ニチコン 蓄電池の相場価格・口コミ・お得な買い方・特徴を徹底解剖!

さまざまな蓄電池メーカーの中で、どの蓄電池を選ぶべきか悩みませんか?
今回はニチコンの蓄電池に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- ニチコン 蓄電池の相場価格
- ニチコン 蓄電池の口コミ
- ニチコン 蓄電池をお得に買う方法
- ニチコン 蓄電池のシリーズ別の特徴
- ニチコン 蓄電池のよくある質問
について解説します。
この記事を読むと、ニチコンの蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
家庭用蓄電池のトップシェア企業のニチコン
ニチコンは、家庭用蓄電池の累計販売台数がNo.1の企業です。
ニチコンはコンデンサの製造で知られる東証一部上場企業で、2012年には世界初のV2Hシステムを発売しています。
ニチコンの蓄電池は、家庭用蓄電池が世に出始めた2016年頃は京セラの名前で販売されていたのであまり知られていませんが、最近は「ニチコン蓄電池」として販売されており、徐々に認知が広がっています。
ブランド認知は低いですが、押しも押されぬトップシェア企業です。
ニチコン 2022年蓄電池の相場価格
ニチコン蓄電池の相場価格は以下の通りです。
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
---|---|---|
ESS-U3S1(単機能・特定負荷) | 4.1kWh | 125.2万円 |
ESS-U2M(単機能・特定負荷) | 11.1kWh | 176.6万円 |
ESS-H1(ハイブリッド・全負荷) | 12.0kWh | 249.3万円 |
ESS-U4X1(単機能・全負荷) | 11.1 kWh/16.6kWh | – |
一番の売れ筋は、11.1kWhの大容量蓄電池です。
2021年発売の「ESS-U4X1(単機能・全負荷)」は、まだデータがありません。
ニチコン 蓄電池の口コミ
ニチコンの蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。
- 「ニチコンという社名は知らなったのですが、調べたら大企業だったので安心しました」
- 「ニチコンの11.1kWhとスマートスターで迷いましたが、大容量かつ価格も安かったのでニチコンにしました。」
- 「もう少し中くらいの容量のものがあればいい。」
- 「V2Hはほぼニチコン一択だったので。」
- 「日産のリーフを買ったタイミングで、トライブリッド蓄電システムを合わせて導入しました。」
- 「ニチコンは京都の会社と聞いて、なんとなく京都の老舗は安心感があります。」
やはり世界で初めてV2Hを作った会社でもあり、現在もほぼオンリーワンな状態ですので、トライブリッド含めてV2H関連の口コミが多いのが特徴です。
電気自動車が広まれば広まるほどニチコンのステータスは上がっていくと思われます。
ニチコンの蓄電池をお得に買う方法
ニチコンの12.0kWhハイブリッド型蓄電池システムは性能は素晴らしいのですが、やはりかなり高額になるので実際それほど売れている訳ではありません。
そうなるとニチコンは単機能型蓄電池が得意なメーカーとなります。
単機能型蓄電池は既存の太陽光発電システムに大きく干渉しませんので、メーカー保証なども無くなったりはしません。
つまりどの太陽光発電システムがどのメーカーであっても提案できるため、特定の販売店網に偏った売られ方をしていません。
逆にどの会社でも提案できると思いますので、ありきたりではありますが複数社から見積を出してもらうのがお得に買う方法になります。
ニチコン 蓄電池「ESS-U3S1」4.1kWhの特徴
「ESS-U3S1」4.1kWhの特徴1.
太陽光発電システムを選ばない単機能型
型式ESS-U3S1の蓄電池は、単機能型蓄電池です。
単機能型というのは単独で機能する蓄電池という意味ですので、既設の太陽光発電システムに干渉しません。
どのメーカーの太陽光発電システムが設置されていても気にする必要はありません。
また、太陽光発電システムのメーカー保証にも影響を及ぼしません。
「ESS-U3S1」4.1kWhの特徴2.
