再生可能エネルギー100%を目指す企業「RE100」

世界に散らばるRE100メンバーの割合

「RE100」って知ってますか?

アップル、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネスレ、ウォルマート、P&G、コカ・コーラ、ナイキ・・・

ここに挙げた企業の共通点が何かおわかりでしょうか?

どの企業も世界的に有名な優良企業ばかりですね。
パッと見ると、「時価総額の大きな企業ランキング」のようにも見えますが、実はこれらの企業に共通するのは、どの企業も「RE100」参加企業ということなんです。

RE100とは、自社の企業活動で必要とするエネルギーを、100%再生可能エネルギーで賄うことを宣言した企業の集まりです。
「Renewable Energy(再生可能エネルギー)」「100%」の頭文字から、「RE100」という名前がつけられています。

「RE100」に加盟している企業の取り組み

RE100に加盟した企業は、自社施設の屋根の上に太陽光発電を設置したり、自社の敷地に太陽光発電や風力発電を設置して、再生可能エネルギーを自社の企業活動に活用します。

また、自社で再生可能エネルギー施設を保有する以外にも、再生可能エネルギー由来の電気のみを売電する電力会社から電力の供給を受けたり、再生可能エネルギーによる環境価値を市場から買い取ることで、自社の企業活動で必要となるエネルギーを再生可能エネルギーだけで賄います。
いきなり再生可能エネルギー100%にすることは簡単ではありませんので、目標達成時期と進捗状況を定期的に公表することで、RE100に参加することができます。

自社の企業活動を再生可能エネルギーだけで賄うなんて絵空事のようにも感じますが、世界的に有名な企業が軽い気持ちで宣言するはずがありません。
きっと実現することができるでしょう。
企業活動のすべてを再生可能エネルギーだけで賄えることを想像すると、ワクワクしますね。

世界の名だたる企業が「RE100」に参加

さきほど挙げた企業以外でも、スターバックスやイケア、H&Mなど、幅広い業種の世界的な企業96社がRE100への参加を表明しています。(2017年6月15日現在)

世界の参加企業の割合

RE100 ANNUAL REPORT 2017 | The Climate Group

2017年版のRE100レポートには地域別や業界別の参加企業数も載っています。
レポート発行時点では、参加企業は87社で、そのうちヨーロッパが50社アメリカが32社アジアが5社となっています。

やはり、環境に対しての意識が高いヨーロッパ企業の参加が多くなっています。

業界別では、金融23社一般消費財・サービス17社IT15社資本財・サービス11社生活必需品8社素材6社ヘルスケア4社電気通信サービス3社となっています。
ブランドイメージを高めるために一般消費者向けの企業が参加することは容易に想像がつきますが、それ以外の業界からも幅広くRE100に参加していることがわかります。

影響の大きな有力企業がRE100に参加することで、その周辺にも再生可能エネルギーに対する取り組みを加速させることになりそうです。

RE100企業はこんなことを考えています

では、世界の優良企業はなぜRE100に参加するのでしょうか。
いくつかの企業がRE100に参加する理由を語っていますので、ご紹介したいと思います。

「データセンター運営にかかる費用のうち大きな割合を占める電気代が、再生可能エネルギーによって長期安定的に低コストになることは、企業活動上も重要です。」

「食品の原料である穀物を育てるにあたって、気候変動は非常に大きなリスクです。そこでネスレは再生可能エネルギーを使うことで、気候変動に対するアクションを取ることに決めました。それこそが、私たちの事業活動を永続させるために必要なのです。」

「私たちは科学的見地から、2020年に温暖化ガスを30%削減することを目標としています。(2010年比)この目標を達成するために、再生可能エネルギー割合を高めることが重要です。」

「低炭素社会実現のためにイケアはグループをあげて風力発電と太陽光発電に投資します。エネルギー面で自立することは、ビジネス面から見ても企業の安定性につながります。」

このようにRE100参加企業の考え方をみていくと、「再生可能エネルギー100%」を目指す理由は、企業のイメージアップに使うというよりも、それぞれの企業の本業を行う上で不可欠な取り組みと捉えている会社が多いようです。

日本企業のリコーもRE100に参加を表明

これまでRE100に日本企業の参加はありませんでしたが、2017年4月、日本を代表する事務機器メーカーのリコーがRE100に参加することを発表しました。
リコーは、2050年までに再生可能エネルギー100%を目指すそうです。
リコーは以前から環境経営に取り組んでいることで有名でしたので、RE100参加を機に、さらに日本企業に良いお手本を示して欲しいですね。

しかし一方で、リコーは競合のキヤノンや富士ゼロックスと比べて事務機器事業への依存度が大きく、収益性に課題があるとも言われています。
ぜひ課題を克服して、再生可能エネルギー100%を達成して欲しいと思います。

まとめ

アメリカはパリ協定からの離脱を表明しましたが、先進的な優良企業は自主的にRE100に参加表明して温暖化に立ち向かっています。
RE100参加企業は、本業で必要性を感じて再生可能エネルギー化に取り組んでいますので、今後もますます力を入れていくことだと思います。

残念ながら、この分野での日本の存在感は小さいですが、今後、日本の一流企業がこぞってRE100に参加していくようになって欲しいと思います。
また、RE100に参加表明していなくても、あらゆる企業が環境に配慮した経営をしていくべきですし、企業だけでなく消費者もみんなで環境に配慮していけると良いと思います。

ちょうど6月は環境月間です。
身近な環境配慮といえば、やっぱり太陽光発電ですね。
これを機に太陽光発電の導入をお考えでしたら、ソーラーパートナーズまでお気軽にご相談ください。

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(2017年6月26日更新)

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