10年後は売電価格が未定!?11年目以降の太陽光発電にメリットはあるのか

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売電価格って10年後はどうなるの?

売電制度は、10年間同じ価格で売電ができる制度です。
10年間は売電価格が決まっているのですが、10年後の売電価格はまだ定められていません。

これから設置を考えている方も、もうすぐ売電制度が期間満了になる方も、売電期間終了後の売電価格については不安だと思います。
今回は、10年後の売電価格がどうなるかご説明いたします。

大前提の売電制度とは?についてはこちらの記事をご覧ください。

10年目の売電価格は11円/kWhと想定されている

2009年に売電制度が始まった当初から、「売電期間終了後の売電価格をどうするか?」について繰り返し議論されてきました。
太陽光発電の寿命は少なくとも20年以上稼働すると想定されています。
そのため、売電制度の大前提として10年後も売電できることを想定して、制度が設計されています。

ただ、肝心の10年後の売電価格は正式にはまだ決められていません。

10年後の売電価格は、売電期間の売電価格よりも下がるとされており、経済産業省の資料では、11円/kWhとしています。

将来の具体的な卸電力取引市場価格を予想することは困難であるが、平成27年通年の昼間平均スポット価格は11.95円/kWh、直近の特定規模電気事業者の回避可能費用は、10.72円/kWhであることから、買取期間終了後の売電の便益として、現時点においては11円/kWh程度を想定することとした。

平成28年度調達価格等に関する意見 p.7から抜粋|経済産業省

回避可能費用というのは、本来であれば電気事業者にかかっていたはずの発電コストを、太陽光発電の電気を使うことで、かからなかった費用のことです。

つまり、電気事業者は太陽光発電の電気を使わないと、10.72円/kWhの費用がかかるところを、太陽光発電の電気を使うことで、10.72円/kWhの費用がかからなくてもよくなりますので、太陽光発電の電気には最低でも10.72円/kWhの価値はあるだろうとして、11円/kWhという売電価格を想定しています。

10年後に売電価格が11円に下がるとメリットがなくなる?

「11年目からは11円でしか売れないなら、あまり導入するメリットはないかな…」と考える方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、設置後10年間(10kW以上は20年)しか、同じ価格で売電できませんが、太陽光発電には売電以外にも電気代削減のメリットがあるため、11年目以降にメリットが極端に小さくなるということはありません。

試しに太陽光発電の20年間の収支シミュレーションを見てみましょう。

愛知県で太陽光発電を設置した場合の収支シミュレーション

電気代削減(年間) 売電収入(年間) 導入メリット(年間)
21,394円 195,415円 216,809円

収支シミュレーション(万円)

設置費用がどのように回収されるかを示したグラフです。

年数費用導入メリットメリット(累計)
0年目191.2万円(設置費用)0.0万円0.0万円
1年目-21.7万円21.7万円
2年目-21.6万円43.3万円
3年目-21.6万円64.9万円
4年目-21.5万円86.4万円
5年目-21.4万円107.8万円
6年目-21.4万円129.2万円
7年目-21.3万円150.5万円
8年目2万円(点検費用) 21.3万円169.8万円
9年目-21.2万円191.0万円
10年目(設置費用の回収完了) 21.2万円212.2万円
11年目-9.6万円221.8万円
12年目-9.6万円231.3万円
13年目-9.5万円240.9万円
14年目-9.5万円250.4万円
15年目-9.5万円259.9万円
16年目2万円(点検費用) 9.5万円267.4万円
17年目20万円(パワコン交換) 9.5万円256.8万円
18年目-9.4万円266.2万円
19年目-9.4万円275.7万円
20年目-9.4万円285.0万円
(20年目以降もメリットは出続けます)
・設置費用は相場価格(2017年9月改定)をもとに算出。
・回収年数=設置費用÷導入メリット
・売電価格:28円/kWh(2017年度中に設置の場合)
・11年目以降の売電価格:11円/kWhと仮定。
・買電価格:26円/kWhを仮定(一般的な家庭の買電価格)
・8年ごとに訪問点検費用2万円を計上
・17年目にパワコン交換費用20万円を計上(20万円/台×1台)
・毎年0.27%ずつ発電量が劣化していくと仮定。
実際の発電量や設置費用は、屋根の方角や勾配、屋根材などによって変わります。
正確な発電量シミュレーションが必要でしたら見積り依頼をしてください。

このシミュレーションでも、11年後の売電価格を11円/kWhで計算していますが、20年後の利益はしっかり確保されているのがわかります。

これは、経済産業省が売電制度を設計する際に、20年間で一定の利益が出るように計算して売電価格を決定しているからです。

売電価格の決定方法については、すこし古い記事ですがこちらの記事をご覧ください。
また、ご自身の都道府県のシミュレーションも、こちらのページで是非見てみてください。

太陽光発電の基本的なメリットとデメリットについてはこちらの記事をご覧ください。

太陽光発電の2019年問題とは?

