太陽光発電は3kWを切ると相場価格より高めになる
今日の太陽光発電相談事例
千葉県の方からの太陽光発電の相談でした。
現在三菱で1.9kW、160万円(税込)という金額でした。
相談は高いと思うのだがどうだろうというものだったのですが、その前に考えなければならない事があります。
ご確認
- 1.9kWでどれだけのメリットを想定して購入検討しているのか。
- 日中の電気使用量はどの位なのか。
ご回答
- 毎年の売電金額が9万円と説明されていましたので、それをメリットと想定して購入検討しているとの事でした。
- 日中の電気使用量は電気代等を聞いて計算してみるとおよそ100kWh位でした。
そうなると、1.9kWで毎月発電できる量はざっくり計算すると160kWh弱。
日中の電気使用量を100kWhとすると、残りは60kWh。これが余剰電力なのでこれに48円をかけた2880円が売電予測収入です。
そうすると3万5000円弱が売電金額となります。
ここまででお伝えしたところで、そもそももう購入意思は無くなってしまっていたのですが、
元々の相談事項の高くないのかという部分にも一応お答えさせて頂きました。
太陽光発電システムは、大きく言うと、太陽光パネル、パワコン、接続箱、ケーブル、架台、モニター、工事代に分かれます。
太陽光パネルは変動しますが、それ以外は大きくは変動せずほぼ固定費とみなせます。
kW数が小さくなればなるほど、固定費比率が上がってしまい、どうしてもkWあたりの単価は高くなってしまいます。
当ホームページでも表示させて頂いております各メーカーの相場価格というものも、ある程度のkW数が前提となります。
目安としては3kWを切ってしまうと、相場価格からkWあたりの単価は乖離して高くなっていくと考えてもらっておいた方が
よいと思います。
つまり決して高いとは言えないのが今回の金額です。