オムロン 蓄電池の相場価格・特徴・口コミを徹底解剖!

さまざまな蓄電池メーカーの中で、どの蓄電池を選ぶべきか悩みませんか?
今回はオムロンの蓄電池に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- オムロン 蓄電池の相場価格
- オムロン 蓄電池のシリーズ別の特徴
- オムロン 蓄電池のよくある質問
- オムロン 蓄電池の口コミ
- オムロン 蓄電池をお得に買う方法
について解説します。
この記事を読むと、オムロンの蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
オムロンはどんな会社?
オムロンと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
一番多いのは体温計や体重計かもしれませが、オムロンは幅広く事業を展開しているグローバル企業です
その歴史は古く、1963年に世界初のつり銭の出る多能式自動食券販売機を開発して百貨店に納入したのを皮切りに、世界初の商品を多く開発しています。
電子自動交通信号機や、乗車券販売機、定期券穿孔機、紙幣両替機、自動改札機をラインナップした無人駅システム、カード式自動食品販売機、ATMなどです。
今やその事業領域は、エネルギーや医療にも及び、日本が世界に誇る超優良企業です。
オムロンの蓄電池の人気は?
オムロンは体温計で有名ですので、エンドユーザーに対してのネームバリューとしてはピカイチですが、太陽光発電業界では、パワーコンディショナーのパイオニアですので、各太陽光パネルメーカーにパワーコンディショナーを供給する裏方のイメージが強いです。
蓄電池はオムロンブランドでも販売していますが、長州産業やシャープ、京セラなどに商品供給していますので、オムロンブランドとしての販売量はそれほど多くはありません。
しかし太陽光発電とセットでの導入、蓄電池単体でのオムロン製の蓄電池の導入実績を合わせると隠れたシェアトップ企業ではないかと思います。
オムロン 2022年蓄電池の相場価格
オムロンの蓄電池相場価格は以下の通りです。
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
---|---|---|
KP-BU42-A | 4.2kWh | 143万円 |
KP-BU65-S | 6.5kWh | 149.4万円 |
KP-BU98-S | 9.8kWh | 176.4万円 |
オムロンの4.2kWhの蓄電池は一番新しい蓄電池で非常に良い商品だと思うのですが、そこまでデータが多くありません。
6.5kWhや9.8kWhは長州産業に全く同じものをOEM供給しており、強力な販売網をもつ長州産業ブランドの方が圧倒的に売れているのが現状です。
オムロンの蓄電池を選ぶメリット
メリット1.
全ラインアップが網羅されているので抜け漏れがない
蓄電池は単機能型とハイブリッド型の2つに大きく分類されます。
さらに停電時に全ての電気が使えるタイプの全負荷型、一部の電気だけ使えるタイプの特定負荷型に分類されます。
つまり単機能の全負荷型、単機能の特定深型、ハイブリッドの全負荷型、ハイブリッドの特定負荷型の4つのタイプに分けられ、どれを選ぶべきかは状況によって変わってきます。
長州産業はこの4つのタイプ全ての蓄電池を用意しており、かつ蓄電池の容量もバリエーションがあります。つまりどんなニーズがあろうと対応できるラインアップになっています。
メリット2.
優良企業オムロンの安心感
普段使いはもちろんですが、停電時にこそその真価を発揮する蓄電池ですが、そのいざという時に使えないようでは話になりません。
そしてまだ高額な蓄電池を購入する際に、太陽光発電以上に知らない企業の蓄電池は選びにくいという意見を聞きます。
その点、オムロンのネームバリュー、信頼感はぴか一ですので、多くの太陽光メーカーに標準品として採用されいてるということもあるのだと思います。
オムロンの蓄電池を選ぶデメリット
デメリット1.
販売会社によっては、長州産業の方が安いケースも
オムロンのKPBP-Aシリーズの蓄電池は長州産業にOEM供給をしています。
つまり同じ蓄電池をオムロンブランド、長州産業ブランドで購入することが可能です。
長州産業ではSmart PV multi(スマートPVマルチ)という名称で販売されています。
ですので、長州産業の太陽光発電を昔からたくさん販売していて仕入れが強い会社は、同じ蓄電池でもオムロンではなく、長州ブランドの方が安くなるということがありえます。
デメリット2.
