【2024年】長州産業 太陽光発電のメリットデメリットと相場価格、特徴を丸はだか
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
今回は、国内メーカーの長州産業の太陽光発電に関して、相場価格や特徴を解説いたします。訪問販売が扱うことも多いメーカーなので、既に見積りをお持ちの方も多いかと思います。
もし本ページの相場価格と比較して、割高な提案を受けているのであればご遠慮なくお問合せ下さい。適正価格をご提案できる優良業者をご紹介いたします。
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長州産業とはどんな会社?
長州産業は山口県に本社を置く、1980年に給湯器メーカーとして創業した会社です。
太陽光発電システムや蓄電池システム以外にも、有機ELデバイス装置や真空プロセス装置の製造も行っています。
1998年に太陽光発電システムの販売を開始した当初は、パナソニック(当時は三洋電機)からHITという太陽光パネルのOEM供給を受けていましたが、2009年からは自社での太陽光パネル製造を行っています。
長州産業の太陽光発電の人気は?
2009年に太陽光パネルの自社製造を始めてからじわじわとシェアを拡大し、2020年には住宅用の市場シェアで約10%、国内メーカーではパナソニック、シャープに次ぐ3位、全体でも5位のメーカーとなりました。
2021年にはDER補助金にいち早く取り組んだ影響もあり、急激に売り上げを拡大しています。2022年度にはさらに順位を上げ、とうとうシェア1位を獲得し、2024年にはとうとうシェア50%に到達し、2人に1人は長州産業を選ぶ時代になりました。
長州産業の相場価格
この相場価格は、陸屋根、瓦屋根、特殊工法などを含む全国の平均価格です。
太陽光発電はオーダーメイド商品で、設置条件や地域によって価格が異なります。
こちらの価格は参考程度にご確認下さい。
長州産業は良いメーカーですが、悪質な訪問販売が提案するケースも多いです。おそらくこの表よりも高い金額で提案を受けている方も多いのではないでしょうか。
他のメーカーの相場価格一覧はこちら »
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
長州産業(Bシリーズ) CIC (CS-340B81) |
20.0% | 6.12kW (18枚) | 134.0万円 | 21.9万円/kW |
5.44kW (16枚) | 126.2万円 | 23.2万円/kW | ||
4.76kW (14枚) | 117.1万円 | 24.6万円/kW | ||
3.40kW (10枚) | 88.1万円 | 25.9万円/kW | ||
長州産業(Gシリーズ) CIC (CS-333G51) |
20.3% | 6.66kW (20枚) | 170.6万円 | 25.6万円/kW |
5.33kW (16枚) | 144.3万円 | 27.1万円/kW | ||
4.66kW (14枚) | 133.0万円 | 28.5万円/kW | ||
3.33kW (10枚) | 99.9万円 | 30.0万円/kW |
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太陽光業者の中には『特別価格』『モニター価格』というお得感のある言葉を使って、実際には大して安くない提案を行っている会社がいます。
他にも、太陽光発電と一緒にオール電化や蓄電池を提案している会社が、太陽光を安くしてオール電化や蓄電池をかなり高額にするケースも見られます。
ソーラーパートナーズではそのような悪徳業者に騙される人を一人でも減らし、太陽光業界を健全にするために『価格の妥当性相談』を受け付けています。
『価格の妥当性相談』は、お客様の見積価格が妥当かチェックするサービスです。
全国から集められた太陽光発電の価格情報と照らし合わせ、妥当な価格で提案が出ているかをチェックします。
あまりに高額な提案を受けている方にはクーリングオフをおすすめすることもあります。
設置後に後悔しないために、ぜひご利用ください。
長州産業を選ぶメリット
メリット1.
長州産業は単結晶太陽光パネル製造の全工程を自社で手掛ける唯一の国内メーカー
長州産業は1980年創業の山口県が本社のメーカーで太陽光発電システムや住宅関連機器、半導体関連の製造・販売を行っている会社です。
もともとは三洋電機(現パナソニック)の太陽光パネルHITをOEM供給を受けて販売していましたが、2009年から自社で太陽光パネルの製造・販売を行っています。
じつは長州産業は国内で初めて単結晶シリコン太陽光パネルの製造行程を自社で行った※メーカーです。
(※インゴットの引き上げ、太陽電池セルの生産、太陽電池モジュールの組み立て。多結晶シリコンでは京セラが行っています。)
最初は多結晶シリコン太陽電池を扱っていましたが、現在は単結晶シリコン型の製造・販売を行っています。
保証制度の充実や大型太陽光パネルで他メーカーとの差別化を図っています。
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メリット2.
