【パナソニック】蓄電池の相場価格・口コミ・お得な買い方・特徴を徹底解剖!
【結論】パナソニックから新発売された創蓄連携システムTは、人気の蓄電池の要素を全て備えて、かつ省スペースと工事の工数削減を実現した施主側からも業者側からも好まれる蓄電池です。
10年前に太陽光発電のシェアが最も高かったパナソニックは、蓄電池でどんな商品が展開されているか気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は太陽光発電業界を牽引するメーカーであるパナソニックの蓄電池に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- パナソニック 蓄電池の相場価格
- パナソニック 蓄電池のシリーズ別の特徴
- パナソニック 蓄電池のよくある質問
- パナソニック 蓄電池の口コミ
- パナソニック 蓄電池をお得に買う方法
について解説します。
この記事を読むと、パナソニック蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
パナソニックの蓄電池は今まで太陽光とセットがメイン
2012年にパナソニックが業界で初めて今で言うところの、ハイブリッド型蓄電池システムを「住宅用創蓄連携システム」という名称で発売しました。
業者サイドは「創蓄」(そうちく)と略して呼びます。
パナソニックの蓄電池は、太陽光発電とのセット導入をメインにした販売戦略をとっていましたが、自社での太陽光発電製造を取りやめて他社のOEMを扱うことになった状況に合わせて後付けの客層を取り込む方向にシフトしたようです。
パナソニックは現在下記のシリーズをメインに展開しています。
- 創蓄連携システムS+(在庫限定)
- V2H蓄電システム eneplat
- リチウムイオン蓄電池 スタンドアロンタイプ
- 【新】創蓄連携システムT
それぞれのシリーズの詳細な特徴はそれぞれの項に譲りますが、パナソニックの蓄電池ユニットは3.5kWh、5.6kWh、6.3kWh、6.7kWhを自由に組み合わせることができます。
この組み合わせの自由度であらゆるニーズに応えられるようにした豊富な品ぞろえがパナソニックの蓄電池の最大の特徴です。
しかし、逆に大きな容量の蓄電池が欲しい場合にいくつもの蓄電池ユニットをつけないといけないため、大きなスペースを必要とするところがネックとなっていました。
新商品の創蓄連携システムTは方針を転換し、ユニット1つで9.7kWhとコンパクトに大きな容量をつけられるのが特徴です。
パナソニック 2025年蓄電池の相場価格
パナソニックの相場価格は残念ながらデータ不足のため公開できません。
しかし、部材費、工事費などを考慮すると、6.3kWhと6.7kWhの蓄電池は大体150~160万円ぐらいが相場となります。
複数組み合わせて容量を大きくする場合、1kWhあたりの価格は下がるため容量が大きい方が割安になります。
| 型番 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
|---|---|---|
| LJB2364C | 6.3kWh | -万円 |
| LJB1367C(在庫限定) | 6.7kWh | -万円 |
| 【新】LJB3497 | 9.7kWh | 2025年10月発売 |
元々太陽光発電システムを新たに設置する人が一緒に導入する場合は、セット価格としてかなり安い価格設定になっていたので、今後蓄電池を後付けする方のニーズにこたえる形で安くなっていくのかもしれません。
他メーカーの相場価格は以下の記事に掲載しています。
パナソニックの蓄電池はどんな人におすすめ?
パナソニックの蓄電池はこんな人に向いています。
・パナソニックの太陽光発電がついている方
・国内メーカーの安心感を重視している方
・ハイブリッドやトライブリッドシステムで家をアップグレードしたい方
その上でパナソニックの蓄電池はシリーズ別にこんな方に向いています。
| シリーズ | こんな方におすすめ |
|---|---|
| 創蓄連携システムS+ | ・価格を押さえたい方(在庫限定のため安くなる場合がある) ・スペースがとられても蓄電池の容量を自由に組み合わせたい方 ・屋内に設置したい(屋外も可) |
| V2H蓄電システムeneplat | ・EVとの連係を考えている方 ・屋内に設置したい(屋外も可) |
| 【新】創蓄連携システムT | ・なるべく設置スペースを小さくしたい ・屋外に設置したい ・高性能な新商品を設置したい |
パナソニック 蓄電池「創蓄連携システムS+」(在庫限定)の特徴