基礎工事不要の超小型・軽量サイズ
パワーコンディショナーと蓄電池が一体になっているだけでなく、幅740mm、そして高さが650mmと小型です。
通常の一体型蓄電池の場合は高さも重量もあるため、基礎工事が必要となりますが、こちらの蓄電池は工事が不要ですので、エアコンの室外機のような感じで設置ができます。
「ESS-U3S1」4.1kWhの特徴3.
4.1kWhと必要最小限のスモールタイプ
現在売れている蓄電池の容量は、10kW弱と6kWh前後ですが、この蓄電池は4.1kWhと非常にコンパクトです。
卒FITで売電価格が下がったから発電した電気を有効活用したい、停電にも備えたいけどそこまで予算をかけたくないという方にピッタリのタイプです。
ニチコン 蓄電池「ESS-U2M」11.1kWhの特徴
「ESS-U2M」11.1kWhの特徴1.
太陽光発電システムを選ばない単機能型
型式ESS-U2Mの蓄電池も、単機能型蓄電池です。
単機能型というのは単独で機能する蓄電池という意味ですので、既設の太陽光発電システムに干渉しません。
どのメーカーの太陽光発電システムが設置されていても気にする必要はありません。
また、太陽光発電システムのメーカー保証にも影響を及ぼしません。
「ESS-U2M」11.1kWhの特徴2.
大容量ならではの常時30%蓄電の安心設計
停電はいつやってくるかわかりません。
この蓄電池はその不意にやってくる停電に備えて、常時3.3kWhは使わずに残しておく設計になっています。
これができるのも、11.1kWhと大容量の蓄電池だからです。
「ESS-U2M」11.1kWhの特徴3.
比較的安価な大容量蓄電池
同じ大容量タイプで売れ筋なのは、伊藤忠商事やネクストエナジーが出している9.8kWhの全負荷タイプです。
このニチコンの蓄電池は特定負荷型ですので、分電盤全てをバックアップするのではなく設置工事時に事前に設定しておいた特定の電源のみ停電時は使うことができます。
全負荷型の方がわかりやすいので売りやすいのですが、停電時にいつも通りの生活はせず、冷蔵庫など一部の電気が使えて、むしろそれが長く使える方が安心と考える方にとっては価格も非常にお求めやすくなっているのでおススメです。
ニチコン 蓄電池「ESS-H1」12.0kWhの特徴
「ESS-H1」12.0kWhの特徴1.
ニチコン唯一のハイブリッド型かつ全負荷型蓄電池
型式ESS-UH1の蓄電池は、ニチコンの蓄電池の中で唯一のハイブリッド型蓄電池です。
パワーコンディショナーと蓄電池が一体となっているのでわかりにくいですが、この中に既設の太陽光発電と、この蓄電池とを兼用できるパワーコンディショナーが入っています。
単機能型と比べると交流から直流への変換回数が減らせるので電気ロスを減らすことができます。
そして分電盤全部をバックアップする全負荷型なので、停電時にも家中のすべての電源を使うことができます。
「ESS-H1」12.0kWhの特徴2.
停電時同時出力5.9kWhの超ハイスペック
一般的な蓄電池は停電時に同時使うことのできる電気量は1500W~2000Wです。
高スペックのものでも3000Wですが、この蓄電池は図抜けていて停電時でも5900Wの電気が同時に使うことができます。
蓄電容量が小さい蓄電池では、あっという間にためていた電気がなくなってしまうレベルですが、12kWhと大容量なので、非常に有意義な性能となっています。
「ESS-H1」12.0kWhの特徴3.
停電時でも太陽光発電は5.9kWまで稼働
一般的な蓄電池では停電が起きた場合に太陽光発電の自立運転モードが働き、そこからの充電になるので1.5kWずつが上限になります。
ところが全負荷型のこの蓄電池は、切替盤を分電盤の前に設置することによって、停電になっても自立運転モードにはならず、太陽光発電は通常運転を続けます。
仮に5kWの発電をしていたらそのまま全部使うことができるという事になります。
非常に大きなメリットなのですが、切替盤によって住宅内に電気を閉じ込める形になっているので、パワーコンディショナー2台を使用するなど非常に大きな容量の太陽光発電システムを設置している場合は、住宅内で電気がパンク状態になってしまい太陽光も蓄電池も稼働を止めてしまいますので事前に注意事項をよく確認するようにしてください。
ニチコン 蓄電池「ESS-P1S1」2.0kWhポータブルの特徴
「ESS-P1S1」2.0kWhポータブルの特徴1.