太陽光発電には『2019年問題』というものがあります。

売電制度は2009年から始まりました。
2009年に10kW以下の太陽光発電を導入して売電を始めた方たちは、2019年で10年目の期間満了となります。
つまり、2019年に売電期間が満了になる家庭が出てくるのですが、売電期間満了後の売電価格が何も決まっていないため2019年までにこの問題を解決する必要があるのです。

まず大前提として安心していただきたいのが、10年後に突然売電ができなくなることはまずあり得ません。

なぜなら先ほどの経産省の前提でも、太陽光発電の電気には少なくとも11円/kWhの価値があるからです。

その上で、現在の買電価格(24円/kWh)よりも高く売電し続けられるとも思えません。
売電価格は再エネ賦課金という補助金があって初めて高く設定できているからです。
国としては国民全員で負担している再エネ賦課金を少しでも下げる必要があるので、設置費用がおおよそ回収された太陽光発電を再度優遇するとは到底思えないからです。
(再エネ賦課金についてはこちらの記事をご覧ください。)

そうすると、10年後は太陽光発電で発電した電気は、11円/kWh程度の安い価格で売るよりも、高い買電価格(24円/kWh程度)をなるべく払わないようにした方が、確実にお得になります。

つまり、売電期間の終了のタイミングと合わせて、電気の使い方が大きく変わる可能性が高くなります。
具体的にどうなることが想定されるのか、見てみましょう。

10年後は電気の使い方が変わる!

ここで、10年目以降の発電した電気の使い方を改めて見ていこうと思います。

10年後は昼間にも電気を使える

通常よりも安く電気を使えるので、昼間に使っても安くすませることができます。
10年後は、太陽光発電の電気をなるべく日中に使ったほうがお得になるので、洗濯機や乾燥機などは昼間に回せるようになると思います。
月々の電気代というのは馬鹿にできないので、自家発電した電気を悠々と使えるのは気持ちがいいですよね。

蓄電池で貯めて使う

太陽光発電に蓄電機能はありませんが、蓄電池を導入すれば、昼間に発電した電気を貯めて、夜に貯めておいた電気を使うことができます。
また、蓄電池がなくても、V2Hに対応した電気自動車を導入すれば、蓄電池と同じように太陽光発電の電気を電気自動車に貯めることができます。

昼間にエコキュートが使える

エコキュートは、もともと夜の電気料金が安い時間帯にお湯を沸かして溜めておけばお得というものなのですが、太陽光発電を設置していれば昼間の電気は安いので、エコキュートを昼間に沸かせるようになります。

ただ、太陽光発電は天気によって発電しますので、いちいち予報を見て判断するのは現実的ではありません。
なので、将来的にIoTに対応したエコキュートによって、自動的に制御してくれるようになるかもしれません。
また、エコキュートの寿命は10~15年と言われていますので、売電期間が終わるタイミングでIoT対応のエコキュートに買い替えることもできると思います。

エコキュートやIoTについてはこちらでご紹介していますのでご覧ください。

以上のように、蓄電池やエコキュートは太陽光発電と相性がいい製品ですので、より発電した電気を余すことなく最大限活用することが可能になります。

まとめ

・10年後も売電できる
・売電価格は11円と想定
・10年後は、電気を使ったほうがお得
・蓄電池やエコキュートの導入でさらにお得

売電制度が始まってから、もうすぐ10年経とうとしています。

今までは、発電した電気を使って余った分を電力会社に売るというのが主流でした。
ですが、2019年に11年目以降の売電価格が決定することで、これからの住宅用太陽光発電の使い方が大きく変化していくことは間違いありません。
つまり、電力会社から電気を買うよりも、太陽光発電を設置して、自分の家で電気を賄うほうが断然お得になる時代がくると思います。

今回ご紹介した蓄電池や電気自動車、エコキュートなどといった製品を使えば、11年目からもより発電した電気を余すことなく使うことが可能にあります。
使い方次第でかなり電気代削減に繋がりますので、ぜひ導入をおすすめします。
導入を考えている方はぜひ、ソーラーパートナーズまでご相談ください。

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