長州産業 蓄電池の相場価格・特徴・口コミを徹底解剖!

近年、蓄電池市場は拡大し続けており、様々なメーカーから何種類も商品が出ています。
家庭用蓄電池メーカーの特徴ごとの整理ができないと、自分に適した蓄電池を選ぶことができない状況になってしまっています。
そこで、今回は長州産業の家庭用蓄電池の「相場価格・特徴」から、実際に設置した方の「口コミ・評判」まで、長州産業の家庭用蓄電池を徹底解剖します。
この記事では、
- 長州産業 蓄電池の相場価格
- 長州産業 蓄電池の種類と特徴
- 長州産業 蓄電池のよくある質問
- 長州産業 蓄電池の口コミ
について解説します。
この記事を読むと、長州産業の家庭用蓄電池をお得に買う方法や、長州産業の家庭用蓄電池を選ぶべき人についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてください。
長州産業の蓄電池は3つのシリーズがある
スタンドアローン、単機能、ハイブリッド全タイプの蓄電池をラインアップ
長州産業の蓄電池には「へやまる」「スマートe-ストレージ」「スマートPV」の3つのシリーズがあります。
- 「へやまる」・・・太陽光発電システムと連携できない独立型(スタンドアローン)の蓄電池です。
- 「スマートe-ストレージ」・・・太陽光発電システムと連携可能な単機能型の蓄電池です。
- 「スマートPV」・・・太陽光発電システムと連携可能なハイブリッド型の蓄電池です。
家庭用蓄電池は大きくスタンドアローン型、単機能型、ハイブリッド型の3種類に分類されますが、長州産業はいずれもラインアップしています。
スタンドアローン型、単機能型、ハイブリッド型の違いについては、各製品ごとの章で後程詳しく説明します。
長州産業 2021年蓄電池の相場価格
「へやまる」「スマートe-ストレージ」「スマートPV」それぞれの相場価格は以下の通りです。
蓄電容量 | 相場価格(税込) |
---|---|
6.5kWh | 157.6万円 |
7.04kWh | 167.7万円 |
9.8kWh | 169.6万円 |
14.08kWh | 266.8万円 |
長州産業の家庭用蓄電池は、他メーカーの同容量程度の製品と比較すると、若干価格が高い傾向があります。
しかし、その分、他メーカーよりも保証期間が長いという長所があります。
一般的なメーカーの家庭用蓄電池の保証期間は10年程度のことが多いですが、長州産業の蓄電池はいずれのシリーズも15年間の保証がついています。
保証面まで考えると、コストパフォーマンスは悪くないです。
他メーカーの相場価格は以下の記事に掲載しています。
長州産業の蓄電池 シリーズ別の特徴
長州産業の蓄電池、3シリーズそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
「へやまる」の特徴
スタンドアローンタイプ蓄電システム「へやまる」 | 長州産業
「へやまる」の特徴1.
太陽光発電との連携はNGだが安い
「へやまる」は、系統とは接続できないスタンドアローン型の蓄電池です。
スタンドアローン型蓄電池とは、既存の太陽光発電システムとの連携ができず、単独で使用する独立タイプの蓄電池という意味です。
つまり、「へやまる」は太陽光発電システムと接続ができないということです。
現在、蓄電池は太陽光発電システムとつないで使うものが主流ですが、この蓄電池「へやまる」は既存の太陽光発電システムとの連携ができず、あくまで単独で使用するスタンドアローン型タイプになります。
「へやまる」に限らず、スタンドアローンタイプの蓄電池全般に言えることですが、太陽光発電との連携ができる機種に比べると、だいぶ安く設置することが可能です。
「太陽光発電は設置していないけれど、停電時などの備えで蓄電池を設置したい」という人は「へやまる」のようなスタンドアローンタイプの蓄電池がおすすめです。
ちなみに、マンションなど、太陽光発電を設置するのが難しい環境でも「へやまる」の設置は可能です。
「へやまる」の特徴2.
