治体の補助金を使える場合がある
- まとまった設置費用がかかる
- 発電量が天候や季節に左右される
- 夜間は発電できない
- 設置に向いていない住宅もある
- 屋根に重量が加わる
- 反射光トラブルの可能性がある
- 施工不良による雨漏りなどのリスクがある
- パワーコンディショナーなどの設置場所が必要
- 点検や機器交換が必要になる
- 屋根工事時にパネルの脱着が必要になる場合がある
- 将来的に撤去・処分費用がかかる
- 設置前に実際の発電量を試すことができない
- 業者によって価格・施工品質が異なる
- 悪質な営業による高額契約のリスクがある
- 施工会社が倒産する可能性がある
- 税金や確定申告の確認が必要になるケースがある
太陽光発電を検討するときに大切なのは、
メリットとデメリットの「数」を比べることではありません。
自宅ではどのくらい発電するのか。
いくらで設置できるのか。
どのくらい電気代を削減できるのか。
どのようなリスクがあり、それをどう避けられるのか。
これらを具体的な数字と提案内容で比較することが、
太陽光発電で後悔しないために重要です。
ソーラーパートナーズでは、
自社施工であることを確認した施工会社をご紹介し、
太陽光発電の業者選びをサポートしています。
「太陽光発電だけにするか、蓄電池もセットにするか迷っている」
「今もらっている見積りが高いのか知りたい」
「自宅なら何kW載せられるのか知りたい」
という方もお気軽にご相談ください。