競合の少なさ、オムロンの安心感を使い相場より高い価格の場合も
蓄電池を販売、設置する会社はこれまで太陽光発電を販売、設置していた会社が主になります。
そうなるとこれまで販売で慣れしたんだ、説明のしやすい長州産業などの太陽光発電システムも取り扱いのあるメーカーの方がどうしても提案する量が多くなります。
結果としてオムロンの蓄電池を優先して提案する企業はそれほど多くありません。
そうなると提案内容で競合することが少なく、さらにオムロンの企業としての信頼感・安心感を理由に相場よりもかなり高い金額で提案されているケースが散見されますので注意が必要です。
オムロンの蓄電池「KPBP-Aシリーズ」の特徴
「KPBP-Aシリーズ」の特徴1.
単機能・ハイブリッド・全負荷・特定負荷の全ラインアップ
蓄電池はその容量をどうするかを考える前に、単機能型にするのかハイブリッド型にするのか、それが決まったら次は全負荷型がいいのか特定負荷型がいいのかを考える必要があります。
そこが決まってようやく、だったら蓄電容量はこのくらいあった方がいいなという事が考えらえます。
この4パターンを同一メーカー、同一シリーズの中で検討できるのはユーザーとしては非常に検討しやすく助かります。
「KPBP-Aシリーズ」の特徴2.
6.5kWh・9.8kWh・16.4kWhの蓄電容量パターン
1つ目の特徴として主要4タイプが全部そろっていることをあげましたが、いくら4タイプが揃っていても蓄電池容量が1種類しかないと、これは様々なニーズを満たすことができません。
KPBP-Aシリーズでは6.5kWh、9.8kWh、16.4kWhと3パターンの蓄電容量を揃えています。
強いて言うならば、9.8kWhと16.4kWhの間12kWh~13kWh台あたりの蓄電容量のパターンがあればベスト布陣になると思います。
「KPBP-Aシリーズ」の特徴3.
コンパクト設計で屋内設置も可能
蓄電池(蓄電池ユニット)はいうなれば外見は単なる箱であり、さらに配線をしなければならないので屋内に置くとなるとどこか壁付けで設置しなければならず、かつその後移動させることはできません。
KPBP-Aシリーズは蓄電池ユニットが非常にコンパクトな設計となっているので、屋内に設置する場合もそれほどの場所を取らずに済むことも大きな特徴です。
屋外に設置することも可能なので、多くの方は屋外設置を選んでいます。
オムロン 蓄電池「KPAC‐Aシリーズ」の特徴
「KPAC‐Aシリーズ」の特徴1.
太陽光発電システムを選ばない単機能型
住・産共用フレキシブル蓄電システム KPAC-Aシリーズ|OMRON
KPAC-Aシリーズと銘打たれたこの住産共用フレキシブル蓄電池は、単機能型蓄電池です。
単機能型というのは単独で機能する蓄電池という意味ですので、既設の太陽光発電システムに干渉しません。
ですから、どのメーカーの太陽光発電システムが設置されていても気にする必要はありません。
また、太陽光発電システムの保証にも影響を及ぼしません。
「KPAC‐Aシリーズ」の特徴2.
世界最小・最軽量コンパクトサイズ
パワーコンディショナーと蓄電池が一体になっていない、分離型の蓄電池です。
パワーコンディショナーは基本的には屋外に設置します。
29kgありますので、屋内の通常の壁の場合では引き抜き強度が取れないためです。
蓄電池ユニットは軽いだけでなく、その小ささも特徴的です。
6.5kWhのタイプは屋内設置ですが、その奥行きがわずか120mmしかなく、レイアウトの邪魔をしないと好評です。
また9.8kWhのタイプは屋外設置ですが、奥行きは228mmとさすがに6.5kWhタイプには及びませんが、横幅は変わらず、高さはわずか542mmと6.5kWhタイプよりも低くなっています。
「KPAC‐Aシリーズ」の特徴3.
6.5kWh・9.8kWhの2タイプ
現在売れている蓄電池の容量は、10kW弱と6kWh前後です。
その両方の容量に見事に対応した容量の2タイプを用意しているのがこの蓄電池の特徴です。
現在の蓄電池市場の中心商品となっている所以です。
オムロン 蓄電池「KP55Sシリーズ」の特徴
「KP55Sシリーズ」の特徴1.
ハイブリット型蓄電池なので電気ロス最小
上のKPAC-Aシリーズと同じ蓄電池を使用していますが、こちらは単機能型ではなくハイブリッド型蓄電池になります。容量は6.5kWhのみとなっています。
既設の太陽光発電システムのパワーコンディショナーを取り外し、この蓄電池と兼用できるパワーコンディショナーを1台設置しますので、単機能型と比べると電気ロスを減らすことができます。
「KP55Sシリーズ」の特徴2.
