既に設備認定を出している太陽光パネルを、同じメーカーで同じ出力の別の型番のパネルに変えることはできますか

IMG_1760 by Robert Couse-Baker, on Flickr

youngman お客様からのご質問

急ぎではないのですが、お伺いしたいことがございます。
現在東芝250Wパネル40枚で10kW契約しています。
運用開始はH25年10月です。

一年様子をみて、パワコンが遊んでいるようなので、250Wパネルを後10枚足して12.5kWで運用したいと考えています。
(経産省にはH27年3月上旬にパワコンの容量(5.5+5.5=11kW)で増設の許可は頂いています)

ここで、本来は同じパネル(東芝、家庭用250W)を増設するべきなのでしょうが、東芝の産業用250Wパネルを増設することは出来ないのでしょうか?

気になるのは家庭用パネル(SPR-250NE-WHT-J)の公称開放電圧が一枚辺り48.8V(最大動作電流6.17A)に対して産業用(TA60P250WA/E)は37.66V(最大動作電流8.35A)と能力に違いがあります。一系統5直列ですが、ここで発生する電圧差は昇圧ユニットで対応できないのかなと考えていますが、このような組み合わせは出来ないのでしょうか?

メーカーの保障が無くなるのは承知しております。
産業用を使いたいと思うのは、単に価格の問題です。

また、家庭用と産業用の最大電流も気になるのですが、土地や屋根の広ささえ確保できれば、出力電流の多い産業用パネルの方が実は発電するということなのでしょうか?

norihisa-kofuji.gif ソーラーアドバイザー小藤矩久からの回答

ご質問ありがとうございます。
「増設の場合に、家庭用パネルではなく同出力の産業用のパネルに差し替えることができるのか」
とのご質問ですね。

残念ながら今回のケースでは、増設をすることで売電単価の見直しになってしまいます。
理由は、パネルの種類が変更になることで変更申請の申請日が変更になってしまうためです。

今回申請されたパネルは単結晶シリコンのSPR-250NE-WHT-Jです。
変更しようとお考えのパネルは多結晶シリコンのTA60P250WA/Eですので、単結晶シリコンから多結晶シリコンへのパネルの種類の変更によって、価格の見直しが行われてしまうのです。

お詳しい方ですと、「それは運転開始前の話で、今回は運転開始後ではないか?」との疑問を抱かれるかもしれません。
今回は、「増設分に対して運転開始前」の取扱いになりますので、やはりパネルの種類の変更は売電価格の変更になります。

また、別の視点としてシステムの構成としても難しいでしょう。
東芝に問い合わせたところ、「1つのパワコンに異なるパネルを接続したケースについて実証実験をしている訳ではないので安全性を確約できない」との回答でした。

なお「土地や屋根の広ささえ確保できれば、出力電流の多い産業用パネルの方が実は発電するということなのでしょうか?」との事ですが、電流が高い方が発電量が高いというわけではありません。
発電量は「電圧×電流」になりますので、電流が低くても電圧が高ければ発電量は高くなります。

余談ですが、パワーコンディショナーには「最大電力点追従制御(MPPT:Maximum Power Point Tracking)」という機能がついており、発電量が最大になるように電圧と電流を調整する機能がついています。

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(2019年4月19日更新)

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