三菱の太陽光発電6枚で1.2kWという提案
今日の太陽光発電相談事例
兵庫県の方からの太陽光発電の相談でした。
既に他社さんから提案を受けていて、金額が妥当かどうかを教えて欲しいという内容だったのですがこれが聞いてびっくり。
三菱の200Wのパネルで6枚!
「6枚? 16枚ではなくて6枚ですか?」と何度か確認をしてしまいました。
今まで聞いた中で最小提案枚数です。1.2kW。補助金差し引いて自己負担92万円という内容でした。
太陽光発電は光熱費削減だけが唯一の導入要因ではありませんので一概には言えません。
ただ確認したところやはりこの方は光熱費削減メリットがありますよという提案を受けてその気になっていました。
既にオール電化にされているご家庭でしたので、日中の電気使用量が毎月の明細でわかるので教えてもらうと、平均で毎月90kWh台。
1.2kWのシステムのおよその月間発電量は100kWhですので、ほぼ必ず自宅で発電したも電力を消費してしまう計算になります。
つまり今の太陽光発電で一番の特徴である余剰電力の48円での買取が一切行われません。
つまりこの方は毎月3000円弱の電気代を節約できるというだけですので、年間で36000円電気代が安くなり、10年で36万円。
92万円を回収するのに費やす期間は25年半です。
おまけにこの方はローンを組んでの購入を検討していたので、それだと回収期間は31年以上に延びます。
それでも付けたいんだという方は是非付けて欲しいと思います。地球環境にも良いですし、節約意識も家族で芽生えてくると思いますし、自宅で発電しているというのは楽しいものです。
日本の景気浮揚の大きなウェイトを占めているとも思います。
ただ買うからには勘違いではなく、正しい理解をもって納得して購入してもらいたいと思います。