「創蓄連携システムS+」の特徴1.
3.5kWh~6.3kWhを組み合わせたバリエーション

住宅用太陽光発電システム:創畜連携システムS+ | Panasonic
パナソニックの蓄電池「創蓄連携システムS+」は、5.6kWh一択だった創蓄連携システムSに、より小さな容量の3.5kWhと大きな6.3kWhの蓄電池ユニットが追加されました。
その結果、元々の3.5kWhを2台設置する7.0kWh、3.5kWhと5.6kWhを2台設置する9.1kWh、5.6kWhを2台設置する11.2kWh、6.3kWhを2台設置する12.6kWhなど、最大37.8kWhまで組み合わせることができる容量パターンを作ることができるようになりました。
「創蓄連携システムS+」の特徴2.
蓄電池の後付け、容量増設が可能
創蓄連携システムS+は、最初は太陽光発電システムだけを設置して、後から蓄電池を導入することができるだけでなく、すでに蓄電池を導入している場合にも、追加で蓄電池を設置し容量を増やすことができます。

住宅用太陽光発電システム:創畜連携システムS+ | Panasonic
設置から数年後に居住環境や家族構成などが変わった場合でも、くらしの変化に合わせて、最適な容量の蓄電池ユニットを増設することが可能です。
「創蓄連携システムS+」の特徴3.
後から200Vへの対応も可能

住宅用太陽光発電システム:創畜連携システムS+ | Panasonic
創蓄連携システムS+は、基本的には200V電源に対応していません。
コストアップにはなりますが、200Vトランスユニット(LJTR241)を追加設置することにより、200V電源も利用することができるようになります。
創蓄連携システムS+の場合は、後から蓄電容量を増やすことができますので、そのタイミングであわせて200Vトランスユニットを設置して200V対応に変更することができます。
ただ、この200Vトランスユニット自体が高額であること、設置工事も屋外にてコンクリート基礎もしくは同等のスラブ床にアンカーボルト固定が必要ですので、工事代もアップするため、実際に導入するケースは非常に少ないです。
パナソニック 蓄電池「V2H蓄電システムeneplat」の特徴

太陽光発電・蓄電システム:[住宅用]V2H蓄電システム eneplat | Panasonic
※V2H蓄電システムとなっていますが、V2Hを設置せずにハイブリッドタイプとして使用することもできます。
「V2H蓄電システムeneplat」の特徴1.
新商品6.3kWhと6.7kWhを組み合わせたバリエーション

太陽光発電・蓄電システム:[住宅用]V2H蓄電システム eneplat | Panasonic
先ほど紹介した「創蓄連携システムS+」の特徴にもあった、複数の蓄電池を繋げて好みの容量をカスタマイズするというパナソニックの強みは、新商品の「V2H蓄電システムeneplat」にも受け継がれています。
基本となる容量は、6.3kW、6.7kWh(在庫限定)の2種類です。「創蓄連携システムS+」と同じ容量の蓄電池ユニットもがあるので同じ商品かと思いきや、「V2H蓄電システムeneplat」用にコンパクトになった新商品です。
6.7kWhが屋内設置用で、6.3kWhが屋外設置用ですが、屋内用と屋外用を組み合わせることもできます。
「V2H蓄電システムeneplat」の特徴2.
大出力のパワーステーション
すこしややこしいのですが、パナソニックではパワコンのことをパワーステーションと呼称しています。
今まで太陽光発電にしても蓄電池にしても電気を変換するパワコンの出力は、高くて5.5kWの商品がほとんどでした。
しかし、最近は電気自動車と繋げることを想定されたパワコンを各社開発する中で、快適に充放電をするために出力を大きくし、ついにパナソニックは6.0kW出力のパワコンを商品化しました。
この商品の具体的な恩恵としては、太陽光パネルの発電量に対してパワコンの出力が小さい環境ではロスする電気が少なくなり、停電時には蓄電池によってより多くの電気を同時に使うことができるようになります。
「V2H蓄電システムeneplat」の特徴3.
V2H連携のトライブリッド
パナソニックはこのような一般的な呼び方は好まないと思いますが、太陽光発電、蓄電池、V2H(電気自動車)を組み合わせた、いわゆるトライブリッドにすることができます。
トライブリッド対応自体は、ニチコンなどの大手の蓄電池メーカーが近年取り組んでいるため珍しくありません。
しかし、業界で初めて電気自動車と蓄電池に同時充放電できる仕組みを取り入れたり、先ほど紹介したパワーステーションの高出力化など、電気自動車とのかかわりが深いパナソニックならではの差別化がなされています。
パナソニック 蓄電池「創蓄連携システムT」の特徴

