ソーラーパートナーズ
ソーラーパートナーズ独自の取組
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農地を農地転用をせずに太陽光発電を設置!?バレなきゃいい、では済みません。

監修者
中村雄介 ソーラーパートナーズ専務取締役

著書2冊、NHKをはじめメディア出演多数。

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個人の方から産業用全量買取の太陽光発電についてのご相談を頂きました。
「15kWと25kWだとどのくらいメリットとして差がでてくるかな?」
最初はこんな質問から始まりました。

仮にkW単価が全く変わらない購入価格であれば、初期投資は増えますが20年の単純計算では売電収入は400万円位多くなります。
そりゃ25kWの方がいいですよという回答をしました。

なぜ15kWと25kWで迷っているのか

設置容量を大きくすれば当然初期投資額が多くなりますので、現金であればなおさらですしローンであっても借入額が増えるわけですから検討要因の1つになります。
個人の方でしたので、現金とローンどちらで考えているのかなと伺ったところ悩んでいるのはそもそもそんな所ではありませんでした

なんと考えている土地が15kWを設置できる部分は宅地なのですが、その周りを農地が囲っている状態だそうです。
そしてその農地部分まで広げると25kW設置できるからどうしようかという事でした。

農地には原則太陽光発電は設置できません

休耕地などに太陽光発電を設置したいと考える方は多いのですが、地目が農地のままでは設置する事ができません。
今年度からソーラーシェアリングの名前で広まり出しています、地目が農地のまま設置する方法がありますが、これはあくまで営農が条件になります。
農業をしている場所に背の高い架台を隙間をあけて設置していくというもので1年ごとの作物量の報告義務等が課されます。
まだ始まったばかりで具体的な広まりは色々な効果測定を見て広まっていくものと思われます。

そして現状農地に設置したいという方はほぼ間違いなく、農業を営んでいない土地に設置をしたいという方になります。
その為には農地から宅地などへの地目変更が必要となりますが、これがなかなか簡単にはいきません。
農林水産省は農林水産省で食料自給率の向上という事を考えなければいけないので、太陽光発電つけたいからはいそうですかと簡単に変更させてくれません。
各自治体の考え方も様々です。

黙っていればわからない

ただこの方その辺の事情もよくわかっていらっしゃっていました。
では何故15kWと25kWで悩んでいるのかというと今提案を受けている販売会社から黙っていればわからないから農地にも設置してしまいましょうとそそのかされていたからです。

いやいやそれは駄目でしょうという話です。

ただ確かに申請から設置までの流れのなかでばれてしまうポイントがありません。
太陽光発電の普及を考えたら、ちょっと許される範囲なのかなとふと思ってしまう自分もいます。

でもやはり「太陽光発電の健全な普及を牽引する」を企業理念として掲げていますので『健全な』に抵触します。
ここは頑として反対の立場を取らせていただきます。

まとめ

15kWでも単純計算で600万の利益が出ます。
25kWでは1000万位です。

400万円多く利益を得るために20年間法を犯している事がばれて返還請求や損害賠償や刑事告訴などを受ける事に怯えながら生きていくのと、堂々と胸をはって20年間生きて且つ600万円の利益も得るのとどちらがいいでしょうか?
この話をした時に妙に納得してくださり15kWで検討を進める事を約束してくださいました。
よく住宅用の方に安いけど工事が不安な会社に設置をお願いしてその後数十年雨漏りの事などを気にしながら生活するのと、最安値ではないが工事がしっかりしている会社に設置してもらうのとどちらがいいですか?という問いかけを良くしているのでそれを転用してお話ししたら喜んで頂けました。

天網恢恢疎にして漏らさず
お天道様は見てござる。

少しでもありかなあと思ってしまった事を反省した1日でした。

農地を農地転用をせずに太陽光発電を設置!?バレなきゃいい、では済みません。 への4件のコメント

  1. 池井戸弘策 より:

    農地に太陽光ソーラーが付けれないのは、農地保護の観点からだと思います。
    ただ、耕作放棄地に付いては地目変更なしで認める事が、農地の保護につながると思います。
    埋め立てして地目変更したらもう農地として使えなくなりますが、田にそのままソーラーパネルを取り付ければ、いざ食糧難となった時パネルさえ外せば又農地として復活できる訳ですから。法律に縛られるだけでなく、どうしたらベストなのかをもっと考えて欲しいものです。

  2. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    池井戸弘策 様

    コメント有難うございます。
    なるほど仰る通りですね。
    関係する省がまたぐので、こういう横断的な判断は
    現状の仕組みでは難しいのでしょうか。
    こういう時こそまさしく政治家の出番のはずなのですが。

  3. hakorin より:

    池井戸弘策 さんの言う通りと思います。事故が起こっても直ぐに放射線を止めることのできない原発よりも、土地利用の規制を緩和してソーラーパネルを多数配置したほうが国土の狭い日本としては良いのでは。また、都会の高層ビルの壁面、屋上、海上などへの設置にも政治家の皆さんの努力が必要かと思います。

  4. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    hakorin様

    コメント有難うございます。
    まだ協会も立ち上がったばかりで手さぐり状態ですが、
    ソーラーシェアリング協会に既に加盟をし、どのように広めていくか協議中です。
    ご意見参考にさせて頂きます。