シャープ 蓄電池の相場価格・特徴・口コミを徹底解剖!

こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。(蓄電池専用ページはこちら)
さまざまな蓄電池メーカーの中で、どの蓄電池を選ぶべきか悩みませんか?
今回はシャープの蓄電池に関して、相場価格から口コミまで網羅的に解説いたします。
この記事では、
- シャープ 蓄電池の相場価格
- シャープ 蓄電池のシリーズ別の特徴
- シャープ 蓄電池のよくある質問
- シャープ 蓄電池の口コミ
- シャープ 蓄電池をお得に買う方法
について解説します。
この記事を読むと、シャープの蓄電池の概要だけでなく、お得に買う方法についてもわかる内容になっています。
ぜひチェックしてみてください。
卒FIT大本命のシャープはOB客に専念
2019年11月に卒FITを迎えた53万人のうち約半数がシャープの太陽光発電システム設置ユーザーと言われています。
これはシャープ特約店という全国販売店網を持ち、2000年には太陽電池の生産量世界1位になったことがあるシャープの蓄電池市場における特権です。
つまりシャープOB客にだけ案内をするだけで十分な蓄電池の販売量を確保することができるのです。
当然シャープの戦略はとにかくOB客優先となっており、卒FIT未満の他メーカーの太陽光発電システムを設置しているユーザーには販売をしないという徹底ぶりです。
(積極的に販売をしないという意味ではなく、設置禁止という措置を取っています。)
シャープOB客への卒FIT対策に特化しているので、パワーコンディショナーの交換を伴うハイブリッド型のラインアップのみとなっており、単機能型はありません。
容量別に4.2kWh、6.5kWh、8.4kWhと3パターン用意していましたが、2020年度はそこにさらに6.5kWhと13.0kWhの人気の全負荷型も用意し、盤石の態勢を整えています。
シャープ 蓄電池の相場価格
シャープの蓄電池 相場価格は以下の通りです。
シリーズ名 | 型式 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
---|---|---|---|
コンパクトタイプ | JH-WB1621 | 4.2kWh | 130.1万円 |
屋内ミドルタイプ | JH-WB1711 | 6.5kWh | 146.3万円 |
ミドルタイプ | JH-WB1921 | 6.5kWh | – |
大容量タイプ | JH-WB1821 | 8.4kWh | 187.6万円 |
ミドルタイプはこれから2020年4月以降に発売予定なのでまだ相場価格データはありません。
このミドルタイプは2台接続することで13kWhにすることも可能な全負荷型になります。
屋内ミドルタイプの方の6.5kWhは、オムロンや、オムロンからOEM供給を受けている長州産業が全く同じ蓄電容量を販売していますが、別の蓄電池になります。
ただ蓄電池セルを作っているのは全て同じメーカーですので、中身は同じものなのかもしれません。
長州産業の蓄電池に関しては下記記事を読んでみてください。
また、他メーカーの相場価格に関しては下記に掲載しています。
シャープ 蓄電池 全タイプ共通の特徴

シャープの蓄電池の特徴に関して、シリーズごとの特徴を説明する前に全タイプ共通の特徴に関してお話させていただきます。
「シャープ蓄電池」の特徴1.
ハイブリッド型なので電気ロスが少ない

シャープの蓄電池はハイブリッド型蓄電池ですので、電気ロスの少ないことが特徴です。
既存の太陽光用のパワーコンディショナーを取り外し、太陽光と蓄電池を兼用できるパワーコンディショナーに切り替えるハイブリッド型なので、蓄電池用にもう一つパワーコンディショナーを設置する必要がある単機能型蓄電池に比べて、電気交換ロスが少ないのが特徴です。
「シャープ蓄電池」の特徴2.
AIが生活パターンや天気予報から自動制御
シャープの蓄電池はAIによる自動制御が可能です。
HEMSを導入することにより、COCOROENERGYと名付けられたクラウドサービスと連携し、AIが天気予報や生活パターンを学習し、余剰電力を予測して昼間の割高な余剰電力の購入を抑える働きを自動でおこないます。
スマートスターにも有料のAIサービスがついていますが、シャープのAIサービスは月々の利用が無料であることも特徴です。
「シャープ蓄電池」の特徴3.
太陽光パネル出力保証が継続できる
シャープの蓄電池を導入すると、太陽光パネルの出力保証を継続することができます。
シャープの太陽光発電システムを設置し、まだパネルの保証期間が残っている場合に別メーカーのハイブリッド型蓄電池を設置した場合は、パネルの出力保証も外されてしまいますが、シャープの蓄電池を設置する場合はパネルの出力保証は継続されます。
いま卒FITを迎える方の当時は10年保証ですので、卒FITの方は保証期間が切れたタイミングですので関係のない話ですが、シャープの太陽光発電設置10年未満の方の場合は大きな意味を持つポイントだと思います。
それでは次の項から、シリーズごとの詳しい特徴に関して説明いたします。
シャープ 蓄電池 各タイプの特徴
「大容量タイプ8.4kWh」の特徴
屋内・屋外設置が選べる

