ソーラーパートナーズの価格は高い?実際は大手販売会社よりも安い理由を実例付きで解説
「訪問販売で太陽光と蓄電池の見積もりをもらったけど、この金額って高いの?安いの?」
ソーラーパートナーズの相談窓口には、毎日のようにこうしたご相談が届きます。そのたびに私たちは、お客様が実際に受け取った他社見積もりを1件ずつ記録してきました。気づけば2年分。太陽光の容量×蓄電池の容量ごとに整理してみると、この業界の「相場の実態」がはっきり見える、かなり生々しいデータになっていました。
正直に言うと、この種のデータは普通、社外に出しません。でも私たちは公開することにしました。理由はシンプルで、相場が見えないことこそが、この業界の一番の問題だと考えているからです。詳しくは記事の後半でお話しします。
結論|加盟店の成約価格は販売会社の見積もりより平均約3割低い
販売会社の平均見積もり価格を基準とした場合、ソーラーパートナーズ加盟店の平均成約価格との差は-27.4%でした。
言い換えると、同じ容量帯で比較した場合、加盟店の成約価格は販売会社の見積もりより平均で約3割低いという結果です。
例えば、太陽光発電5kWと蓄電池9.8kWhの組み合わせでは、販売会社の平均見積もり価格が395.6万円、ソーラーパートナーズ加盟店の平均成約価格が281.4万円でした。
両者の差額は約114万円です。
ただし、すべての容量で同じ価格差が生じるわけではありません。蓄電池の容量が大きくなるほど価格差が縮まる傾向があります。
調査概要|価格データの集計方法
今回掲載する価格データの調査条件は、以下のとおりです。
- 調査主体:株式会社ソーラーパートナーズ
- 調査期間:2024年7月~2026年6月の約2年間
- 販売会社の価格:当社相談窓口へご相談いただいたお客様が、訪問販売や商業施設内の催事販売などで実際に提示された見積もり金額から提案数上位15社分を抜粋(計6,600件)
- 加盟店の価格:同期間にソーラーパートナーズ経由で実際に成約した契約金額
- 金額の単位:万円(税込・工事費込み)
- 掲載範囲:住宅用で成約実績の多い太陽光発電3~9kW、蓄電池9.5~16.4kWhの容量帯
比較可能な実績が一定数に満たない組み合わせについては、表内に「―」と記載しています。
アンケートや推計による価格ではなく、実際にお客様へ提示された見積もり金額と、実際に締結された契約金額をもとにしています。
販売会社の平均見積もり価格
まずは、訪問販売や商業施設内の催事販売などで、お客様が実際に提示された見積もり金額です。
提案件数の多い上位15社=大手企業の見積もりがベースになっています。
縦軸が太陽光発電の容量、横軸が蓄電池の容量を表しています。
| 太陽光\蓄電池 | 9.5kWh | 9.7kWh | 9.8kWh | 10kWh | 12.7kWh | 15kWh | 16.4kWh |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3kW | 400.0 | 393.0 | 379.4 | 500.0 | 391.1 | 350.0 | 433.0 |
| 4kW | 414.9 | 392.5 | 402.6 | 403.8 | 416.1 | 391.3 | 466.0 |
| 5kW | 397.0 | 467.2 | 395.6 | 407.4 | 434.2 | 376.7 | 446.2 |
| 6kW | 446.4 | 479.8 | 378.2 | 423.3 | 433.1 | 432.6 | 464.8 |
| 7kW | 453.7 | 440.0 | 463.3 | 432.9 | 424.3 | 434.5 | 473.8 |
| 8kW | ― | 480.0 | 452.0 | 443.8 | 415.0 | 495.0 | 515.8 |
| 9kW | 400.0 | ― | 393.3 | 466.3 | 409.3 | ― | 478.0 |
| 平均 | 418.7 | 442.1 | 409.2 | 439.6 | 417.6 | 403.4 | 468.2 |
※単位:万円(税込・工事費込み)。「―」は、比較可能な見積もり実績が一定数に満たない組み合わせです。
ソーラーパートナーズ加盟店の平均成約価格
次に、同じ容量帯でソーラーパートナーズを通じて実際に成約した価格を掲載します。
| 太陽光\蓄電池 | 9.5kWh | 9.7kWh | 9.8kWh | 10kWh | 12.7kWh | 15kWh | 16.4kWh |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3kW | 257.5 | 255.2 | 277.4 | 273.8 | 301.4 | 319.5 | 381.5 |
| 4kW | 269.1 | 248.3 | 291.5 | 275.6 | 313.5 | 344.7 | 385.7 |
| 5kW | 276.5 | 256.0 | 281.4 | 269.5 | 312.6 | 335.0 | 400.2 |
