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平成30年9月6日北海道で地震発生 停電時の太陽光発電の使用方法と注意点

平成30年9月6日 北海道で地震が発生

平成30年9月6日03時07分頃、北海道胆振地方を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。

この地震の影響で、北海道内の全ての火力発電所が停止、午前6時時点で北海道全域が停電していると北海道電力が発表しています。

この地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この記事では停電時の太陽光発電の使用方法と、安全のために注意するべきことをまとめました。

太陽光発電の自立運転モードで電気が使えます

今回の地震では北海道全域約295万戸が停電に見舞われる、非常に大きな事態となっております。
私たちにとって、電気がなければ普通の生活が成り立たないくらい、電気は大切なものです。
太陽光発電があれば、電力会社からの電気供給がストップしてしまっても、電気を使うことができます

普段、住宅の屋根に設置した太陽光発電が生み出した電気は、近くの電線に流し込んでいます。
そのため、太陽光発電の電気を自宅でそのまま使用したいときには、「自立運転モード」に切り替える必要があります。
太陽光発電を所有している方でも、自立運転モードを使ってみたことがある人はあまりいないと思いますので、自立運転モードへの切り替え手順についてご説明します。

(1)分電盤のブレーカーをオフにする

分電盤の中には、アンペアブレーカーやサービスブレーカーと呼ばれるスイッチがあります。
電子レンジやドライヤーなど、電気を大量に使う機器のスイッチを同時に入れてしまうと、「ブレーカーが落ちる」ことがありますよね。
そのときに、改めてオンにしているスイッチがブレーカーです。
電力会社にもよりますが、「40A」や「50A」など、各家庭で契約しているアンペア数が書かれている大きなスイッチです。
太陽光発電を自立運転モードにするためには、まず、このブレーカーをオフにする必要があります

(2)太陽光発電ブレーカーをオフにする

続いて、さきほどのブレーカーとは別にある、太陽光発電ブレーカーもオフにします
既築住宅に太陽光発電を後から設置した方は、分電盤の近くに専用の太陽光発電ブレーカーが設置されていると思います。
新築住宅に初めから太陽光発電が設置されていた場合には、分電盤の中に太陽光発電ブレーカーがあると思います。
太陽光発電ブレーカーをオフにすることで、太陽光発電のパワーコンディショナが分電盤から電気的に切り離されることになります。

(3)パワコンの操作ボタン等で自立運転モードに切り替える

自立運転モードの切り替え方法は、メーカーごとに異なります
取扱説明書をよく読んで、自立運転モードへの切り替え操作を行ってください。
太陽光発電を設置してから何年も経っている方は、取扱説明書がすぐに出てこないこともあるかも知れません。
そこで、主要メーカーの操作方法を掲載しているページへのリンクを掲載しておきます。

(4)自立運転用コンセントに電気機器をつなぐ

自立運転モードで太陽光発電の電気を使うときは、自立運転用コンセントから電気をとります
普段使っているコンセントから電気が使えるわけではありませんので、ご注意ください。
通常、自立運転用コンセントで使える電気は1500Wが上限となります。
そのため、エアコンや電子レンジのように、大容量の電気を使う製品は使用できません。
携帯電話の充電や、テレビ、冷蔵庫など、本当に必要なものを、優先順位を決めて使うようにしてください。

天候によって電気が不安定になることもありますので、太陽光発電の自立運転モードでデスクトップパソコンを使うのは避けた方が無難です
急に電気が切れてしまうと、パソコンが壊れてしまうことがあるためです。
ノートパソコンであればバッテリーで駆動しますので問題ありません。

太陽光発電に加えて蓄電池を導入しているご家庭なら、昼間発電した電気を貯めておき、夜間や雨の日でも電気を使うことができます
非常時には、とても心強いことだと思います。

震災で破壊されてしまった太陽光パネルにご注意ください

今回の震災で倒壊した中には太陽光パネルが設置されている住宅もあることが考えられます。
建物自体が壊れていても、太陽光パネルに光があたると発電する可能性があります
うっかり触ってしまうと、感電事故につながる恐れもあります。
2018年6月18日に発生した大阪北部地震の際に、一般社団法人太陽光発電協会から、「震災によって被害を受けた場合の太陽光発電システム取り扱い上の留意点 」という文書が発表されました。
太陽光発電による二次災害を防ぐためにも、今回発表された「被害への対処における注意事項」として挙げられた内容をまとめておきます。

被害への対処における注意事項

  1. 素手でさわらないこと。
  2. 救助及び復旧作業等で壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋をしてください。
  3. 複数の太陽電池パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断してください。
    可能であれば、太陽電池パネルに光が当たらないようにブルーシートや段ボール等などで覆いをするか、裏返しにしてください。
  4. また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線がむき出しにならないようにビニールテープなどを巻いてください。
  5. 太陽電池パネルを廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで細かく破砕してください。
    なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下の通りです。

    • 半強化ガラス(厚み約3mm)
    • セル
      (シリコンの板、10~15cm角、厚み0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)
    • 透明樹脂
    • 白樹脂シート
    • 金属枠(主にアルミ)
    • 配線材
    • 樹脂箱など

  6. 夜間や日没後の日射等のない時も、太陽電池パネルはほとんど発電していませんが、作業内容としては、日射のある時の作業と同様にしてください。
引用:「震災によって被害を受けた場合の 太陽光発電システム 取り扱い上の留意点」2018年6月19日|一般社団法人太陽光発電協会

がれきの撤去など、復旧作業を行う際に、壊れた太陽光パネルを見かけた場合には、上記の注意事項をよく守り、安全に作業を進めるようにしてください。

まとめ

自家発電設備である太陽光発電は、今回のような非常時には心強い存在です。
その一方で、扱い方を誤ってしまうと、大変危険なものでもあります。
うまく太陽光発電を活用して、少しでも生活の役に立てていただきたいと願っています

改めまして、この地震で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復興を、心よりお祈り申し上げます

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