ポータブル蓄電池なので設置工事不要
型式ESS-P1S1の蓄電池は、ニチコンの中で唯一のポータブル蓄電池です。
一般の電化製品のように、電源プラグにコンセントをさして充電をします。
蓄電池前面に給電用のコンセントがついており、そこに使いたい電化製品のコンセントを指して使います。
「ESS-P1S1」2.0kWhポータブルの特徴2.
太陽光発電の自立運転コンセントが使用可能
一般的な蓄電池は、太陽光発電システム、分電盤と設置工事時につなぎますが、ポータブル蓄電池ですので設置工事はありません。
停電時は、太陽光発電システムの屋内パワーコンディショナーであればその機器に、屋外パワーコンディショナーであれば別途設けられている自立運転用コンセントから充電ををすることが可能です。
「ESS-P1S1」2.0kWhポータブルの特徴3.
工事代が不要なこともあり低価格
ポータブル型蓄電池で工事代が不要なこともあり、非常に低価格です。
現在市場に出回っている蓄電池の小さい蓄電容量のタイプが4kWh台ですが、同じ蓄電容量だけが欲しいのであれば、この2.0kWhのポータブル蓄電池を2台購入した方が当然安いです。
給電はコンセントで利用できるものに限られますので、部屋の照明などは利用できません。
スマホの充電、テレビなどは停電時でも利用可能です。
実際に停電の際にどのような使い方を望むのかによっては十分選択肢に入ってくると思います。
ニチコン 蓄電池のよくある質問
ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光パネル、蓄電池、電気自動車をまとめて統合制御するというものです。
太陽光パネルだけなら、太陽光発電システム。電気自動車だけなら、V2H(ビークル・トゥ・ホーム)、太陽光パネルと蓄電池なら、ハイブリッド型蓄電池システム。
太陽光パネルと蓄電池とV2Hなら、トライブリッド蓄電池システムです。
トライブリッド蓄電システムはニチコンしか今は出しておらず独壇場です。
そしてこのシステムはまだ電気自動車は持っていない方が将来に備えて導入する場合、V2H部分を後付けすることができます。
つまり最初はハイブリッド型蓄電池システムとして導入できるのです。
他メーカーのハイブリッド型蓄電池システムに比べると、やはり少し割高になりますが、電気自動車にゆくゆくはする予定がある方にはオススメします。
以前トライブリッド蓄電池システムを紹介した記事はコチラ。
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(Vehicle)の電気を家(Home)で使えるようにするシステムです。
電気自動車で使われている蓄電池は現在家庭用蓄電池として売られているものと比べてその蓄電容量がかなり大きいのが魅力です。(日産リーフの蓄電池容量は40kWhか62kWhの2種類でどちらにしても巨大)
当然車なので、いざ停電時にその車を使ってしまうと蓄電池自体が家から離れてしまうことになりますので自宅では電気が使えません。
ご自身の生活スタイルを想像し、停電時に車は使わないようであればV2H。
結構使いそうであればトライブリッド蓄電システムにするのが良いかもしれません。
まとめ
ニチコンの蓄電池の特徴はご理解いただけましたでしょうか。
大容量の蓄電池や、超高性能の大型ハイブリッド型蓄電池システム、V2H、トライブリッド蓄電システムと他社と競合しないオンリーワンな商品を出して着実に市場を押さえているニチコンはさすが京都の会社という商売上手な会社に感じます。
オンリーワンな市場戦略だからこそ、競争は起きにくく、買う側としてはもう少し安くならないかなと思う部分もあるかと思います。
ソーラーパートナーズでは、ニチコンの蓄電池の施工、提案のできる全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
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