【2024年】Qセルズ 太陽光発電の口コミ・評判と特徴・相場価格を徹底解説
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
太陽光発電システムのメーカー選びで悩まれていませんか?
今回は海外メーカーの中でも人気なQセルズの太陽光発電に関して、特徴や相場価格を解説いたします。
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Qセルズとはどんな会社?
1999年にドイツで設立されたQセルズをハンファグループが買収したことにより、正式にはハンファQセルズ株式会社。
世界を相手にするグローバルメーカーで直近の太陽電池出荷量ランキングでは世界第6位の巨大メーカー。
その圧倒的な生産量と、ハンファグループの潤沢な資金を持ってパネル性能もトップクラスになっています。
Qセルズの太陽光発電の人気は?
2013年にハンファQセルズジャパンとして本格的に参入してきたため、かなり後発ではありますが毎年着実にシェアを伸ばしています。
国内メーカーの下落と反比例して人気を集め、2020年下期にはシェア第4位、2021年上期にはとうとう第3位となっています。
Qセルズの相場価格
この相場価格は、陸屋根、瓦屋根、特殊工法などを含む全国の平均価格です。
太陽光発電はオーダーメイド商品で、設置条件や地域によって価格が異なります。
こちらの価格は参考程度にご確認下さい。
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) |
---|---|---|---|---|
Qセルズ(Q.ANTUM DUO) Q.cells (Q.PEAK DUO-G11) |
20.8% | 6.40kW (16枚) | 135.0万円 | 21.1万円/kW |
5.60kW (14枚) | 132.2万円 | 23.6万円/kW | ||
4.00kW (10枚) | 104.0万円 | 26.0万円/kW | ||
3.20kW (8枚) | 90.9万円 | 28.4万円/kW |
他のメーカーの相場価格一覧はこちら
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Qセルズの太陽光発電・蓄電池のメリット
Qセルズ太陽光発電のメリット1.
Q.ANTUM DUO テクノロジー搭載の超高性能パネル
Qセルズ太陽光発電の一番の特徴は、なんといってもその高性能なパネルです。
海外メーカーは安かろう悪かろうと思われた時代は過去の話、いまやあの人気1位のパナソニックHITの変換効率すら超えてしまっています。
発祥の地ドイツに今も研究拠点を置き、豊富な研究開発費用で年々驚くほどの性能向上をはたしています。
型名 | モジュール 変換効率 |
公称最大出力 | 寸法 (幅×奥行×高さ) |
重さ | 価格(税抜) |
---|---|---|---|---|---|
Q.PEAK DUO-G9 | 20.6% | 355W | 1673×1030×32mm | 19.0kg | 257,730円 |
Q.PEAK DUO MS-G9 | 20.1% | 235W | 1673×700×32mm | 13.7kg | 173,195円 |
Qセルズ太陽光発電のメリット2.
国内メーカーを寄せ付けない圧倒的低価格
Qセルズ太陽光発電は、国内メーカーと比べるととにかく低価格です。
ほぼ日本市場だけで展開している国内メーカーと違い、世界で事業を展開している海外メーカーはその生産量も字面通りに桁違いです。
圧倒的な生産量に起因する低価格にまだ性能が追い付いていない頃は、実際安かろう悪かろうという状態でした。
しかしメリット1に書いたようにその性能も、もはや世界との競争から降りた国内メーカーでは太刀打ちできない技術になっています。
安いし性能が良いという状態だからこそ、人気3位の地位を確立できたのだと思います。
Qセルズ太陽光発電のメリット3.
最も人気の全負荷型蓄電池の蓄電池システム
太陽光発電は現在、購入する方の半数以上の方が蓄電池をセットで導入します。
人気の蓄電池をラインアップに揃えておくことがそのまま太陽光発電システムの人気に直結します。その点Qセルズは現在蓄電池では一番人気のダイヤゼブラ電機(旧称:田淵電機)のEIBS7(アイビスセブン)を標準セットに組み込みました。
このEIBS7がなぜ人気があるのかというと、単機能型に比べて電気のロスの少ないハイブリッド型蓄電池でかつ、停電時に家全体の電気を使用することができる全負荷型蓄電池だからです。
家全体はカバーできない特定負荷型蓄電池についても、パナソニックの蓄電池を標準セットに組み込んでおり、盤石のラインアップになっています。
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Qセルズ太陽光発電のデメリット
低価格・高品質なコストパフォーマンスに優れたQセルズの太陽光発電システムですが、欠点は「長方形のパネルしかないこと」です。
複雑な屋根形状の住宅の場合、長方形のパネルではうまく収まらず、設置容量が稼げないことがあります。
前回のG6シリーズでは大中小と3種類の形状のパネルがあったのですが、最新シリーズのG9では2種類になってしまいました。
寄棟屋根など、複雑な屋根形状に設置を検討している場合には、Qセルズ以外のメーカーの提案も比較して設置容量を比べることをおすすめします。
ハンファQセルズジャパン
QcellsのQはQuality(品質)のQ
2012年4月に経営破綻したドイツのQセルズ(キューセルズ)を韓国のハンファグループが買収したことによって、2012年10年に設立された会社です。
この買収により一気に世界3位の太陽電池メーカーとなりました。
日本法人としては、1984年に設立されたゴールデンベルジャパン株式会社を前身とするハンファジャパン株式会社があります。
Qセルズ買収に伴い2013年にハンファQセルズジャパンに社名を変更。
ハンファQセルズジャパンでは元々のハンファソーラーの太陽光パネルと買収先のQセルズの太陽光パネルの双方を取り扱っています。
一度潰れたQセルズは実際どうなのか?