長州産業の太陽光発電システムは隠れた超優良品
長州産業はあまり聞きなじみのないメーカーだと思いますが、長州産業の単結晶シリコンパネルの性能は、じつは国内ナンバーワンの変換効率です。
東芝やシャープの単結晶パネルは米国サンパワー社から外部調達、パナソニックはハイブリッド太陽電池(HIT)です。
長州産業はフルスクエアセルという自社製造ならではの工夫を始め、様々な独自技術で高効率を実現しています。
長州産業は「世界最高変換効率に挑戦する」とうたっていますので、日本企業としてぜひとも頑張って頂きたいです。
メリット3.
長州産業は保障が充実している
雨漏り補償
長州産業は施工補償(雨漏り補償)を行っている唯一のメーカーです。
施工補償は通常は工事会社が加入している工事賠償責任保険で賄われます。
工事賠償責任保険は、加入主体である工事会社が潰れてしまった場合は当然対象外となってしまいますが、工事会社がつぶれてしまった場合でも長州産業が補償してくれているという極めて稀なケースです。
メーカーは絶対潰れないという訳ではありませんが、長州産業で設置した方には二重で施工補償がかかるという事ですので安心感があります。
システム15年保証
長州産業の保証は施工補償が付くだけでなく、パナソニックのHITを扱っている関係でパナソニックと一緒にシステム機器保証を15年に延長しています。
『システム保証15年』だけでも画期的ですが、さらに先程触れた10年の施工補償も付くので、名実ともに長州産業の保証が太陽光発電メーカー中No.1だと思います。
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長州産業のデメリット
デメリット1.
価格面では海外メーカーに軍配
長州産業の太陽光発電自体が非常に高額というわけではありませんが、格安な海外メーカーと比べると、やはりコストパフォーマンスには差があるのが現状です。
それでも、長州産業はGシリーズとBシリーズと2つの太陽光パネルラインアップを持ち、Bシリーズで価格低下も追及しています。
国内生産の安心感をとるか、海外メーカーの低価格をとるかという判断基準で考えるといいと思います。
デメリット2.
非常に高額な提案をしている業者もちらほら
これまで見ていただいたらおわかりいただけると思いますが、名前こそ知られていませんが長州産業は非常に真摯にモノづくりに取り組んでいるメーカーです。
しかし、もちろんすべての業者がというわけではないですが長州産業を取り扱う業者の中に、非常にやんちゃ売り方をしているところが多いのが困りどころです。ソーラーパートナーズは毎日多くの価格相談やクーリングオフの相談を受けていますが、明らかに高額過ぎる提案を受けている案件の中では、長州産業が提案されている割合が圧倒的に高いです。
特に訪問販売をしている業者は、高額な提案をしているケースが多いので注意が必要です。
ご契約後に後悔しないためには
- 相場価格の確認
- 見積もりの比較
は必ずおこないましょう。
1社だけの話を聞いて契約を決めることは非常に危険です。
長州産業太陽光発電 太陽光パネルの特徴
長州産業Gシリーズ プレミアムブルー
長州産業Gシリーズは発電量重視の高性能パネルです。「プレミアムブルー」という名称もついています。
長州産業GシリーズはパナソニックのHITなどと同じヘテロ接合という技術を採用しており発電時のロスが少ないという特徴があります。
他のモデルと比べるとやや高額ですが、「初期投資費用よりも、売電収入を重視したい」という方には非常におすすめできるパネルです。
長州産業Bシリーズ
長州産業BシリーズはGシリーズよりも価格を抑えたモデルです。
そうは言っても初期投資費用を抑えたいという方にはおすすめです。
また、標準的な長方形のモジュールの他に、台形やハーフサイズのモジュールも揃っているため、寄棟屋根など、複雑な形状の屋根に向いているという特徴もあります。
太陽光パネルの設置容量を増やそうと思った時に、変換効率の良し悪しよりも自宅の屋根の大きさ、形と太陽光パネルの大きさ、形との相性の方が大きく変化します。ですから1つだけの提案だけではなく、GシリーズとBシリーズの比較はもちろん、他メーカーで設置した場合にはどうなるかも見るようにすると納得感が高くなります。
