太陽光発電の見積もりには現地調査が必須!正確な見積もり作る業者はどこを見る?
太陽光発電を設置するには現地調査は必須!
太陽光発電はオーダーメイドの商品ですので、一軒一軒設置する家の環境に合わせて設置します。
そのため、必ず現地に行き、屋根の寸法、屋根材の種類や状態、屋根裏には雨漏りが発生していないか等の確認をします。
もし、現地調査を怠って設置してしまうと「工事の時に太陽光パネルが屋根に合わない」、「設置後には工事が原因で雨漏りが起こってしまった」というトラブルが起こってしまいます。
トラブルを避けるためにも、前もって自分の家の屋根等を調べてもらい、その後に工事を進めるようにしましょう。
今回は、現地調査についてご紹介していきます。
現地調査の流れ
実際に業者が現地調査を行う、当日の流れをご紹介します。
1. 雨が降っていないか確認
雨が降ってしまった場合は、屋根が滑って大変危険なため、現地調査の日程を再調整します。
2. お客様に挨拶
お客様に現地調査の流れを簡単にご説明してから、作業に取り掛かります。
現地調査の所要時間は約1時間半です。
3. 屋根の状態を確認
屋根に上り、屋根材の種類と状態を確認します。
屋根上で確認すること
- 屋根材(スレートや瓦等)の種類と屋根材1つあたりの寸法
- 屋根全体の寸法や勾配(屋根の傾斜角)、方位
- 屋根材が劣化していないか
- 雪止めの有無と配置
見た目がよく似ている屋根材でも施工方法が全く違うものになる場合があるため、実際の屋根材を必ず確認します。
屋根材が割れていたり劣化が激しい場合は、パネルを載せる前に補修作業や葺き替えを行う場合があります。
また、パネルを設置すると雪止め効果が無くなってしまうため、雪が落ちても問題が無いかどうかを確認します。
もし雪止めが無くなることで道路や隣家に問題が生じる可能性がある場合は、太陽光パネル用の雪止めの設置を検討したり、雪止めの上にパネルを設置しないようパネルの枚数を減らすなどで対応します。
4. 屋根裏で野地板、垂木の種類を確認
室内にお邪魔して屋根裏を調べます。
その時、汚れないように養生マットを敷いてから作業を行います。
現地調査で一番大切なことは、屋根構造を調べることです。
調べることで、太陽光発電の設置可否や最適なメーカーがわかります。
屋根裏で確認すること
- 屋根裏の野地板と垂木の材質・強度
- 雨漏りが起きてないか
雨漏りをしている場合、野地板等にシミができたり白いカビができたりしますのでよく確認します。
万が一、雨漏りがあった場合は、設置工事と一緒に雨漏り対策を行います。
5.パワコン等、屋内機器の設置場所を確認
ブレーカー(分電盤)のフタを開けて、契約種別やアンペア数、電線の太さ等を確認します。
屋内で確認すること
- ブレーカー(分電盤)の仕様
- パワコンの設置場所
- 配線の確認(浴室上の点検口からのぞきます)
パワコンが屋内設置の場合、脱衣所などスペースが限られた場所に設置することが多いため、パワコンの大体の設置場所をあらかじめ決めておきます。
パワコンの設置場所によって、配線の長さも変わるため、発注前にきちんと確認しておきます。
6. 設置する家の周辺環境
最後に敷地の幅がどれくらいあるのか、電気メーターの番号等を調べます。
- 周辺環境の確認(敷地の幅等)
- 電柱番号、電力メーターの確認
その他に、日照条件が整っているかも調べます。
もしパネルに影がかかる恐れがある場合は、影の影響が最小限になるように設計する必要がありますので、要確認です。
7. 撤収
使用した道具を片付けてからお客様にご挨拶し、現地調査は終了になります。
業者によっては、以上の順番が前後すると思いますが、基本的に調べるポイントは同じです。
現地調査日までに必要なもの
実際に、業者が現地調査に来る日が決まりましたら、当日までに以下のものを用意しておくといいでしょう。
1. 図面(立面図、平面図)のコピー
図面を用意しておくと、業者が屋根裏を見るための点検口等を探さずに済みますし、当日の作業に必要な梯子の長さがわかるので、作業がスムーズに進みます。
見積もりに必要な図面については、こちらをご覧ください。
2. 電気料金の明細書
電気料金の明細書があると、電気の契約種別やアンペア数を調べる手間が省けます。
3. 点検口の位置を確認
屋根裏を調べるためには、点検口を探さなければなりません。
点検口は、浴室の他にも居間やクローゼット等の天井にもあります。
予め探しておくと、当日の作業がスムーズになります。
現地調査が適切かどうかの見分けるポイントは2つ
ただ、一口に現地調査と言っても、見積もりや工事に必要な箇所を確認しなければ十分な調査とは言えません。
特に重要なのは以下の2点です。
- 屋根裏の垂木、野地板の材料
- ブレーカー(分電盤)の中の、電線の太さ
どちらも、屋内に入らないと確認できません。
屋根に登るだけ登って、設置する家の周りだけを確認して最終的な見積もりを作成する業者は、その後の設置工事もずさんな可能性がありますので要注意です。
実際に、工事が原因で雨漏りが起こった事例については以下をご覧ください。
まとめ
現地調査は、太陽光発電を設置にするにあたって、肝と言える作業です。
もし、適当な現地調査を行う業者で設置をすると、雨漏りや故障の原因になる可能性が高くなってしまいます。
適当な業者で設置して後悔するよりも、きちんと現地調査を行う業者から購入するほうがはるかにお得です。
どの業者がきちんと調べてくれるかわからない、という方は、ぜひソーラパートナーズまでご相談ください。
この後の設置工事の工程はこちら