3人家族、4人家族の平均的な電気代は?ファミリー世帯の電気代節約術と太陽光発電投資について紹介します。
電気代は家計にとって避けられない大きな支出の一つです。特に、4人家族の場合、一人暮らしや少人数の家庭に比べて、使う電気の量は大幅に増えるでしょう。そこで気になるのが、4人家族では一体どれくらいの電気代がかかるのか、そしてその電気代をどうやって上手に節約できるのかという点です。
この記事では、4人家族が抱える平均的な電気代に焦点を当て、日常生活で気軽に取り入れられる節約術を紹介していきます。電気代を少しでも減らすことは、家計の負担を軽くし、より快適な生活を実現するためのステップです。実用的な節約のコツを通じて、4人家族が賢く電気を使いこなすためのヒントをご紹介します。
3人家族の電気代はいくら?
2023年の3人家族の平均的な電気代は月あたり12,811円です。
これは春から冬までの電気代を平均的に割り出したものになるので、夏場や冬場はより高くなります。月当たりで算出した値は以下の通りです。
月別 3人家族
2023年1月 17,992
2023年2月 18,845
2023年3月 18,233
2023年4月 14,320
2023年5月 12,152
2023年6月 9,703
2023年7月 9,091
2023年8月 10,472
2023年9月 11,290
2023年10月 11,336
2023年11月 10,124
2023年12月 10,168
2023年の電気代の大きな特徴はなんといっても年始の電気代高騰でしょう。これはウクライナ問題を発端としたエネルギー危機によるものです。
この問題自体はまだ解決していませんが、政府は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を立ち上げ、現在は電気の使用量1kWhあたり3.5円の補助が出ています。年途中から電気代が落ち着いているのは補助の影響もあります。
4人家族の電気代はいくら?
2023年の3人家族の平均的な電気代は月あたり13,532円です。
月別 4人家族
2023年1月 19,061
2023年2月 21,793
2023年3月 18,969
2023年4月 14,811
2023年5月 12,429
2023年6月 10,444
2023年7月 9,267
2023年8月 10,859
2023年9月 11,940
2023年10月 11,377
2023年11月 10,294
2023年12月 11,137
4人家族の電気代は3人家族と比較して1割程度高いです。
ファミリー世帯の場合、お子さんの年齢によって電気代は大きく異なってきます。お子さんがまだ手の掛からない幼児であれば電気代に影響はありませんが、中高生になってくると家電の使用量が増えて電気代に影響が出るでしょう。
3人家族、4人家族の電気代が高くなる原因は?
電気代が高騰する原因は多岐にわたりますが、主に生活スタイルの問題、家電製品の問題の二つを中心に見て行くべきでしょう。これから電気代が高くなる主な理由とその解決策を解説します。
家電製品の過剰使用による電気代高騰
家電製品の過剰な使用は電気代の高騰に直結します。特に、エアコンやヒーター、扇風機といった温度調節に用いる家電は、長時間の使用が電気消費を大幅に増加させる主な原因です。使用しない時はしっかりと電源を切る、またはタイマー機能を活用することで、無駄な電力消費を減らすことが可能です。
家電製品が古いことによる電気代高騰
古い家電製品は、新しいものに比べてエネルギー効率が悪い傾向にあります。特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、長年使用することで効率が低下し、電気代の増加につながります。
資源エネルギー庁の調査によると、10年前の家電と比較して最新の冷蔵庫で約40%、エアコンで約17%の電力量の削減効果があると紹介されています。
資源エネルギー庁 「機器の買換で省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報
使用習慣の悪さによる電気代高騰
電気の使用習慣が悪いことも、電気代の増加に大きく影響します。例えば、使用しない照明をつけっぱなしにしたり、待機電力を無視することは、知らず知らずのうちに電力を消費しています。
とは言ってもお子さんがいるファミリー世帯では徹底した管理は難しいでしょう。最近ではIoTを駆使した家電のリモート管理も製品ラインナップが充実しています。導入を検討してみても良いでしょう。
断熱性が悪いことによる電気代高騰
家の断熱性が悪いと、冷暖房の効果が外に逃げてしまい、余計な電力を消費してしまいます。窓やドアの隙間をしっかりと塞ぐ、断熱材を使用するなどして、室内の温度を保持することが大切です。効率的な断熱対策は、冷暖房にかかる電気代を大幅に削減可能です。
3人家族、4人家族の電気代を太陽光発電で安くする
ここまで電気代の節約について触れてきましたが、より大きく電気代を減らすためには投資も検討の余地があるでしょう。
近年の新築住宅では住宅用太陽光発電の導入が当たり前となりました。電気料金が高騰している今だからこそ、電気は買わずに自分で発電することでよりお得に太陽光発電を活用できるようになりました。
具体的には、一般的な住宅では太陽光パネルを5kW程設置することが可能です。5kWの太陽光パネルで、一月あたり500kWhの発電量が期待できます。
これまでの太陽光発電はこの電気を売電することが主流でした。売電単価は年々変化しますが、今年は16円/kWhが保証されています。500kWh×16円で8,000円分の電気を生み出せるということです。
一方で売電せずに、電気を自家消費するという使い方があります。今のように電気代が高騰しているタイミングでは電気の購入価格が16円/kWhを大きく上回るため、売電せずに自家消費することでその金額分を丸々得することができるのです。
初期投資費用は百万円程度掛かりますが、太陽光パネルは30年ほど稼働できるという実績もあるので、長期的に見てメリットがあると言えるでしょう。
まとめ
年々高騰している電気代はエネルギー価格の上昇に伴うものであり、昨今の国際情勢を考えるとすぐに解決するものとは考えにくいです。電気代と正しく向き合い、節約方法や投資について考えるタイミングが来たと考えていいでしょう。
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