東側の太陽光パネルに鏡で太陽光を反射させたら発電量は増えますか

Q
お客様からのご質問

いつも楽しく拝見させて頂いています

現在パナソニックで、17.28kWを約1年運用しています。
(240W×72枚5.5kWパワコン3台)

切妻の屋根6寸で配置は、真東に24枚、真西に48枚です。この1年は天候があまり良くありませんでしたが、ほぼ、シミュレーション通りでした。
想定通りでしたが、東側のパネルが13時を過ぎるとほとんど発電しないのが気になってきました。
切妻屋根のすぐ東側に倉庫があります。
(高さは切妻屋根より低いです)

そこでこの倉庫に、鏡(ステンレス等?で)を設置し、東側のパネルに反射させて発電量を増やせないかと考えています。
倉庫とパネルの距離は5m位です。

時間的には13時から16時位まで光を当てられれば、と思っています。
この様な方法はどうでしょうか例はありますでしょうか?

自分で鏡を持って実験してみようと思いますが、24枚のパネルに手で持てる鏡で光を当てても変化が出るものかどうか、ご教授をお願い致します。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中嶋 正明

ご質問ありがとうございます。
「東側の太陽光パネルに鏡で太陽光を反射させたら発電量は増えますか」とのご質問ですね。

結論から申しますと、鏡で太陽光をあてれば発電量は増えます。
つまり、午後の時間帯になり光の当たらなくなった東側のパネルに鏡で光を当て発電量を増やす事は可能です。

反射鏡による発電量の向上は、大規模な太陽光発電システムで行われることがある様です。
設置については、色々な条件をクリアする必要があります。

  1. 設置した反射鏡の安全性が継続できるか
    風雨等に耐えられる様にしっかり設置する必要があります
  2. 反射鏡による光害の有無の確認
    太陽の位置は毎日東から西に移動する上、季節によって日の高さが変わります。
    近隣に迷惑が及ぶことが無いか確認する必要があります
  3. 鏡の光が一か所に集中しないか
    太陽の光が集中してしまうと熱によって太陽光パネルの発電効率が下がります
    また、過度な熱を与え続けると耐久性も減少してしまいます

以上の条件がクリアされたら、後は費用と発電量との兼ね合いがどうなるかだと思います。

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