「創蓄連携システムT」の特徴1.
大きく方針転換した大容量蓄電池

先に紹介した2つのシリーズから大きく方針を転換・進化したのが、新商品の「創蓄連携システムT」です。
創蓄連携システムTでは、ユニットは9.7kWhの1種類で標準で全負荷にも200Vにも対応できるようになっています。
他社人気メーカーの蓄電池の要素を備えた、パナソニックの太陽光発電ユーザー待望の商品です。
「創蓄連携システムT」の特徴2.
設置面積や工事の手間を極限まで減らした設計

従来のパナソニックの蓄電池から変わった点は、蓄電池ユニットが1つになったことだけではありません。
蓄電池に必要だった「パワーステーションS+(本体)」「パワーステーションS+(蓄電池用コンバータ)」「200Vトランスユニット」などの機器が全てまとまって「パワーステーション」の1台に機能が集約されました。
蓄電池本体1台と周辺機器1台で設置ができてしまうため、工事の工数も約半分になり、必要なスペースも半分近くに減り、より日本の住宅に最適化した進化をとげました。
「創蓄連携システムT」の特徴3.
AiSEG3を活用した自家消費比率の向上

そして、2025年に販売されたパナソニック製のHEMS「AiSEG3」と連携することで自家消費率を約70%まで向上させることができます。
搭載されているAI「AIソーラーチャージPlus」により、天気による発電量の変化や家の電気消費量から最適な自家消費に導くほか、非常時に備えて電気もためてくれる安心設計です。
パナソニック 蓄電池の保証
パナソニックは比較的新しい商品(V2H蓄電システムeneplatの一部)には無償の15年保証がついており、V2H蓄電システムeneplatの一部蓄電池ユニットや創蓄連携システムS+の蓄電池ユニットは無償10年、有償で15年の保証となります。
| シリーズ名 | 保証対象品番 | 保証期間 | 保証値 |
|---|---|---|---|
| V2H蓄電システム eneplat | LJB1367C | 15年 | 約55% |
| LJB2364C | 15年 | 約70% | |
| LJBH346C | 15年 | 約70% | |
| LJB1335 | 10年(有償15年) | 約55% | |
| LJB1367 | 10年(有償15年) | 約55% | |
| LJB2363 | 10年(有償15年) | 約60% | |
| 創蓄連携システムS+ | LJB1335 | 10年(有償15年) | 約55% |
| LJB1256 | 10年(有償15年) | 約60% | |
| LJB2363 | 10年(有償15年) | 約60% |
また、無償10年保証を有償にする際の費用も下記にまとめておきます。
| シリーズ名 | 型番(構成) | 蓄電容量 | 有償15年保証費用(税込) |
|---|---|---|---|
| V2H蓄電システム eneplat | LJB1335 | 3.5kWh | 44,275円 |
| LJB2263 | 6.3kWh | 60,500円 | |
| LJB1367 | 6.7kWh | 64,900円 | |
| LJB1335×2台 | 7.0kWh | 66,495円 | |
| LJB1335×1台+LJB2363×1台 | 9.8kWh | 77,000円 | |
| LJB1335×1台+LJB1367×1台 | 10.2kWh | 79,750円 | |
| LJB2363×2台 | 12.6kWh | 86,900円 | |
| LJB2363×1台+LJB1367×1台 | 13.0kWh | 93,500円 | |
| LJB1367×2台 | 13.4kWh | 96,250円 | |
| 創蓄連携システムS+ | LJB1335 | 3.5kWh | 44,275円 |
| LJB1256 | 5.6kWh | 54,450円 | |
| LJB2363 | 6.3kWh | 60,500円 | |
| LJB1335×2台 | 7.0kWh | 66,495円 | |
| LJB1335×1台+LJB1256×1台 | 9.1kWh | 71,995円 | |
| LJB1335×1台+LJB2363×1台 | 9.8kWh | 77,000円 | |
