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新型プリウスPHV搭載の太陽光パネルはパナソニックHIT

新型プリウスPHVの太陽光パネルはパナソニック「HIT」と発表

2016年6月にトヨタが新型プリウスPHVの発売をしました。
発表をした際に、太陽光パネルが搭載されるモデルも発売されることが合わせて発表されていました。

そして今回、2017年3月1日(水)~3日(金)にかけて開催されたPV EXPOにて、採用されている太陽光パネルはパナソニックのHITであることがパナソニックより発表されました。
PV EXPOというのは、太陽光発電システムや太陽電池の開発製造に必要な技術・部品等が一同に出展する国際商談展のことです。
こちらについては、また別の機会にご紹介いたします。

前回のプリウスの太陽光パネルは京セラ

以前の記事にも書きましたが、プリウスに太陽光パネルを搭載できるようにしたのは今回が初めてではありません。

2009年5月に発売した3代目プリウスでも同じくオプションとして太陽光パネルを設置するソーラーベンチレーションシステムを採用しています。

ソーラーベンチレーションシステム ソーラーベンチレーションシステム | 京セラ

じつは、2009年のプリウスと2017年のプリウスの太陽光パネル搭載モデルは実は似て非なるものです。
2009年モデルはソーラーベンチレーションという太陽光パネルで発電した電気は換気システムにのみ使用するものでした。
しかし2017年モデルは駆動用リチウムイオンバッテリーに充電できるので、走行用として使用できます。

初代京セラ太陽光パネルから総出力が3倍アップ

2009年モデルと2017年モデルのプリウスでは、太陽光パネルで発電した電気の用途も違いますが、搭載されている太陽光パネルの出力も大幅に違います。

プリウス搭載の太陽光パネル比較
モデル メーカー 電気利用方法 総出力
2009年 京セラ 換気システム 56W
2017年 パナソニック バッテリーへの充電 180W
トヨタ”プリウス”の新型車に京セラ製太陽電池を供給 | 京セラ 2009年5月19日
新開発のHIT車載タイプがトヨタ自動車の 「新型プリウスPHV」 に搭載 | パナソニック 2017年2月28日

太陽光パネルの総出力が、2009年モデルは56Wだったのに対し2017年モデルは180Wと3倍以上に増えています

出力が増えた理由は3つあります。

  1. 太陽光パネルの設置面積の増加
  2. 京セラとパナソニックの性能差
  3. 研究開発による出力向上

出力が増えた理由その1
太陽光パネルの設置面積の増加

1つ目の理由は、太陽光パネルの面積が増えたからです。
2009年モデルは、屋根の半分程度にしか太陽光パネルが設置されていませんでしたが、2017年モデルでは屋根のほぼ全面に設置されています。

出力が増えた理由その2
京セラとパナソニックの性能差

2つ目の理由は、京セラとパナソニックのパネルの性能(変換効率)の差です。

京セラもパナソニックも面積の公開データがありませんので正確な差はわかりませんが、2009年に56Wだった出力を単純に2倍にしても112Wにしかなりません。

2017年モデルは180Wですので、2009年時点の京セラのパネルと2017年時点のパナソニックのパネルで1.6倍近い出力の差があることが分かります。

この性能差には後に説明する『研究開発による出力向上』も影響しているのですが、それでも1.6倍は凄いです。

面積あたりの出力を表す指標の『変換効率』は、特に住宅用太陽光発電では大事な指標ですので、もし興味があればこちらの記事でご確認ください。

出力が増えた理由その3
研究開発による出力向上

3つ目の理由は、研究開発による出力の向上です。

太陽光パネルはメーカーの企業努力によって少しずつ出力を改善しています。
こちらもプリウスに関する公開データでは比較できませんが、せっかくなので、2009年当時と現在のそれぞれの住宅用太陽光パネルの出力の違いを比較してみたいと思います。

住宅用太陽光パネルの出力比較
データ年 京セラ パナソニック
2009年5月 183W 210W
2017年3月 220W 245W
伸び率 120% 117%
※京セラパネル ECONOROOTS〈typeR〉W1338mm×L1012mm
※パナソニックパネル HIT 幅1580mm×高さ812mm
モジュール出力を向上した京セラの住宅用太陽光発電システム | 京セラ
京セラ、国内住宅向けに単結晶シリコン太陽電池を本格投入| 京セラ
三洋電機、高出力の住宅用太陽電池モジュールを発売 2007.10.1| 日経BP
[住宅用] 太陽光発電システム「HIT® 240α/245α」「HIT® ハーフタイプ120α」受注開始 | パナソニック

今回調べてみて驚きましたが、京セラが120%でパナソニックが117%と伸び率がどちらもほぼ変わりませんでした。
メーカーの皆さまが、日夜企業努力を重ねられていらっしゃることが感じられ、頭が下がります。

まとめ

パナソニックのHITは、高温に強いことで有名なパネルです。
最大充電量は、1日あたり6.1km分にもなるそうです。
ここまで実用的になれば、オプション搭載する方も増えそうな気がします。

デザイン面を考慮しなければ、素人考えでは、さらに180W増やして360Wにはできそうなスペースがありますので、今後のさらなる進化を期待したいと思います。

ちなみにプリウスのリチウムイオンバッテリーもパナソニック製です。

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