シャープの蓄電池「大容量タイプ8.4kWh」は、設置場所が屋外でも屋内でもどちらにでも対応できます。
寒冷地や塩害の恐れがある地域ならば屋内に設置など特段そのような恐れがなく、水害の恐れもない場合は屋外に設置と柔軟に対応できるのが特徴です。
もちろん単体ではシャープ蓄電池の中で最大容量です。
※8.4kWhも全負荷対応しました。容量の大きさからもシャープの蓄電池の中で今はダントツ一番人気になっています。
「屋内ミドルタイプ6.5kWh」の特徴
コンパクトな屋内設置

シャープ蓄電池の「屋内ミドルタイプ6.5kWh」はシャープの蓄電池の中で、一番コンパクトで軽量です。
奥行きが263mm、重さも69kgと軽量なので、屋内のちょっとしたスペースに配置することが可能です。
「ミドルタイプ6.5kWh」の特徴
待望の全負荷型

シャープの蓄電池「ミドルタイプ6.5kWh」はシャープ蓄電池の中で唯一の全負荷型蓄電池です。
停電時に特定の電源だけ使うことができる特定負荷型と違い、分電盤全部をバックアップします。
停電時に家中の電気が使えるということになります。
また、蓄電容量を大きくしたい場合は2台設置で13kWhとすることも可能です。
さらに期間をずらして後から追加設置することも可能な仕様になっています。
この蓄電池がシャープのメイン商品となっていくと思われます。
シャープ 蓄電池のよくある質問

設置後10年未満の人はもちろんですが、シャープは2012年から10年保証から15年保証にメーカー保証期間を延ばしており、その際にさかのぼって15年の延長するかどうかを設置済みの方にも打診しました。
結果として設置後10年経っていてもまだ保証期間内という方が存在しますので、その方はシャープ蓄電池にしなければその保証は取れてしまいます。

シャープ同士だから、絶対設置できると思われている方が多いのですが、シャープ蓄電池のラインアップは全てハイブリッド型となっていますので、既存の太陽光発電システムに干渉します。
現在の太陽光発電システムの回路設計次第によっては、発電量の低下などがおきる事が予想されますので、シャープ同士だから何も憂いがないと思うのは間違いですので慎重に検討をするようにしてください。
シャープ 蓄電池の口コミ
シャープの蓄電池の口コミでよく聞かれるものをご紹介します。- 「AIで自動制御してくれるので安心です。」
- 「また15年保証が付いたので、良かったです。」
- 「シャープの太陽光発電を設置しているので、他の蓄電池を検討するという選択肢は正直ありませんでした。」
- 「新しく出てくる全負荷型にするか、今ある特定負荷型の6.5kWhにするか迷っています。」
やはりシャープOBが中心なので、あまり他社の蓄電池と比較検討した感じが少ないのが特徴です。
シャープの蓄電池をお得に買う方法
シャープの蓄電池をお得に買う方法をご紹介いたします。
そもそも他メーカーの卒FIT未満の方は、シャープの蓄電池を設置することはできない縛りを設けているくらいシャープOB客に特化した販売戦略を取っています。
そうなると、シャープ特約店が必然的に、自分のOB客にシャープ蓄電池を販売するという形になりますので、あまり競合他社が入り込む余地がありません。
もちろんシャープ特約店もシャープの蓄電池だけを販売するわけではありませんが、やはりシャープの蓄電池を売りたいという事は変わりませんので、だからこそシャープ以外の蓄電池を販売しようとする会社からも提案を受けることが、結果としてお得に買う方法になると思います。
まとめ
シャープの蓄電池の特徴はご理解いただけましたでしょうか。
ハイブリッド型に特化して、徹底的にOB客に応えるために、3つの蓄電容量を用意したシャープでしたが、2020年になって全負荷型蓄電池を販売し始めたことにより、この蓄電池に一気に集約されるように思われます。
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