太陽光発電を積雪から守る「雪対策」。雪のトラブルに最も有効な対策は?

かんたんに言うと…
  • 太陽光発電の雪の3大トラブルは落雪被害・雪圧で屋根損傷・発電量の低下
  • 特に落雪被害は人命や損害賠償に直結するため特に注意が必要
  • トラブル回避のために、業者が積雪状況や落雪を加味した提案をすることが重要
つまり地域のことをよく理解している地元の施工会社に頼むのが良いと理解しておけば大丈夫です。

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太陽光発電を積雪から守る「雪対策」。雪のトラブルに最も有効な対策は?

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今年も雪の季節が到来しました。

今週月曜日は、都心でも今シーズン初めての雪が降りました。

都心では、普段雪に慣れていないこともあり、雪が積もるぐらい降ってしまうと、交通機関に大きな影響が出てしまいます。
私もいつもよりかなり早く家を出たにも関わらず、結局始業時間に間に合わず大変でした。

雪は太陽光発電の天敵ではありますが、トラブルを理解しておけば、太陽光発電で損をすることは避けられます。

そんなわけで、今回は雪がもたらす太陽光発電のトラブルについてご説明したいと思います。

太陽光発電システムの、雪によるトラブル

雪による太陽光発電の主なトラブルは、以下の3種類です。

  1. 落雪による被害
  2. 雪の重みで建物が損傷
  3. 雪が積もっていると発電しない

1. 落雪による被害

太陽光パネルの表面はガラスです。
そのため、スレートや瓦などの屋根材と比べて、太陽光パネルに積もった雪は滑り落ちやすくなります。

滑り落ちやすいということは、落雪の勢いが強くなり、通常よりも遠くまで雪が飛んでしまうことにもなります。

少量の雪が落ちるだけなら大したことはありませんが、大量の雪が積もったあとに、太陽光パネルの上を滑って落ちてしまうと、思わぬ事故につながることもあります。
よくある事故が、「車のボンネットがへこんでしまった」、「雨どいが壊れてしまった」、「隣の植栽を倒してしまった」などです。

毎年こういった被害が出るため、一般社団法人太陽光発電協会では、わざわざ注意喚起文を公表しています。

【注意喚起】太陽電池パネルからの落雪事故防止について | 太陽光発電協会

2. 雪の重みで建物が損傷

太陽光発電システムはそれ自体でもそこそこの重量があります。
具体的には、太陽光パネル一枚が15~20kgで、軽いパネルで1m2あたり11kg程度です。

この上にさらに雪が積もってしまうと、かなりの重さが建物にかかることになります。
その結果、太陽光発電システムを支える金具の部分が、屋根にめり込んでしまうこともあります。

雪国の工事会社さんに聞いた話では、もっとすごい話もありました。

最上段の太陽光パネルの上側に雪が積もり、積もった雪がさらに膨らんでいって、屋根の頂点にものすごい量の雪が積もったそうです。

屋根の頂点に、棟木という木材が配置されているのですが、結局、想定外の雪の重みに耐えきれず、棟木がへし折れてしまったそうです。

とんでもないトラブルです。

3. 雪が積もっていると発電しない

「トラブル」には入らないかも知れませんが、注意しておきたい点として、太陽光パネルの上に雪が積もると、雪がカバーになってしまって発電しなくなることです。

短時間であればそれほど気にもならないでしょうが、長期間にわたって積雪した状態が続いてしまうと、その間はずっと発電しないことになってしまいます。

太陽光発電による落雪事故対策

太陽光発電による落雪事故を防ぐためには、雪止めがきちんと機能するように設計した上で設置することが大切です。

18枚設置するスペースはあるが、落雪対策で3枚削ることに(赤枠)

積雪がある地域では、屋根から大量の雪がドサッと落ちないように、屋根に「雪止め」を設置していますが、太陽光発電システムを屋根面一杯に設置してしまうと、この雪止めの効果が出なくなることがあります。

