太陽光発電の昇圧回路付接続箱について

Q
お客様からのご質問

パネル枚数の足りない分を補ってシステム構築できると三洋のPVカタログにあるのですが、かなり損失が大きくなるとも聞きます。では具体的に、屋根に230Wで23枚設置スペースがあるとき、230W20枚の4.6kWと230W23枚+昇圧回路付接続箱の5.75kWではそれぞれどのようなメリット・デメリットが考えられるのでしょうか?

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

昇圧をかけるメリットは、屋根の大きさや形状に合わせて最大限のパネル枚数を設置できるようになることです。一方デメリットは、昇圧をかけた場合、昇圧をかけた回路の電力が10~15%ロスすることです。また、昇圧をかけるために費用が追加的に発生してしまうこともデメリットです。
こちらの質問の場合、3枚分の回路690W分(230W×3枚)の10~15%がロスすることになりますので、69~103.5Wロスすることになります。本来、230Wのパネルを23枚設置した場合のシステム容量は5.29kW(230W×23枚)となりますが、69~103.5Wロスすることを加味すると、実質的なシステム容量は5.1865kW~5.221kWになるわけです。
どちらの方がメリットがあるかは、それぞれの場合の総費用を実質的なシステム容量で割り、kW単価を算出して比較するとわかりやすいのではないかと思います。

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