| LJB1256×2台 | 11.2kWh | 80,256円 | |
| LJB1256×1台+LJB2363×1台 | 11.9kWh | 84,700円 | |
| LJB2363×2台 | 12.6kWh | 86,900円 |
パナソニック 蓄電池の設置事例
パナソニック蓄電池 よくある質問
パナソニックの蓄電池に関して、お客様からよくいただく質問をご紹介いたします。
創蓄連携システムやeneplatはどれもハイブリッド型・トライブリッド型蓄電池なので、太陽光発電システムの保証は外されてしまうことがほとんどです。
また、パナソニックは太陽光発電の対応回路数が多いのが特徴ですが、パナソニックの太陽光発電と同時導入でない場合は少し割高に設定されているので、回路数がそれほど必要ないのであれば他メーカーの検討も含めて慎重に選ぶ必要があります。
「V2H蓄電システムeneplat」という名前ですが、V2Hを設置しないハイブリッドタイプのように導入することができます。
後からV2Hを導入する場合は、eneplat用のパワーステーション、電力切替ユニットが必要なので、その点だけご注意ください。
パナソニックの蓄電池は150万円から160万円の価格帯の蓄電池を組み合わせて好きな容量にカスタマイズできるのが特徴です。以前のソーラーパートナーズのデータによると、平均11.2kWhに対して最終価格は平均200万円となります。容量帯によって大きく価格差があるため、予算に応じて見積もりを出してもらうのも手です。
パナソニックは蓄電池のサイクル数(充放電の回数)を公表していませんが、最新モデルは15年保証を用意しています。メーカー保証は実際の寿命に対して余裕をもって設定すること、そしてかなり前のモデルがサイクル数8,000回(約22年相当)だったことを考えると、少なく見積もって15年から20年は使用できると判断できます。
パナソニック蓄電池の口コミ
パナソニックの蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。
- 「トヨタやテスラとの提携もしている安心感があった」
- 「少し高額だが、有名なパナソニックの蓄電池なら何かあったときも安心だと思えた」
- 「停電時にたくさんの電気が使えたので、あたたかいご飯や赤ちゃんのミルクの用意ができたことがとても嬉しかった」
- 「蓄電池ユニットが思っていたよりも小さく、設置に困らなかった」
- 「太陽光は他社製になってしまったが、蓄電池は変わらずパナソニック製だから安心」
パナソニックというブランドの安心感が大きいのと、停電時にメリットを感じている方が多い印象です。
パナソニックの蓄電池をお得に買う方法
パナソニックの蓄電池は、卒FITの方向けに価格設定を見直していくことが考えられます。
これまでは、太陽光発電と蓄電池のセット導入に意欲的でしたが、今後パナソニックのパネルを設置した人が続々と卒FITを迎える中で、その人たちを囲い込みたいと考えるのが合理的です。
そうなった時に、パナソニックの太陽光発電システムをたくさん販売、または設置工事をしている会社は、蓄電池の仕入れ価格も安くなってきますので、そのような会社を探すことが大事になってきます。
ソーラーパートナーズは、パナソニック蓄電池の提案ができる工事会社をご紹介しております。
弊社への加盟基準として、「複数メーカーの提案が可能であること」という条件があるのですが、この条件をクリアした企業様の中で、まずパナソニックを提案できないという企業様はいらっしゃいません。
パナソニックの蓄電池を検討されている方は、ぜひソーラーパートナーズまでご相談ください。
まとめ
パナソニックの蓄電池の特徴はご理解いただけましたか。
ソーラーパートナーズでは、太陽光発電でもパナソニックをたくさん施工し、蓄電池の提案もできる全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
「パナソニックの蓄電池をお得に買いたい」という方は下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。
地元で最も評判の業者をご紹介いたします。





















