太陽光発電のパワコンは単相200Vと三相200Vを比較するとどちらの方がいいですか?

Q
お客様からのご質問

休遊地に40kW程度のシステムを検討しています。
その際、10kWのパワコンを4台接続する予定ですが、パワコンの種類に単相200Vと三相200Vの2種類があり、どちらも屋外設置可能です。
設置予定地周辺には、工場などの大きな施設はなく、住宅も少ないです。

電力会社からの工事負担金を含めた設備のコスト面と、単相・三相の特性上のパワコンの選定の仕方を教えてください。

また、電力会社へ一度問い合わせましたが、単相・三相のパワコンの指定に関する明確な指示は不明で、こちらの機種選定を待つような感じでした。
40kW程度の低圧連系では、「三相200V仕様でなければならない」ということはなく、仮に単相200V仕様のパワコンを選定しても特に不利になることはないのでしょうか。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

詳しくは現在ご検討の商品の性能比較をして頂きたいと思いますが、通常、三相パワコンというのは200Vの動力電線を引いているご家庭、工場、商店などに使用されるパワコンです。

三相パワコンの価格は単相パワコンより高く、変換効率も同じか少し下がる為、動力電線につなぐことしかできない場合は使用しますが、単相パワコンで対応できるケースでしたら、単相パワコンの方が条件は良くなります。

三相パワコンが有意義に働くケースは、設置個所が屋外になる場合です。

設置個所が屋外の場合、単相パワコンですと収納箱が必要になったり、設置ができない場合があります。
三相パワコンは屋外設置が可能ですので、単相パワコンと比べ、余計な費用が掛かることはありません。

ただ今回はどちらも屋外対応の商品であるということですので、あとは注意点としては三相パワコンの場合は、三相3線式、三相4線式の双方に対応できる商品を選ぶ必要がございます。
3線か4線であるかはその地域によって違いますので、管轄の電力会社さんにご確認ください。

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