ソーラーパートナーズ独自の取組

わが家に最適なエコキュート容量はどれくらい?地域別使用可能湯量一覧

エコキュート選びで一番重要なのはタンク容量

エコキュート選びで重要なのは、設置前に最適なタンク容量を見極めることです。

エコキュートを買う時にタンク容量を誤ると頻繁にお湯切れが起こってしまったり、不必要に大きなエコキュートを設置することになってしまいます。

「エコキュートはもう設置してしまったけど、お湯切れを何とかしたい!」という方は、こちらのページを見てください。

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エコキュートメーカーの容量クラス分け

メーカーカタログでは大体このように家族の構成人数でクラス分けがされています。

  • 2~4人用:300ℓ
  • 3~5人用:370ℓ
  • 4~7人用:460ℓ
  • 5~8人用:560ℓ

メーカー側ではこのような振り分けになっていますが、4人家族で300ℓから460ℓまで当てはまることになり、どの容量を選ぶのがベストなのか迷ってしまいます。

なぜこのような振り分けになっているかというと、設置する地域の水温によって使える湯量が変わってくるからです。

例えば4人家族の場合、沖縄や九州などの暖かい地域なら300ℓ、北海道などの寒い地域なら460ℓを選ぶ必要があります。

この機会に詳しいエコキュートタンク容量の考え方と、実際に我が家でどれくらいの量のお湯を消費するのか、整理してみることにしましょう。

エコキュートのタンク容量=使える湯量ではない!

まず注意したいのは、タンク容量=使える湯量ではないということです。
タンク容量とはあくまでもタンク内に一度に貯められる熱湯の容量のことです。

エコキュートでお湯が使える仕組み

エコキュートはタンク内の熱湯と水道水を混ぜて設定温度にして給湯しています。

そのため、エコキュートで実際に使えるお湯の量はタンク容量よりも多くなります。

エコキュートのタンク容量と使えるお湯の量の計算式

エコキュートのタンク容量と使用可能湯量の計算式

エコキュートのタンク容量と使用可能湯量の計算式

給湯されるお湯は、タンク内の熱湯と水道水を混ぜて作られるため、水道水がどれくらいの温度なのかによって使えるお湯の量が変わってきます。

地域別の給水温度の一覧は以下の通りです。

給水温度一覧
地域区分 代表 給水温度(℃)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
I 北海道 0.5 0.5 1.3 7.1 10.2 12.8 15.8 17.2 13.3 9.2 4.7 0.6
II 岩手県 3.3 3.6 6.1 9.6 12.6 15.3 17.7 18.9 16.0 11.8 7.9 4.9
III 長野県 4.1 4.1 6.4 10.7 13.8 16.3 18.6 19.8 16.6 12.8 8.7 5.9
IV 東京都 3.4 3.4 6.8 12.2 16.7 18.8 22.2 23.4 20.2 15.0 9.7 5.2
V 宮崎県 9.2 9.6 12.8 17.5 20.5 23.4 27.3 27.3 24.7 19.7 14.7 10.8
VI 沖縄県 19.1 18.8 19.8 21.9 23.6 25.3 26.9 26.7 26.2 24.4 21.8 19.9

データ元:住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説 6章給湯設備のエネルギー消費量に関する評価方法(p.228)|財団法人建築環境・省エネルギー機構

この表に先ほどの計算式を当てはめて計算すると以下のようになります。
タンク容量は370ℓ、タンク内の高温水の温度を85℃、給湯温度を42℃として計算しています。

370ℓ エコキュートの使用可能湯量
地域区分 代表 使用可能湯量(ℓ)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
I 北海道 762 762 785 976 1,108 1,239 1,424 1,525 1,267 1,063 890 765
II 岩手県 844 854 939 1,080 1,228 1,390 1,564 1,664 1,437 1,186 1,008 897
III 長野県 870 870 950 1,131 1,296 1,458 1,638 1,747 1,480 1,239 1,041 932
IV 東京都 847 847 965 1,207 1,487 1,655 2,003 2,156 1,786 1,370 1,085 907
V 宮崎県 1,063 1,080 1,239 1,548 1,816 2,156 2,827 2,827 2,346 1,737 1,351 1,136
VI 沖縄県 1,682 1,655 1,747 1,968 2,184 2,444 2,742 2,701 2,604 2,300 1,956 1,756

例えば東京都で370ℓを使う場合、水温がもっとも低い1~2月でも理論上は847ℓ程度のお湯を使うことができます。

ただこれはあくまで理論値で、実際にはタンクからの放熱により徐々に高温水の温度が下がるため、使用できる湯量は1割程度少なく見積もって考えておくと良いでしょう。

我が家はお湯をどれくらい使う?

では実際に毎日の生活でどのくらいのお湯を消費しているのでしょう?

お湯の使い方には個人差がありますが多めに使う日の想定で、以下のようになります。

人数別 使用湯量
人数 台所
1人あたり
1日50ℓ
シャワー
1人あたり
1日50ℓ
洗面
1人あたり
1日25ℓ
湯船 合計湯量
2人 100ℓ 100ℓ 50ℓ 200ℓ 450ℓ
3人 150ℓ 150ℓ 75ℓ 575ℓ
4人 200ℓ 200ℓ 100ℓ 700ℓ
6人 300ℓ 300ℓ 150ℓ 950ℓ
8人 400ℓ 400ℓ 200ℓ 1,200ℓ

以下のデータをもとにソーラーパートナーズが算出:
住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説 6章給湯設備のエネルギー消費量に関する評価方法(p.226)|財団法人建築環境・省エネルギー機構

4人家族の場合、多いときで約700ℓのお湯を一日で消費するという計算になります。

つまり東京都で4人家族の場合、使用可能湯量が一番少ない真冬でも847ℓ程度は使える計算でしたので、370ℓ容量のタンクでも一日分の湯量が賄えることがわかります。

エコキュートの容量別 利用可能湯量と使用湯量グラフ

ここまでの情報をもとに、使うお湯の量と使えるお湯の量をエコキュートのタンク容量別に表したのがこちらのグラフです。

例えば300ℓのエコキュートの場合、4人家族だとお湯を700ℓ使いますので、宮城県(九州)でならまかなえるけど、東京(四国から東京までの平野部)だと厳しそう、というように見ます。

ご自身の地域と家族構成に合わせて、エコキュートの最適なタンク容量を確認してみてください。

給湯可能湯量と最大使用湯量グラフを見るときの注意

  • 人数別の使用湯量には最大湯量をもとにしています。
  • 給湯可能湯量が最大湯量を下回っている場合でも設置できないわけではありません
  • 使用可能湯量が足りないと日中の沸き増し回数が増えるため、金銭メリットが少なくなることがあります

お湯切れ対策についてはこちらのページをご覧ください。

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