ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ独自の取組

太陽光発電の積雪・落雪対策は大雪地域以外でも必要か

太陽光パネルと隣家の雨どいの位置関係

記録的な大雪も相まって、太陽光発電から落ちた雪が雨樋を破壊

東京の方から今回の雪に関する太陽光発電システムのご相談を受けました。
2月の2週目、3週目に全国各地で記録的な大雪となりました。

ソーラーパートナーズ本部では相談に乗るだけでなく新築で長期的なフォローが必要な方や、会社から近い方などごく一部ではありますが、本部直轄で太陽光発電システムを販売する事がございます。
今回の方はちょうど私の住んでいる東京の八王子に程近い方であった事などから私が直接対応させて頂いた方でした。

ご相談の内容は何かというと
「45年ぶりと言われる大雪のせいもあると思うが、屋根から落ちた雪が屋根についている雨樋を壊してしまった。
 太陽光発電を設置する前は一度もこんなことはなかった。
 こんなことがあるなら先に言って欲しかった。
 とにかく何とかしてほしい。」

というものでした。

屋根の「雪止め」の上から太陽光発電を設置したことが原因

全く想定外のお話なので驚き、すぐに確認に伺わせて頂きました。
確かに軒先についていた雨樋が3割ほど外れてぶら下がっているような状態になってしまっていました。
同じ間取りの家が両隣に並んでいますが、両隣の家の雨樋は無事でしたので太陽光発電システムの設置が原因である事は明白です

太陽光パネルの設置位置と雪止め

屋根には「雪止め」という屋根に積もった雪を屋根上にとどまらせるための引っかけみたいなものがついています。
太陽光パネルを設置する時に普段降雪のない地域ですと雪止めの上から設置してしまうのが通例です。
今回の事故は屋根の雪止めをなくしてしまった事が原因と考えられます。

屋根の雪止めを活かして太陽光発電を設置するとどうなるか

通常、屋根の雪止めの効果を出そうと思うと、雪止めから太陽光パネルの距離を約50cm離さないといけないと言われています。
そして雪止め自体はだいたい軒先から50cm離れたところについています。
つまり雪止めを残して太陽光パネルを設置しようとすると、軒先から1m離して設置しなければならなくなります。

これが太陽光発電を実際に検討している方ならご理解頂けると思いますがなかなか受け入れがたい条件です。

仮に東芝の太陽光パネルで横に5枚縦に4段設置できる屋根ですと本来なら5.0kWですが、雪止め効果を残そうとすると1段は設置できなくなりますので3.75kWまで下がってしまいます。
もし東西切妻の屋根であれば2段設置できなくなりますので2.5kWになってしまいます。

落雪防止装置を使えば太陽光発電を最大設置しつつ落雪被害も防ぐことができる

太陽光パネルは最大設置したいが、雪はとにかく心配という方は軒先に設置する別売りの落雪防止装置を付ける方もいます。
具体的な製品としては以下のようなものがあります。

実際、ソーラーパートナーズが直接対応した方の中で、一段下がった隣地がマンションの駐車場でもし落雪があった場合は車3台に直撃することが容易に想像できるお宅がありました。
この方には落雪防止装置をこちらからお願いして付けてもらいました。
その方には今回確認しましたが問題は起きなかったようで安心しました。

2週続けての記録的な大雪

今回2週続けて記録的な大雪となりました。
慣れてしまったからか、2週目の雪はなぜか1週目の時と比べてあまり報道がなされていませんが、東京の多摩地方もそうですが断然2週目の方が降雪量は多かったのです。

その結果、2週目の大雪でなんと隣家の雨樋まで壊してしまいました。

太陽光発電システムからの落雪で壊れてしまったのかの判断がしづらい部分ではありますが、少し高低差があること、逆側の隣家のもう少しスペースが離れている部分の雨樋は無事である事などから、かなりの確率で太陽光発電システムからの落雪が原因ではないかと思われますが、お隣の方とも良好な関係があった事、非常に寛容な方であった事から大きな問題に発展することはなかったそうです。

ただ、来年以降の事を考え落雪防止装置の設置をすることの検討を雨樋の修理と合わせて進めていらっしゃいます。

まとめ

大雪が降る事が想定されている、東北や日本海側の雨樋は屋根の水平面の延長線上にはなく、少し下げて設置されています。
そのため、落ちてきた雨水はキャッチし、落ちていく雪は通り過ぎていくという形になります。

先週、同じくソーラーパートナーズが直接対応した方から、大雪の重みでカーポートが支柱ごと折れ、倒れたカーポートが売電メーターを傷付けてしまったと連絡が入りました。
山梨のパートナー企業に確認してもカーポートは壊れまくっているそうです。

今までそこまで心配する必要のなかったエリアでも周囲の環境次第では、太陽光発電システムの設置の際に雪の影響も考えなければいけなくなっているようです。
特に密集して建設されている都市部で重要になりそうです。

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