パワコンを単相ではなく三相にすると太陽光発電の売電量が増えると聞きました。

Q
お客様からのご質問

空き地に20KW程度の太陽光発電を設置しようと考えていますが、単相のパワコンを勧める業者と三相を勧める業者が有ります。
単相を勧める理由は、メーカ保証が10年付くと言う事です。
三相を勧める理由は、売電量が10%程度増えると言う事です。
三相の方が売電量が増えるのは、本当でしょうか。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

結論から申しますと、売電量が上がるということはありません。

通常、三相パワコンというのは200Vの動力電線を引いているご家庭、工場、商店などに使用されるパワコンです。
三相パワコンの価格は単相パワコンより高く、変換効率も同じか少し下がる為、動力電線につなぐことしかできない場合は使用しますが、単相パワコンで対応できるケースでしたら、単相パワコンの方が条件は良くなります。

三相パワコンが有意義に働くケースは、設置個所が屋外になる場合です。

設置個所が屋外の場合、単相パワコンですと収納箱が必要になったり、設置ができない場合があります。
三相パワコンは屋外設置が可能ですので、単相パワコンと比べ、余計な費用が掛かることはありません。

三相パワコンの売電量は単相パワコンと比べて同じ、もしくはパワコンの変換効率の問題で下がることはありえますが、増えることはありません。

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