| 6kW | 283.8 | 268.2 | 312.3 | 268.5 | 334.9 | 343.0 | 414.8 |
| 7kW | 281.9 | 266.5 | 299.7 | 264.7 | 302.0 | 348.3 | 400.4 |
| 8kW | 279.0 | 283.1 | 255.0 | 282.2 | 320.2 | 340.2 | 430.2 |
| 9kW | 285.2 | 255.0 | 309.3 | 290.7 | 313.2 | 365.6 | 422.0 |
| 平均 | 276.1 | 261.8 | 289.5 | 275.0 | 314.0 | 342.3 | 405.0 |
※単位:万円(税込・工事費込み)。ソーラーパートナーズ経由で実際に成約した価格の平均です。
価格比較|販売会社を基準とした加盟店の価格差
販売会社の平均見積もり価格を基準として、加盟店の平均成約価格が何%低かったのかをまとめました。
数値は「{(加盟店の平均成約価格 ÷ 販売会社の平均見積もり価格)-1}×100」で計算しています。
-30%の場合:加盟店の成約価格が販売会社の見積もり価格より3割低いことを示します。
| 太陽光\蓄電池 | 9.5kWh | 9.7kWh | 9.8kWh | 10kWh | 12.7kWh | 15kWh | 16.4kWh |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3kW | -35.6% | -35.1% | -26.9% | -45.2% | -23.0% | -8.7% | -11.9% |
| 4kW | -35.1% | -36.7% | -27.6% | -31.7% | -24.7% | -12.0% | -17.2% |
| 5kW | -30.3% | -45.2% | -28.9% | -33.8% | -28.0% | -11.1% | -10.3% |
| 6kW | -36.4% | -44.1% | -17.4% | -36.6% | -22.7% | -20.7% | -10.8% |
| 7kW | -37.9% | -39.4% | -35.3% | -38.8% | -28.8% | -19.8% | -15.5% |
| 8kW | ― | -41.0% | -43.6% | -36.4% | -22.9% | -31.3% | -16.6% |
| 9kW | -28.7% | ― | -21.4% | -37.6% | -23.5% | ― | -11.7% |
| 平均 | -34.0% | -40.2% | -28.7% | -37.2% | -24.8% | -14.6% | -13.4% |
※比較可能な全組み合わせを単純平均した価格差は-27.4%です。
価格データから分かった3つの傾向
1.主要な容量帯では3~4割程度の価格差がある
住宅用で選ばれることの多い蓄電池9.5~10kWhの容量帯では、加盟店の成約価格は販売会社の見積もり価格より約29~40%低い水準でした。
つまり、販売会社の平均見積もり価格と比べて、おおむね3~4割低い水準で成約していることになります。
| 設備構成 | 販売会社平均 | 加盟店平均 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 太陽光5kW+蓄電池9.8kWh | 395.6万円 | 281.4万円 | 約114万円 |
| 太陽光6kW+蓄電池12.7kWh | 433.1万円 | 334.9万円 | 約98万円 |
| 太陽光5kW+蓄電池12.7kWh | 434.2万円 | 312.6万円 | 約122万円 |
※金額は税込・工事費込みの平均値です。
同じ容量の設備であっても、依頼先によって100万円前後の差が生じる可能性があります。見積もりを比較せずに契約を決めるのではなく、まずは相場を確認することが重要です。
差額が100万円ともなると、車が1台買える金額です。同じ屋根に、同じ容量の設備を載せるのに、です。
2.蓄電池が大容量になるほど価格差は縮まる
蓄電池15kWhと16.4kWhの容量帯では、加盟店の成約価格は販売会社の見積もり価格より約13~15%低い水準でした。
9.5~10kWh帯と比べると、価格差は小さくなっています。
大容量蓄電池は機器本体の価格が総額に占める割合が高くなるため、営業費用や販売手数料などによる価格差が相対的に小さくなる可能性があります。一方で、販売会社では旧型の製品が出回っていることもあり、性能面も加味して考える必要があります。
この結果からも、すべての容量で一律に同じ割合の価格差が生じるわけではないことが分かります。
販売会社と自社施工会社で価格差が生まれる理由
「安いのはわかったけど、なんで?品質が悪いんじゃないの?」と思われるかもしれません。答えは、設備や工事の違いではなく、販売のしくみの違いです。
訪問販売や催事販売には営業活動の費用がかかる