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長州産業の蓄電池
太陽光発電システムを購入する方で蓄電池もセットで導入する割合は現在約8割くらいです。
特に、長州産業は蓄電池にもいくつかのラインアップを用意しており、蓄電池もセットで検討される方が多いです。
長州産業の蓄電池の主な製品をご紹介します。
ハイブリッドタイプ蓄電池システム スマートPV
スマートPVは系統連係可能なタイプの蓄電池です。
太陽光発電で余った電気は電線に流して売ることも可能ですので、経済的な面を重視した蓄電池ということができます。
このスマートPVには、スマートPVプラス、スマートPVマルチの2つのタイプがあり、蓄電容量や単機能型、ハイブリッド型と全網羅的に取り揃えられていますので、このあたりも長州産業のシェアが拡大している理由だと思われます。
スマートPVマルチが単機能・特定負荷の機能を有しているのに対し、スマートPVプラスはハイブリッド・全負荷のみのラインナップとなります。
長州産業太陽光発電を設置した方の口コミ・評判
ソーラーパートナーズ認定企業で長州産業の太陽光発電を設置した方のお客様の声をいくつかご紹介します。
長州産業について一番多い質問
太陽光発電の相談をたくさん受けていると、長州産業は正直あまり良い話を聞きません。
おそらく、営業トークが巧みな訪問販売の会社さんが結構好んで販売をするためだと思います。
クチコミを集めたら、その商品の良さに反して悪いクチコミが多く集まってしまうと思います。
長州産業Gシリーズの最大出力だけみると、住宅用でこれだけの最大出力のパネルはありません。
ただ太陽光発電で大事なのは太陽光パネル一枚当たりの最大出力ではなく、どれだけ小さい面積でたくさんの発電量を稼げるかというポイントです。
長州産業は非常に性能の良いパネルなのですが、一番性能が良いというわけではありません。
(性能比較はメーカー比較ランキングをご覧ください)
太陽光発電メーカー比較ランキング »
さらにもう一つ、これも営業トークの問題なのですが、長州産業のあまり良い話を聞かない理由に商品ラインナップがあります。
長州産業は主に以下の3タイプのパネルを販売しています。
- 長州産業Gシリーズ:出力が高いが大きさも一般的なサイズよりも大きなもの
- 長州産業Bシリーズ:一般的なサイズのもの
- HIT太陽電池:パナソニックからOEM供給を受けているパネル(※現在は取り扱い中止)
性能(変換効率)順で言えば、Gシリーズ、HIT、Bシリーズという順なのですが、この辺をごちゃ混ぜにしてHITの説明をしながら契約時はBシリーズに変えるということが横行しています。
「わざわざ嘘ついて販売しなくても正直に話せば良いのに」と思うのですが・・・上記のような相談は後を絶ちません。
まとめ
長州産業についてまとめると、以下のようになります。
・保証は全メーカーの中でNo.1!雨漏り補償(施工補償)とシステム保証15年がある。
・ただし、商品のラインナップが多く、訪問販売の会社が単結晶パネルを「高性能のHIT」と嘘ついて販売することもあるから注意。
長州産業は訪問販売の会社がよく使うメーカーですが、モノ自体は決して悪くありません。
保証No.1という、独自のポジションも持っているのが強みです。
長州産業よりも高性能のメーカーや割安のメーカーはありますので、複数メーカーで比較してみるのは悪くないと思います。
最適な太陽光メーカーに必要なのは豊富な選択肢
お客様に最適な太陽光メーカーを選択していただくために、ソーラーパートナーズに加盟している太陽光業者は複数メーカーが提案可能な会社のみに限定しています。
『3メーカー以上の取扱い』という厳しい審査基準をあえて設けることで、太陽光発電に精通している業者しか加盟できないようにしています。
1つの太陽光業者の複数メーカーの提案を比較する事で、お客様はご自身に一番合った太陽光メーカーを選ぶことが出来ます。
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