停電時に同時に使える電気量が多い
スタンドアローンタイプ蓄電システム「へやまる」 | 長州産業
「へやまる」は停電時に同時に使える電気量が多いという特徴があります。
停電時に同時に使える電気の量は「停電時定格出力」によって決まります。
一般的な蓄電池の停電時定格出力」は1.5 kVA~2 kVA程度ですが、「へやまる」は停電時定格出力が4.0kVAもあります。
また、「へやまる」は、大きめのエアコンなどに使われる200V電源の電気製品にも電気の供給ができます。
「へやまる」の回路数は、4回路で、そのうち1回路だけ200V対応が可能です。ただし、エコキュートとIHクッキングヒーターへの接続はできません。)
同時にたくさんの電気を使える分、あっという間に蓄電していた電気を使い切ってしまいやすい、という注意点はありますが、停電時に多くの電気が同時に使えるのは魅力的です。
長州産業の蓄電池「スマートe-ストレージ」の特徴
単機能(フレキシブル)タイプ蓄電システム「スマート e-ストレージ」(CB-FLB01A、CB-FLB01A) | 長州産業
「スマートe-ストレージ」の特徴1.
太陽光発電との連携も、単体での利用も可能
「スマートe-ストレージ」は、太陽光発電との連携も、単体での利用もできる単機能型蓄電池です。
単機能型蓄電池とは、太陽光発電との連携ができるタイプの蓄電池のうち、太陽光発電とは別にパワコンが必要になる機種のことを指します。
ちなみに、太陽光発電と蓄電池のパワコンが一体になっている機種はハイブリッド型蓄電池と言います。
単機能型蓄電池である「スマートe-ストレージ」は「太陽光発電設置済みでパワコンがまだ新しい」という人におすすめです。
太陽光発電を設置済みでも、パワコンが古くなっていて保証期間が残り少ない、もしくは保証期間が終わっているという方や、太陽光発電をこれから設置するという方は「スマートe-ストレージ」を選ばずにハイブリッドタイプを選ぶ方が良いです。
ちなみに、「スマートe-ストレージ」には蓄電容量6.5kWh、9.8kWhの2タイプがありますが、6.5kWhタイプの蓄電池部分はハイブリッドタイプタイプの「スマートPV」と同じ蓄電池です。(型番はCB-LMK65A)
差があるのはパワコンや分電盤などの部材だけです。
「スマートe-ストレージ」の特徴2.
大容量でも軽くて小さい
蓄電池ユニット6.5kWh (CB-LMK65A) |
蓄電池ユニット9.8kWh (CB-LMK98A) |
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製品 |
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外形寸法 | W452×H656×D120mm(突起部を除く) | W452×H542×D228mm(取付架台・金具を含まず) |
重さ | 約52kg(取付板含む) | 約78kg(取付架台・金具を含まず) |
家庭用蓄電池は100kg以上の機種がほとんどですが、「スマートe-ストレージ」は6.5kWhタイプが52kg、9.8kWhタイプが78kgと非常に軽量です。
また、本体が小さくコンパクトですので、「あまり設置スペースをとりたくない」という方におすすめです。
ちなみに、「スマートe-ストレージ」は6.5kWhタイプが屋内型、9.8kWhタイプが屋外型です。
パワーコンディショナーは29kgの重さがあり、屋内の通常の壁の場合では引き抜き強度が取れないため、いずれのタイプでも屋外に設置します。
「スマートe-ストレージ」の特徴3.
停電時に使う家電を決めておく必要あり
「へやまる」と「スマートPV」も同様ですが、「スマートe-ストレージ」は「特定負荷型」という種類の蓄電池です。
「特定負荷型」の蓄電池は、設置工事の際に、あらかじめ分電盤の中から回路を選択しておいて、もしもの時に使うことができる家電製品を決めて必要があります。
「スマートe-ストレージ」が停電時に使うことができる回路数は2回路で、設置時に停電時にどの家電や照明などを使いたいのかを想定し、慎重に選んでおく必要があります。
また、停電時の定格出力は2.0KVAです。200V電源には対応していません。
停電時の利用には多少制限があることを予め理解しておいてください。
「スマートPV」の特徴
ハイブリッドタイプ蓄電システム「スマートPV」(CB-HYB04A) | 長州産業
「スマートPV」の特徴1.