確かにドイツのQセルズは、2008年に世界シェア1位をとった後ヨーロッパ市場に安値で参入してきた中国メーカーとの競争の末、2012年に経営破綻しました。
しかし同年韓国のハンファグループが買収することにより会社継続を果たしました。
ただやはり一度倒産したと流れた情報のマイナスイメージは残っているようです。
ですので質問の本質は、Qセルズは大丈夫なのかという意味で皆さんおっしゃっています。
しかしハンファグループは、韓国10大財閥の1つでその売上高は6兆円を超えます。
Qセルズカタログより
利益も韓国内で6位と圧倒的な規模を誇ります。
全ての企業について言えることではありますが、その企業の将来性を保証することはできません。
ただ現状のデータを見る限りかなり安心できる水準にあると思われます。
Qセルズ躍進の理由は?
もちろん高性能のパネルを、圧倒的な低価格、充実の保証体制と太陽光発電システム自体の性能が良かったことは大前提として、なぜ日本市場への参入は後発であるQセルズがここまで一気に市場シェアを獲得できたのかをよく質問されますので、解説致します。
Qセルズは2015年の下旬頃から、kW数が変わってもkW単価がほとんど変わらない斬新な仕入れの価格設定を打ち出しました。
通常、太陽光発電はkW数が小さいと割高になり、kW数が大きくなると割安になる価格設定がされています。
なぜこのような価格設定がされているかというと、太陽光発電システムには太陽光パネルの他にもパワコンや接続箱などkW数に関係なく必要な機器があるため、kW数が少ないとどうしてもkWあたりの単価が高くなってしまう傾向があるからです。
ところがQセルズはこの固定概念を破壊し、kW数に関わらずkW単価をほぼ一定にする価格設定を打ち出しました。
この価格設定のお陰で、屋根が小さい家でも他のメーカーと比べてkW単価が抑えられるようになり、これまでなら諦めていた方が設置できるようになりました。
恐らく2kW台などではメーカーとしてはほとんど利益のない価格になってしまうと思いますが、それ以上にQセルズを取り扱う企業が一気に増えました。
海外メーカーはちょっとと提案すらしてこなかった企業が、このシンプルな仕入れ価格体制をきっかけに国内メーカーの補佐的な提案メーカーとして利用するようになったことが躍進の大きな理由です。
低照度特性について
Qセルズの太陽光パネルは日本と比べて緯度が高く照度が低いドイツで開発されたため、低照度特性を有していると言われています。
これは朝方や夕方、また曇りの日、低照度が続く春や秋にも他メーカーに比べてたくさん発電をするということです。
それを裏付けるようにQセルズの太陽光パネルにつく25年出力保証は、保証数値がQセルズ独自の基準で設けられており、当初10年間は公称最大出力の91.6%。
Qセルズカタログより
11年目から25年の間は公称最大出力の82.6%と非常に高くなっています。
他メーカーの25年のモジュール出力保証では、多少の差こそあれ多くが当初10年間は公称最大出力の81%。
11年目から25年の間は公称最大出力の72%の出力を保証するというものですのでその高さがわかります。
この点に関して、Qセルズの事業責任者にインタビューしたことがありますので、よろしければご覧ください。
Qセルズについて一番多い質問
現在業界では有名な話ですが、同条件で比較した場合のシミュレーションが、パナソニックや東芝、ソーラーフロンティアよりもQセルズの方がかなり多く、正直にわかには信じられないほどの発電をする計算になっています。
これはQセルズだけが太陽光発電協会(JPEA)が定めている発電量予測の計算式を使用していない事に起因します。
発電量をQセルズが保証するのであれば問題ないと思いますが実際はそういうわけではなく、シミュレーションにもその旨が記載されています。
太陽光発電は購入を決断するときに、発電量シミュレ―ションから電気代の削減額や売電収入を予測し、判断材料とします。
最終的には自己判断ですので、多くの情報を得てご決断されることをお勧め致します。
Qセルズ太陽光発電を設置した方の口コミ・評判
ソーラーパートナーズ認定企業でQセルズの太陽光発電を設置した方のお客様の声をいくつかご紹介します。
Qセルズを選ぶべきなのはこんな人
Qセルズが特におすすめなのはこんな人です。
