【2025年】久喜市の太陽光発電・蓄電池の大型補助金が開始!FIT不可だけど60万円以上の補助額も。申請方法、締切など詳しく解説【令和7年】
【2025年最新】久喜市の太陽光・蓄電池補助金 選び方のポイント
久喜市は元々、ゼロカーボン推進補助金で最大12万円の補助金を支給していましたが、2025年9月にあらたに「重点対策加速化事業補助金」を開始しました。
つまり、いま現在で2つの補助金制度があります。どちらを選ぶかでもらえる金額が数十万円単位で変わるため、注意が必要です。
- A. 太陽光と蓄電池をセットで導入するなら
→ 「重点対策加速化事業補助金」がおすすめ。
(条件は厳しいが、補助額が圧倒的に大きい) - B. 太陽光のみ、または蓄電池のみ導入するなら
→ 「ゼロカーボン推進補助金」を利用。
(補助額は定額で控えめだが、単体設置や他の設備も対象)
※この2つの制度は、太陽光・蓄電池に関しては併用できません(どちらか片方のみ)。
<<本記事のデータは2025年11月24日時点のものです>>
2025年(令和7年) 久喜市の補助金制度 比較一覧
まずは、2つの制度の「金額」と「条件」の違いを比較表で確認しましょう。
これから新しく設備を導入する方の多くは、補助額が大きい「重点対策加速化事業補助金」が検討の第一候補になります。
| 項目 | 【A】重点対策加速化事業補助金
(おすすめ) |
【B】ゼロカーボン推進補助金 |
|---|---|---|
| 対象者 | 久喜市内で太陽光+蓄電池を同時設置する方 | 久喜市民で、省エネ設備(単体も可)を設置する方 |
| 太陽光
補助額 |
1kWあたり7万円
(上限7kW=49万円) |
一律 6万円 |
| 蓄電池
補助額 |
機器価格の1/3
(容量上限7kWh等の規定あり) |
一律 6.5万円 |
| 合計目安
(標準家庭) |
約85万円〜
(※5kW+10kWh導入時の試算) |
12.5万円
(6万円+6.5万円) |
| 注意点 | FIT(売電制度)認定不可
自家消費が前提 |
他の省エネ機器(EVなど)も対象
予算超過時は抽選 |
| 申請期間 | 2025年9月30日〜2026年1月23日 | 2025年9月30日〜2025年12月26日 |
2. いくらお得? 補助金額のシミュレーション
実際に一般的な家庭(太陽光5kW+蓄電池10kWh)で導入した場合、どれくらいの補助金が受け取れるのか計算してみます。
ここでは、補助額が大きい「重点対策加速化事業補助金」を例にします。
なお蓄電池については、久喜市が定める容量上限7kWh・単価上限14.1万円/kWhを踏まえて試算しています。
【試算】太陽光5kW + 蓄電池10kWh の場合
仮に、工事費込みの総額が260万円(うち蓄電池本体価格150万円)の設備を導入するとします。
補助金の計算内訳
- 太陽光の補助:
5kW × 70,000円 = 350,000円 - 蓄電池の補助:
蓄電池10kWhのうち、補助対象は上限7kWhまでとなります。
7kWh × 141,000円 = 987,000円(補助対象額)
987,000円 × 1/3 = 329,000円(概算)
合計補助額: 679,000円(約68万円)
このケースでは、総額2,600,000円から補助金679,000円を差し引くと、実質負担額は約1,921,000円(約192万円)まで下がります。
同じ設備を「ゼロカーボン推進補助金」で申請した場合は、太陽光60,000円+蓄電池65,000円で合計125,000円しかもらえません。
そのため、制度の選び方だけで約55万円の差が出ることになります。
重要:FIT(固定価格買取制度)は使えません
「重点対策加速化事業補助金」を受ける条件として、国のFIT制度(10年間の売電価格保証)は利用できません。
その代わり、「発電した電気は売らずに、家で使い切る(自家消費)」ことで電気代を大幅に削減するスタイルが求められます。
※余った電気は、原則として市が指定する電力会社(久喜新電力株式会社)へ売電する契約が必要になります。現時点では久喜新電力の売電受入体制を整備中であり、具体的な手続きや開始時期は久喜市から別途案内される予定です。
3. その他の省エネ設備も対象「ゼロカーボン推進補助金」
「太陽光はもう付いているから蓄電池だけ欲しい」「予算を抑えて給湯器を替えたい」という方には、ゼロカーボン推進補助金が便利です。
こちらは太陽光・蓄電池以外にも幅広いメニューが用意されています。
| 対象機器 | 補助額 | 備考 |
|---|---|---|
| エコキュート | 20,000円 | 省エネ給湯器への交換に |
| エネファーム | 40,000円 | 家庭用燃料電池 |
| V2H | 50,000円 | EVを家庭用電源として活用 |
| 電気自動車(EV) | 50,000円 | PHVも同額補助 |
| 屋根用高遮熱塗装 | 上限2万円 | 1㎡あたり400円 |
※これらは太陽光・蓄電池と組み合わせて申請することも可能です。
4. 申請のスケジュールと注意点
補助金をもらうためには、決められた期間内に手続きを完了させる必要があります。特に「工事を始める前」の準備が重要です。
- 重点対策加速化事業補助金
- 申請期間:2025年9月30日(火) 〜 2026年1月23日(金)
- 予算枠内で先着順の傾向があるため、早めの計画が推奨されます。
- ゼロカーボン推進補助金
- 申請期間:2025年9月30日(火) 〜 2025年12月26日(金)
- ※注意:期間終了後に予算を超えていた場合は「抽選」となります(早い者勝ちではありません)。
5. よくある質問(Q&A)
同じ設備に対して二重取りはできません。基本的には補助額の大きい「重点対策加速化事業」を優先し、対象外の設備(エコキュートなど)がある場合のみ「ゼロカーボン推進」を併用するのが賢い使い方です。
図面や仕様書、設置前の現況写真などが必要です。ご自身だけで完結させるのは難しいため、見積もりの段階で「久喜市の補助金申請をサポートしてくれるか」を業者に必ず確認してください。
久喜市内の住宅であれば、新築・中古を問いません。ただし、設置する太陽光パネルや蓄電池などの設備自体は「未使用品(新品)」である必要があります。
失敗しないために:まずは信頼できる業者に見積もりを
久喜市の補助金は金額が大きいため、非常に魅力的です。
しかし、「FIT認定を取らない」「契約前に申請が必要」など、独自のルールを守らないと補助金が受け取れないトラブルも起こり得ます。
制度を熟知し、申請手続きまでしっかりサポートしてくれる施工店を選ぶことが成功の鍵です。
ソーラーパートナーズでは、厳しい審査基準をクリアした「地元の優良施工店」のみをご紹介しています。補助金活用を含めたシミュレーションも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。