そこで、軒先側にきちんとスペースをとって、雪止めがきちんと機能するように設置することで、落雪対策となります。
実際に、ソーラーパートナーズの社員の家では、載せようと思えば18枚載せられるところを、雪止めの効果を落とさないようにするために、15枚設置にした事例があります。

落雪防止設備を用いて目いっぱい太陽光パネルを設置する事も可能

そうは言っても、せっかく太陽光発電を設置するなら、目一杯設置したくなる気持ちもよくわかります。
そういった場合には、落雪防止設備を使うのも一つの手です。

軒先に設置された落雪防止装置「ゆきもちくん」

落雪防止設備は、軒先に金網のようなものを設置することで、雪を止める設備です。
太陽光発電を設置した建物用に開発されたものも出ていますので、既に屋根一杯に太陽光発電をつけたものの、落雪トラブルが気になるという方には、うってつけだと思います。

また、実際に太陽光パネルの上に雪が積もっている場合には、そもそも軒下に入らないことが肝心です。
落雪の可能性がある場所には、壊れそうな物を置かないことも、トラブル対策になりますね。

太陽光発電を設置した建物を雪から守るには?

雪の重みで建物が損傷することを防ぐために何より大切なのは、メーカーの設置基準をしっかり守ることです。
各メーカーともに国内で太陽光発電を販売してきた歴史がありますので、多雪地域でのトラブルを防ぐノウハウが蓄積されています。
そのため、メーカーの設置基準に従うことで、雪による建物損傷を未然に防ぐことができるわけです。

メーカーの設置基準としては、そもそも設置して良い条件かどうかの判断基準があります。
あまりに雪が多い豪雪地帯は、メーカーの設置基準外となります。
通常は、「屋根の傾斜角」「屋根材の種類」「垂直積雪量」などによって、メーカーとして設置OKかどうかの判断を一覧表にしています。

また、多雪地域に合わせたメーカー指定の設置方法を行うことも大切です。
多雪地域では、一般地域よりも架台フレームの本数を多くして、雪の重みを分散させるなど、特殊な対応をする必要があります。
このあたりも、各メーカーがそれぞれ指定する工法がありますので、きちんと従うことが大切です。

「同じメーカー、同じキロワット数だから、価格の安い会社から買う」と考えることは自然なことですが、多雪地域の場合は、上記のようなことも加味した提案になっているか判断しなければいけません。
ただ単に安い方を選ぶと、結局高い買い物になってしまうこともあるので、ご注意ください。

積雪による発電量減少に対して

太陽光パネルの上に雪が積もると、発電しなくなってしまいます。
そこで大切なことは、導入検討する際の発電シミュレーションで、あらかじめ積雪の影響による発電量低下を見込んでおくことです。
雪の影響で発電量が減ったとしても、導入するメリットが出るかどうかをあらかじめ検討しておくことで、いざ発電量が少なかったとしてもイライラせずに済むわけです。

もし、建物周辺に余裕があって、落雪させても問題がないようなら、あえて落雪しやすいように設置することも選択肢になるかも知れません。

ただ、自分で太陽光パネル上での雪下ろしをすることは避けてほしいと思います。
太陽光パネルの上は滑りやすくて危険ですし、場合によっては太陽光パネルを壊してしまうことにもなります。
どうしても太陽光パネル上での雪下ろしが必要な場合には、太陽光パネルを買った会社に相談しましょう。

まとめ

積雪した後に太陽が出てくると、雪の乱反射によって、いつもより発電量が出ることもありますが、基本的には雪は太陽光発電にとって用心すべき相手です。

ここに書いたようなトラブル対策をヒントにして、雪に対する不要な心配をせず太陽光発電を活用していただきたいと思います。

経験豊富な工事会社から、「あんしん」の太陽光導入を

多雪地域だけでなく、雪によるトラブルを防いで太陽光発電を導入したい方は、経験豊富な工事会社をご紹介しますので、ソーラーパートナーズまでお気軽にご相談ください。

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(2017年6月19日更新)

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