太陽光発電の電気をロスなく貯められる
ハイブリッド型蓄電池の「スマートPV」は、太陽光発電の電気をロスなく貯めることができます。
ハイブリッド型蓄電池とは、太陽光発電システムと蓄電池の両方のパワコンが1つになったハイブリットパワコンを採用した蓄電池です。
単機能型蓄電池とは異なり、1台のパワコン設置のみでOKです。パワコン間でのロスが発生しないので、太陽光発電の電気を効率的に貯めることができます。
太陽光発電をこれから設置する場合や、既に太陽光発電を導入済みで太陽光発電用のパワコンが設置されていても、古くなっている場合には、「スマートPV」のようなハイブリッド型蓄電池を選ぶのがおすすめです。
太陽光発電を既に設置したばかりという場合には、ハイブリッド型蓄電池の導入によって、太陽光発電の保証が維持されなくなる可能性がありますので、その点は注意してください。
「スマートPV」の特徴2.
停電時に使える電化製品がスマートe-ストレージより多い
先ほど「スマートPV」と「スマートe-ストレージ」は蓄電池部分は同じ、という説明をしましたが、停電時に使える電化製品が「スマートPV」の方が多くなります。
具体的には、「スマートe-ストレージ」は選ぶことができる回路数が2回路なのに対して、「スマートPV」は3回路です。
これは、「スマートPV」と「スマートe-ストレージ」では使用する分電盤の種類が異なることが理由です。
停電時に多くの電化製品を使えるという点では「スマートPV」は「スマートe-ストレージ」より優れています。
ただし、注意していただきたいのは、太陽光発電の回路数が4回路以上の場合には、電気のロスが発生してしまいます。
ハイブリッド型蓄電池全てに言えることですが、既設の太陽光発電システムの状況を事前にしっかりと把握するという事が大事になってきます。
「スマートPV」の特徴3.
DC/DCコンバータが必要
少しネガティブなポイントになってしまいますが、「スマートPV」にはDC/DCコンバータという機器が必要になります。
DC/DCコンバータとは直流(DC)から直流(DC)の変換を行う機械で、電圧を調整する機械です。
他メーカーのほとんどのハイブリッド型蓄電池の場合は、パワーコンディショナー自体にこの機能が組み込まれており、別途DC/DCコンバータを設置する必要はありませんが、「スマートPV」はDC/DCコンバータの設置が必要になります。
DC/DCコンバータの設置は部材代、工事代の上昇を招く要因になりますののでデメリットと言えると思います。
長州産業蓄電池のよくある質問
長州産業の蓄電池はオムロン製です。長州産業は蓄電池の製造をしていません。
それならオムロンを選んだほうがいいのでは、と思うかもしれませんが、
オムロンよりも長州の方が安くなっていることが多いですし、保証期間も長州の方が長いので、むしろ長州を選ぶメリットは大きいです。
「スマートe-ストレージ」と「スマートPV」は長州産業以外の太陽光発電と連携することが可能です。
ただし「スマートPV」を連携させるのであれば保証面に注意が必要です。
「スマートe-ストレージ」の場合は単機能型蓄電池ですので、既設の太陽光発電システムとは連携しないので問題ありませんが、ハイブリッド型蓄電池の「スマートPV」を設置すると、既設の太陽光発電の保証がはずされてしまうことがほとんどです。
太陽光発電を設置して間もないという場合には、「スマートe-ストレージ」などの単機能型蓄電池を選んだほうが安心です。
長州産業 蓄電池の口コミ
長州産業蓄電池についてよくある口コミを紹介します。
- 「思っていたよりはるかに蓄電池がコンパクトでした」
- 「蓄電池ユニットは屋内設置だったのですが、空気清浄機よりも小さかったです」
- 「大容量なのにコンパクトサイズで、置く場所にも困らなかったです」
やはりサイズがコンパクトだという印象を受ける方が多いようです。
長州産業の蓄電池をお得に買う方法
長州産業の製品に限りませんが、家庭用蓄電池をお得に導入するために何より重要なのが、業者探しです。
家庭用蓄電池は同じ商品でも業者によって提案価格が全然違いますし、工事品質や設置後の対応もピンキリです。
「営業の人の感じが良かったから」「なんとなく信頼できそうだから」といった理由で、訪問販売の業者とすんなりと契約してしまう方が大勢いますが、業者を選ぶ際は、面倒くさがらずに複数社の提案を聞いてから契約するようにしましょう。
まとめ
長州産業の家庭用蓄電池の特徴はご理解いただけましたか。
ソーラーパートナーズでは、保証期間の長さで評判の長州産業の蓄電池を提案できる全国の優良業者を無料でご紹介するサービスを行っております。
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