とにかく初期費用を抑えたい人
パナソニックを筆頭に国内メーカーの価格低減を頑張っていますが、やはり桁違いの生産量からくる価格差は如何ともしがたい差があります。初期費用を抑えたい方には特におすすめです。
日本海側など晴天のすくないエリアにお住いの人
Qセルズは低照度のドイツ発祥ということで曇りなどの低照度での発電優位をうたっています。
日本海側は瀬戸内海側や太平洋側に比べると晴天率が低いためQセルズの特徴とぴったりはまりますのでオススメです。
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Qセルズを選ばない方がいい人
選ばない方がいいというのは語弊があるかもしれませんが、他の選択肢も合わせて考えた方がいいのはこんな人です。
海外メーカーへの不安感がぬぐえない人
では国内メーカーなら安心なのかと言われると根拠も何もないのですが、根拠もなくやってくるのは不安というものです。
どうしても国内メーカーではないから不安で仕方ないという方は、パナソニックなどの国内メーカーを検討した方が良いです。
自宅の屋根に設置するものですから毎日のように目にします。見るたびに何十年もずっと不安をひきずるのはあまりに体によくありません。
メーカー選びよりも大事な業者選び
Qセルズの太陽光発電をお得に導入するために何より重要なのが業者探しです。
太陽光発電は同じ商品でも業者によって提案価格が全然違いますし、工事品質や設置後の対応もピンキリです。
以下のポイントを押さえて後悔のないようにしてください。
Qセルズ太陽光・蓄電池 業者選びのポイント1.
Qセルズだけ提案してくる業者には注意
これまで説明してきたようにQセルズは非常によいメーカーだと言えます。
変換効率も高いですし、様々な屋根の形に対応できるように3パターンのパネルを用意しています。
しかしそれでも実際に現地調査をして屋根の形・寸法にあてはまえてみないと他のメーカーよりも設置容量が稼げるかどうか、ベストな選択なのかどうはわかりません。
全ては屋根の形・寸法との相性だからです。
Qセルズ太陽光・蓄電池 業者選びのポイント2.
型落ち品を提案してくる業者には注意
国内メーカーの場合、新商品への変わり目の時に型落ち品は新商品に比べて少し安くなることあります。
しかしことQセルズに至っては、これまでそのような事が起きたことはありません。
これはあくまで推測ですが、在庫としてだぶついてしまうのを防ぐために行う型落ち品の値下げですが、Qセルズの場合は日本の住宅用市場だけではなく全世界を相手にしていますので、それこそ産業用市場での販売量の方が多いです。
そうなると日本の住宅用市場で在庫となる可能性のあるパネル量くらいであれば、あっという間に世界に産業用市場で販売が可能となるため、新商品との変わり目での価格変更が起きないのだと推測されます。
Qセルズ太陽光・蓄電池 業者選びのポイント3.
1社だけで契約をしてしまうことは注意
面倒くさがらずに複数社の提案を聞いてから契約するようにしましょう。
なぜなら、1社だけでは提案されたQセルズの価格やその会社自体の良し悪しを判断することが難しいからです。
Qセルズは今や人気2位のメーカーですので、ほとんどの業者は取り扱っており、相見積もりを取ることは難しくありません。
1社だけの提案を聞いて、勢いで契約しようと考えているのであれば、一度冷静になって考えなおしましょう。
まとめ
Qセルズの太陽光発電・蓄電池についておわかりいただけたでしょうか。
蓄電池で人気1位のEIBS7を標準セットに採用したことをきっかけに、さらに一段とシェアが高まっているQセルズをまとめてみました。
このページが皆さんの最適なメーカー選びの一助になれば嬉しいです。
ご自宅に最適な太陽光メーカーを選択していただくために、ソーラーパートナーズに加盟している太陽光業者は複数メーカーが提案可能な会社のみに限定しています。
『3メーカー以上の取扱い』という厳しい審査基準をあえて設けることで、太陽光発電に精通している業者しか加盟できないようにしています。
1つの太陽光業者の複数メーカーの提案を比較する事で、ご自身に一番合った太陽光メーカーを選ぶことが出来ます。
複数メーカーの見積り希望の方は、お気軽にお問い合わせください。