長州産業の蓄電システム「へやまる」と「スマートPV」にはどのような違いがありますか?

Q
長州産業の蓄電システム「へやまる」と「スマートPV」にはどのような違いがありますか?
A
決定的な違いは、系統と接続するか否かというところです。
回答者
林卓哉

「スマートPV」は、太陽光と一緒に連係するタイプの蓄電池で、系統への接続があり、太陽光で余った電気は電線に流して売電も出来ますし、蓄電池に貯めることも出来ますので、経済的なメリットも享受出来るシステムです。

一方で、「へやまる」は、独立型/スタンドアローン型と呼ばれる、系統との接続がないタイプの蓄電池です。

太陽光と併設することで発電した電気を貯められますが、系統との接続はありませんので、太陽光で発電した電気を売ることは出来ません。

太陽光パネルの枚数は、蓄電池に充電する分だけ設置すれば良く、1~2kW程度の設置となります。

「スマートPV」と比べ、経済的なメリットでは劣りますが、パネル枚数が少ない分、設備費用全体としては低コストとなります。

※長州産業の「へやまる」は既に取り扱い終了しており、Smartシリーズに一本化されています。詳しい情報は下記のリンクからご確認ください。

リチウムイオン蓄電システム(蓄電容量5kWh スタンドアロンタイプ)発売

ちなみに…

余談ですが、「へやまる」という名前は、ひと部屋をまるごとバックアップ出来る定格出力の高さが由来です。

定格出力が高いとは、分かり易く言うと、停電時同時に使える電気の量が多いということです。

「スマートPV」では1度に1.5Wしか電気を使えませんが、「へやまる」は4kWまで同時に電気が使え、出力の大きい電子レンジや電子ケトル、更には200Vのエアコンも使用することが出来ます。

ただし消費電力が多いため、電池残量の低下が早くなります。

また、エコキュートやIHの使用は出来ませんので、注意が必要です。

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