訪問販売や商業施設での催事販売は、営業担当者の人件費、催事スペースの出店料、そして成約ごとの販売手数料(インセンティブ)がかかるビジネスモデルです。これらのコストは、最終的にお客様の見積もりに上乗せするしかありません。1件の成約の裏には、成約に至らなかった多くの訪問・声かけのコストも含まれています。
自社施工会社は販売と施工の間に入る事業者が少ない
ソーラーパートナーズの加盟店は、営業会社ではなく自社施工の工事会社です。訪問販売部隊を抱えず、販売手数料の中抜きもないため、同じ設備・同じ工事でも価格を抑えられます。上の表の価格差は、そのまま「販売コストの差」だと私たちは見ています。
価格データを公開する理由
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことかもしれません。
太陽光発電は本来、家計にも環境にも良い設備です。ところが「訪問販売で相場より何割も高く契約してしまった」という経験談がひとつ広まるたびに、「太陽光=怪しい」というイメージが業界全体に上書きされてしまう。まじめに適正価格で工事をしている会社ほど、この風評の割を食っています。
高値契約が生まれる最大の原因は、悪い業者の存在そのものというより、お客様が比べるための「ものさし」を持っていないことだと私たちは考えています。相場がわからなければ、目の前の見積もりが高いのか安いのか、判断のしようがありません。
だからこのデータを公開します。ソーラーパートナーズを使う・使わないにかかわらず、いま手元にある見積もりをこの表と見比べて、「ちょっと高いかも」と立ち止まるきっかけにしてもらえたら、それだけで公開した意味があります。相場が透明になれば、高値で売る商法は成り立たなくなる。それが業界を良くする一番の近道だと信じています。
価格だけでなく、メーカーや設備構成も比較する
もうひとつ、訪問販売との大きな違いがあります。訪問販売は多くの場合、自社が扱う特定メーカーの製品を売ります。一方、ソーラーパートナーズの加盟店は複数メーカーの取り扱いがあるため、最新の製品も含めて比較したうえで、ご自宅の屋根・電気の使い方に合った構成を提案できます。「安いけど合わない設備」では意味がないので、ここは価格と同じくらい大事なポイントです。
現在お持ちの見積もりを確認する方法
訪問販売や催事販売などで見積もりを受け取っている場合は、次の順番で確認してください。
- 太陽光発電と蓄電池の容量を確認する
太陽光発電は「kW」、蓄電池は「kWh」で記載されています。 - 販売会社の平均見積もり価格と比較する
相場表の同じ容量帯と比較し、平均価格を大きく上回っていないか確認します。 - 加盟店の平均成約価格と比較する
自社施工会社の成約価格と比べて、どの程度の差があるか確認します。 - 設備と工事の内訳を確認する
メーカーや型番、機器代、工事費、保証内容、追加費用の条件が明記されているか確認します。 - 即決を求められてもその場で決めない
「本日中の契約で値引きする」などと案内された場合でも、一度持ち帰って比較することが大切です。 - 別の会社からも見積もりを取る
1社の見積もりだけでは、その金額が適正かどうか判断しにくいため、条件をそろえて比較します。
太陽光発電と蓄電池の価格に関するよくある質問
Q. 太陽光5kW+蓄電池10kWh前後の適正価格はいくらですか?
A. 当社の2年間の実測データでは、訪問販売等の販売会社の見積もり平均が約396〜407万円、自社施工会社(ソーラーパートナーズ加盟店)の成約平均が約270〜281万円でした(税込・工事費込み)。
Q. 訪問販売の太陽光は必ず高いのですか?
A. 「必ず」ではありませんが、当社が2年間に収集した実測データでは、自社施工会社の成約価格は販売会社の見積もりより平均で27.4%低い結果でした。販売コストの構造上、高くなりやすいのは事実です。まずは相場表と見比べることをおすすめします。
Q. 安い分、工事の品質は落ちませんか?
A. 価格差の主因は設備や工事の違いではなく、営業人件費や販売手数料といった「販売コスト」の有無です。加盟店は自社施工の工事会社であり、工事品質で選ばれてきた会社です。
Q. このデータはどこから来ていますか?
A. ソーラーパートナーズの相談窓口に寄せられた、お客様が実際に受け取った販売会社の見積もり(2024年〜2026年の約2年間)と、同期間の当社経由の実際の成約金額です。推計値ではなく実測値です。
まとめ
2年間の実測データが示したのは、以下のシンプルな事実です。
- 同じ容量の太陽光+蓄電池でも、販売会社と自社施工会社では平均約3割の価格差がある
- 主要な構成では差額が100万円を超えるケースが珍しくない
- 差の正体は品質ではなく販売コスト
この表が、あなたの見積もりを冷静に見るための「ものさし」になれば幸いです。そして、いま商談中の見積もりが適正かどうか気になったら、セカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。無理に乗り換えをすすめることはしません。相場を知ったうえで納得して決めていただくことが、私たちがこのデータを公開した目的そのものだからです。






