軽量、コンパクト
KPAC-Aシリーズと同じ蓄電池ですので、同じくこちらも非常にコンパクトです。
軽量化によって運搬にクレーンなどを必要とせず、工事代の削減、都市部の狭小地域などでの設置も可能となっています。
蓄電池ユニットは屋内設置で奥行きはわずか12cmとコンパクトなので、設置場所にも困りません。
「KP55Sシリーズ」の特徴3.
DC/DCコンバータが必要
ハイブリッド型蓄電池ですので、追加のパワーコンディショナー用の設置箇所の確保は必要ありませんが、一方この蓄電池はパワーコンディショナーと別に、DC/DCコンバータと呼ばれるものの屋外への設置が必要です。
これはハイブリッド型蓄電池であれば必ず必要となる機材ではなく、パワーコンディショナー自体にこの機能が組み込まれているものも多いのです。
ですのでこのDC/DCコンバータが別途必要になるという事は、部材代の上昇、工事代の上昇を招く要因ですのでデメリットと言えると思います。
オムロン 蓄電池「KPAC‐Bシリーズ」の特徴
住・産共用フレキシブル蓄電システム KPAC‐Bシリーズ|OMRON
「KPAC‐Bシリーズ」の特徴1.
必要最小限な小容量タイプ
シャープやニチコン、田淵電機も小容量タイプの蓄電池をラインアップの1つとして用意しておりますが、どれも4kW台です。
この蓄電池も4.2kWhとなっています。
シャープと田淵電機がハイブリッド型、ニチコンとオムロンは単機能型という違いがあります。
「KPAC‐Bシリーズ」の特徴2.
1日2サイクルでも15年70%保証
小容量タイプですが、2サイクルが可能ですので、実質容量は8.4kWhと考えてもよいと思います。
そして1日2サイクルを毎日使っても、15年後の蓄電池容量70%を保証しています。
オムロン 蓄電池のよくある質問
1日2サイクル、15年保証付きで、価格も手ごろにも関わらず、確かにあまり話を聞きません。
小容量タイプの蓄電池を求める方は、停電対策の比重よりも卒FITにおける売電価格の低下の補填で考える方が中心です。
そうなると、ちょうど10年保証も切れるタイミングなのでパワーコンディショナーも一緒に交換しようとハイブリッド型を選ぶ傾向が強いです。
そして、2サイクルは停電時にはほとんど関係のない話なので、停電対策に比重を追いている人はもう少し蓄電容量大きいものを求めるからではないかと考えています。
たしかにどちらも同じ商品で、長州の蓄電池はオムロンからのOEM供給を受けています。
違いは保証年数がオムロンが10年、長州産業が15年という部分です。
知名度はさすがにオムロンの方が圧倒的に高いです。
価格は、各会社の仕入れ力、仕入れルートにもよりますが、相場では長州産業の方が若干安くなっており、結果として長州産業の蓄電池の方が売れています。
オムロン 蓄電池の口コミ
オムロンの蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。
- 「太陽光発電のパワーコンディショナーもオムロン製なので、蓄電池もオムロンにした方がいいかなと思いました。」
- 「長州産業という会社を聞いたことがなかったので、オムロンにしたいけど保証年数が10年なので迷っています。」
- 「ハイブリッド型の9.8kWhのものがあればよかった。」
- 「全部の蓄電池を15年保証にして欲しい。」
- 「蓄電池を買ったあとに、オムロンが蓄電池を出していることを知りました。」
- 「オムロンは会社としての安心感があるので、指名買いをしました。」
会社への安心感と、信頼がある分、期待の高さからの要望が多く見受けられるのが特徴です。
オムロンの蓄電池をお得に買う方法
オムロンの蓄電池をお得に買う方法をご紹介いたします。
オムロンは太陽光発電システムメーカーにパワーコンディショナーを納入していますので、太陽光発電市場ではBtoBでした。
蓄電池は、自社ブランドとして売り出しているもののシャープや京セラなどのような強力な販売網がありません。
大手商社から各販売会社へ提案はあるものの、同じオムロンの蓄電池である長州産業の方を提案する企業が多いのも事実です。
ですのでオムロンの蓄電池をお得に買いたい場合は、長州の蓄電池を提案してくれる別の企業と相見積もりを取ることだと思います。
まとめ
オムロンの蓄電池の特徴はご理解いただけましたでしょうか。
同じパワーコンディショナーメーカーである田淵電機も、蓄電池では同様に自社ブランドでの販売を始めており、熾烈な競争を繰り広げています。
ただオムロン自体は、オムロンブランドを売りたいというよりも、長州産業などOEM供給をしているメーカーの総量で勝負をしていると思われます。
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