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わずか5年で変換効率を約1.2倍に改善 シャープ太陽光発電BLACKSOLAR

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シャープ太陽光発電と言えばBLACKSOLAR

160525-b 住宅用 単結晶太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」を発売|シャープ

中村:本日は宜しくお願いします。

桃井氏:宜しくお願いします。

中村:太陽光発電と言えばシャープ。そしてシャープの太陽光発電と言えば、やはり最初に聞きたいのはBLACKSOLARのことです。
どんどん性能が上がって、いまや変換効率19.6%ですね。

桃井氏: 変換効率の改善は非常に順調に進んでいます。
BLACKSOLARは2011年発売の初代モデルNQ-190AAのモジュール変換効率は16.5%でしたが、2016年発売のNQ-256AFでは19.6%と、わずか5年で約1.2倍変換効率を向上させています。

他メーカーを見渡しても、ここまで急速に変換効率を向上させられたのは当社のBLACKSOLARぐらいだと思いますよ。

日々の細かい積み重ねが変換効率向上につながった

img-69856-sharp-blacksolar_history 住宅用 単結晶太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」を発売|シャープ

中村:正直BLACKSOLARが発売された当初は、トップクラスの性能のパネルという位置づけではなかったと思います。

変換効率が19.6%に到達したときには「一体、いつの間に」と驚いたのを覚えています。

これだけ急速に変換効率を改善させられたのは何か理由があるのでしょうか。

桃井氏:変換効率を高められたのは何か特別な理由があるわけではなく、日々の改善の積み重ねの結果ですね。
本当に細かいことの積み重ねです。

例えば配線の数を変えてみたり、セルサイズを少し大きくしてみたりといった細かいことを試しては検証して、という繰り返しで少しずつ性能を向上させています。

BLACKSOLARは何か革新的な変化があって急激にパネルの性能が良くなったというわけではなく、日々の改善でじわじわと性能を向上させてきました。

量産化技術がシャープの強み

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中村:高出力のパネルは製造上のわずかなズレなどで、発電量が下がってしまうため、出荷レベルに届かないパネルが増えてコストの上昇につながりやすいという話を聞きます。

BLACKSOLARの製造においてはそのような問題は起きていませんか。

桃井氏:高効率パネルは、いわゆる歩留(ぶどま)り率が低くなりやすいというのはその通りです。
しかしBLACKSOLARは歩留(ぶどま)り率99%を実現できています。

歩留(ぶどま)り率とは・・・原料(素材)の投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた製品生産数(量)比率のこと。もっとわかりやすく言うと、製造した商品の中で商品化できる品質の「良品」がどれぐらいの割合かを表したものです。当然歩留り率が高いほどコストダウンにつながります。

なぜ高効率パネルでこれだけの歩留り率を実現できるかというと、シャープには伝統的に細かい問題点も放置せずに改善を繰り返すことを重要視する文化があるからです。

パネルを製造する上でただ速く、安くパネルを製造しようとするだけだと、細かい問題点を見落としたり、放置してしまったりするものですが、シャープではどんなに小さなことでも放置しません。

「なぜその問題が発生したのか」ということを突き詰めて考えることを徹底しています。
こういった真面目さは日本メーカー特有なのかもしれませんね。

中村:BLACKSOLARの変換効率で歩留り率99%以上は驚異的ですね。他メーカーの工場だと歩留り率が50%にも満たないという話も聞いたことがあります。

桃井氏:他メーカーでも変換効率の高いパネルを製造できるメーカーはありますが、高効率のパネルを量産できるという点はシャープならではの強みだと考えています。