【2022年度 FIT認定の申請期限】太陽光発電の売電価格確保にはいつまでに申請が必要?各電力会社の申込期限まとめ
こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。
この記事では、「2022年度の売電価格を確保するためには、いつまでに、どのような手続きをすればいいのか」という点を電力会社ごとにまとめました。
結局いつまでに何をすればいいの?
各電力会社への申し込み期限がわかっても、「いつまでに何をすれば期限に間に合わせられるのかがわからない」という方も多いのではないでしょうか。
申し込み期限までに必要な動きと、いつまでに行えばいいかの目安についてもまとめました。
売電契約までの流れ
(業者が電力会社に申請をするまでに少し時間が必要になることもあります。電力会社が定める期日より1週間程度余裕をみて契約を済ませておきましょう。)
電力会社との接続同意書類も 同日までに提出が必須。
2022 年度中の再エネ特措法に基づく認定の申請にかかる期限日について(お知らせ)| 資源エネルギー庁
事業計画認定申請に必要な書類・手続き
- 登記事項証明書の取得 (法務局から取得)
- 事業計画認定申請 (太陽光業者が実施)
- 「承諾」手続き (設置者が実施)
承諾手続きの方法についてはこちらをご覧ください。
2022年度売電申請手続きの締切は10kW未満と以上で違うので注意
経済産業省より、2022年度の売電申請手続き(事業計画認定申請)の締切が既に発表されています。
- 10kW未満:2023年1月7日(金)
- 10kW以上:2022年12月16日(金)
50kW未満までは電子申請が原則です。万が一、紙申請となる場合は手続きに時間がかかる場合があるので注意が必要です。なお、紙申請の持参は受付不可となっています。
区分 | 2022年度 | 売電期間 |
---|---|---|
買取価格(10kW未満) | 17円/kWh | 10年間 |
買取価格(10kW~50kW未満) | 11円/kWh | 20年間 |
買取価格(50~250kW未満) | 10円/kWh | 20年間 |
売電申請手続きに必要な3つのこと
1.メーカーと容量の決定
2022年度の売電価格を確保するための申請手続きは、正式には「事業計画認定申請手続き」と言います。
その名の通り、太陽光発電の「事業計画」の認定をしてもらうための申請です。
ですからどのような太陽光発電システムを設置しようと考えているかがそもそも決まっていないと申請ができません。
つまり、どのメーカーのどの太陽光パネルを何枚、どこに設置するのか、どのようなメンテナンス計画なのかが決まっていないと申請ができないのです。
2.必要書類の用意
事業計画認定申請手続きには、添付するべき必要書類があり申請期日までに用意できていなければなりません。
注意していただきたいのは、“書類不備がない状態で申請を行うこと”です。
書類不備があった場合申請期日に間に合わない可能性がありますので、必ず申請前に書類のチェックをするようにしてください。
10kW未満の場合
- 建物の登記事項証明書(土地設置の場合は土地の登記事項証明書)
- 接続の同意を証する書類
10kW以上の場合
- 土地の登記事項証明書(建物設置の場合は建物の登記事項証明書)
- 接続の同意を証する書類
- 住民票の写し、もしくは戸籍謄本
- パワーコンディショナーの仕様書
- 位置図(20kW以上土地設置の場合)
- 事業実施体制図
- 関係法令手続状況報告書
3.WEB上での申請手続き
太陽光発電の売電申請手続き(事業計画認定申請)は、WEB上で行います。
上記の1と2が揃って入れば短ければ5分WEBでの申請手続きは完了します。
どうしてもWEBでの申請ができない場合は郵送での申請受付もしておりますが、手続きが煩雑になること、訂正作業が大変であることなどから原則はWEB上で行います。
2022年度の売電価格を確保するためには、WEB上での申請手続きを締切日までに完了することが必須となります。
2022年度売電申請で一番の注意は接続の同意を証する書類
申請手続き自体はWEBでの申請ですから太陽光発電システムの計画さえ決まっていれば簡単で、締切日当日でも可能です。
また10kW未満でも10kW以上でも必要な書類である登記事項証明書も最寄りの法務局で取得できますのでそれほど手間ではありません。
問題は接続の同意を証する書類です。
この書類は各電力会社に別途申込をしてから発行される書類で、おまけに発行までに時間のかかる書類です。
ですから、2022年度の売電価格を確保するための実質的な締切は、事業計画認定申請の締切日までに接続の同意を証する書類が発行されるように管轄の電力会社に申込をすることです。
電力会社別 2022年度売電申請の締切
毎年各電力会社が、売電申請手続き(事業計画認定申請)の締切日に対して、いつまでに申込手続きをしてくれたらその日までには、接続の同意を証する書類を発行しますという期日を発表します。
つまりこの各電力会社の発行期日こそが、実質的な2022年度の売電申請締切です。
各電力会社の発表時期はバラバラなので、ご注意ください。
電力会社 | 申込期限 | 特記事項 | 電力会社のURL | 解説記事 |
---|---|---|---|---|
北海道電力 | 2022年10月28日(金) | 10kW以上は2022年9月16日(金) | URL | 詳細 |
東北電力 | 2022年10月21日(金) | 10kW以上は2022年10月7日(金) | URL | 詳細 |
東京電力 | 2022年11月11日(金) | 10kW以上は2022年10月14日(金) | URL | 詳細 |
北陸電力 | 2022年10月28日(金) | 10kW以上は2022年10月7日(金) | URL | 詳細 |
中部電力 | 2022年11月11日(金) | 10kW以上は2022年10月21日(金) | URL | 詳細 |
関西電力 | 2022年11月24日(木) | 10kW以上は2022年11月1日(火) | URL | 詳細 |
中国電力 | 2022年11月4日(金) | 10kW以上は2022年10月14日(金) | URL | 詳細 |
四国電力 | 2022年11月4日(金) | 10kW以上は2022年10月14日(金) | URL | 詳細 |
九州電力 | 2022年11月11日(金) | 10kW以上は2022年10月14日(金) | URL | 詳細 |
沖縄電力 | 明示されず | お早目に申し込みください。 | URL | 詳細 |
まとめ
その年の売電価格を確保するため駆け込み需要の発生は毎年の恒例行事ですが、年々売電価格確保の為の締め切りが早くなり、2022年度はとうとう9~10月ごろが駆け込みのピークとなりました。
「年度」という概念はどこかにいってしまったかのような締切です。
人気の工事会社はこの駆け込み時期はどんどんスケジュールが埋まってきてしまいますし、締切に追われて焦って契約手続きをして驚くほどの高値で契約をしてしまう方は毎年後を絶ちません。
なるべく早め早めに行動し、後悔のない契約になるようにして下さい。
ソーラーパートナーズでは見積もり比較だけでなく、勢いで契約してしまった方の契約内容が適切かどうかの最終チェックも承っておりますのでお気軽に弊社のソーラーアドバイザーまでご相談ください。