太陽光発電の業者への支払いのタイミングはいつが適切ですか?

Q
お客様からのご質問

昨年12月、ある業者と契約し、契約時に半金、工事後に半金を支払う約束をしました。
「工事請負契約を結びたい」旨、業者に伝えましたが「信頼して欲しい」との事で、契約書の締結はしませんでした。

実際の工事に関しては「パネルが品薄で、納品が遅れている」「部材が届かない」等の理由で、予定より半月以上遅れました。
残りの半金をお支払いする時期は何時が良いのでしょうか。
業者は、先週末の土曜の19時過ぎ「月曜日中に作業が終了するので、午前中に振り込んで欲しい」との連絡がありました。

当方としては「完成を確認してからでないと振り込めない」と伝えましたが、「振り込め」の一点張りです。
案の定、今日のお昼の状況で、架台の設置すら終了していません。アドバイス頂けると幸いです。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

ご質問有難うございます。
「太陽光発電のお支払いをするタイミングはいつがいいのでしょうか?」
とのご質問ですね。

まず取り急ぎ残金の支払い時期ですが、仰る通り工事完成を確認してから支払いをするべきであると思います。

資金繰りが悪化した会社が、頭金を持ち逃げして倒産するケースや、その気がなくても結果的に倒産してしまうケースがあります。

ですが持ち逃げされる可能性があるからといって契約後の半金を支払うことを避けた方が良いわけではありません。
太陽光発電の設備費用は業者が仕入れ先に前払いをすることが一般的なため、設置費用は工事が完了するまで業者が立て替えていることになります。
お客さんからの支払いの全額が工事完了後ということになると、業者の資金繰りはどうしても苦しくなってしまい、良い業者であっても倒産のリスクが高まってしまいます。

また、仕入れた後にお客さんの勝手な都合でキャンセルされてしまうと、そのキャンセル分は業者が負担することになってしまいます。
そのリスクを回避するためにも、契約直後・工事前の前払いは割と一般的になっています。

1点気になるのが、太陽光発電の契約をしたのに工事請負契約を結んでいないという部分です。
これはどのような状態を指すのかがわかりません。
口頭で約束をしただけという事なのでしょうか。

そもそも信頼してほしいと工事請負契約を結ぶことを嫌がる理由がわかりません。
印紙代を払いたくないとか、そのような理由でしょうか?

いずれにしても残りの半金はやはり工事完了をもって支払いをするというのが良いと思います。

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