なぜ愛知県の太陽光発電設置件数は日本一なのか?そして今後はどうなるのか?

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太陽光発電の県別ランキング第2弾

先週のコラムで総務省が5年毎にまとめている住宅・土地統計調査の速報集計データから太陽光発電に関わる3つのランキングを発表させて頂きました。

  • 太陽光発電住宅軒数
  • 太陽光発電住宅比率
  • 太陽光発電住宅比率の伸び率

先週のコラムはこちらです。

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今週はもう少し細かく見ていきたいと思います。

太陽光発電住宅比率から読み取れる今後の設置伸び率

まずは前回のコラムでも発表した太陽光発電住宅比率です。

太陽光発電住宅比率ランキング

  • 1位 佐賀県 7.53%
  • 2位 宮崎県 6.68%
  • 3位 長野県 6.36%
  • 4位 山梨県 5.91%
  • 5位 熊本県 5.75%

1位の佐賀県の7.53%と最下位の北海道の0.97%には相当の開きがあります。
ちなみに全国平均は3.01%です。

佐賀県は5年前のデータでも1位だったのですが、そのときの佐賀県の太陽光発電住宅比率は3.04%でした。
奇しくも今の全国平均とほぼ同じ数値です。
どの都道府県も、少なくとも今の佐賀県までは伸びる余地が十分あると考えられます。

太陽光発電住宅比率が低いエリア

ただ現在の太陽光発電住宅比率が全国平均よりも著しく低いエリアはというのは、太陽光発電が販売しにくいエリアであるとも言えます。

最下位の北海道は言わずとしれた豪雪地帯です。

46位の東京は地価の高さから住宅自体がどうしても小さくなりますので設置容量の平均が全国最下位となっています。
当然設置枚数が少なければ住宅用はメリットが少なくなってきますので販売しにくくなってきます。

45位の秋田は私の出身県ですが、日射量が最下位となっていますのでシミュレーションをした時のメリットが同様に小さくなってしまいますから販売しにくいです。

以上のことから考えますと、今後も太陽光発電の設置件数が順調に増えそうなエリアは以下の3つの条件を満たす地域ということになりそうです。

  1. 母数となる住宅数が多い
  2. まだ太陽光発電住宅比率がそこまで高くないエリア
  3. 現在の太陽光発電住宅比率が全国平均から著しく低くないエリア

今後の太陽光発電住宅増加軒数予想ランキング

ということで、上記の条件をもとにさらにランキングを作ってみました。
まずは、今後の太陽光発電の設置件数が多そうな地域のランキングです。

太陽光発電住宅増加軒数予想ランキング

  • 1位 埼玉県 7.53%まで残り133,448軒
  • 2位 千葉県 7.53%まで残り123,730軒
  • 3位 愛知県 7.53%まで残り120,962軒
  • 4位 兵庫県 7.53%まで残り109,125軒
  • 5位 福岡県 7.53%まで残り 86,089軒

現在の佐賀県と同じ比率7.53%までいくまでの残り住宅数の多いランキングです。
(現在の太陽光発電住宅比率の全国平均が3.01%ですので著しく低いとみなせる2.0%以下のエリアは除いています)

埼玉県・千葉県の住宅設置比率が低いのは、隣接する東京都と比べると補助金額にだいぶ差がついていたのも影響しているのかもしれません。

おなじみの日射量ランキング

上の太陽光発電住宅増加軒数予想はあくまで設置余地が多いというだけですので、この上位の中でどこが今後一番盛り上がるのかを考えてみたいと思います。

その為にはやはり太陽光発電に対して条件が良くなくてはいけません。
太陽光発電システムがたくさん発電するためには太陽光が必要です。

NEDOが発表しています1981年~2009年の日射量平均データから、真南で傾斜角度30度での斜面日射量の都道府県別ランキングを作ってみました。

日射量ランキング

  • 1位 山梨県 4.44kWh/m²・day
  • 2位 高知県 4.40 kWh/m²・day
  • 3位 宮崎県 4.36 kWh/m²・day
  • 4位 静岡県 4.30 kWh/m²・day
  • 5位 愛知県 4.21 kWh/m²・day

上位のエリアほど、容量1kWあたりの太陽光発電の発電量が多くなります。

ここでも愛知県が5位に入ってきています。

まとめ

先ほどの太陽光発電住宅増加軒数予想ランキングに平均設置容量のデータを反映させてみました。

太陽光発電住宅増加軒数予想ランキング(+平均設置容量)

  • 1位 埼玉県 7.53%まで残り133,448軒(平均容量4.34kW)
  • 2位 千葉県 7.53%まで残り123,730軒(平均容量4.27kW)
  • 3位 愛知県 7.53%まで残り120,962軒(平均容量4.57kW)
  • 4位 兵庫県 7.53%まで残り109,125軒(平均容量4.34kW)
  • 5位 福岡県 7.53%まで残り 86,089軒(平均容量4.65kW)

愛知県は福岡県にこそ0.08kW負けていますが、それ以外の都道府県よりも設置容量も大きいです。

愛知県は現在設置件数で1位の県ですが、これらのデータから今後も引き続き愛知県が太陽光発電業界を引っ張っていくという構図は変わらないと思われます。

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(2019年4月19日更新)

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