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太陽光発電住宅に適した屋根No.1!「南面片流れ屋根」に決定したものの・・・?

千葉県の方から太陽光発電のご相談を頂きました。

「これから家を新築するので是非太陽光発電をつけようと思っているのですが、工務店さんがあまり詳しくないようなのでどのメーカーが一番我が家に合っているのかしりたい」

というものでした。

この時期は新築の方のご相談はとても多くなります。
年末や年度末の引き渡しのスケジュールが組まれていると大体この年末までの方が大体このあたりで、年度末でも早めに動かれる方はこのあたりに検討をしています。
そして工務店さんが太陽光発電に詳しくないケースが多いので必然的に相談が増えていきます。

太陽光発電の為に南向きの片流れの屋根にしたんです

素晴らしいと思います。
太陽光発電にとって最強の屋根は南向きの片流れです。
片流れというのは片方にだけ流れている屋根という意味で、屋根面は1面になります。
普通は一番適しているのが切妻屋根と言われていますが、北側の半分は設置できません。
対して片流れ屋根は屋根面が1面ですので実質倍の面積が使える事になります。
ただ北側斜線制限の問題や、採光の関係から北側への片流れ屋根が多いのが現状です。

今回は太陽光のために南側へ流れている片流れですので最強です。
職業柄、もう「南向き片流れ」と聞くだけでウキウキします。
これだけでご飯3杯くらいいけそうな気がします。

ところが残念ながら太陽光発電システム設置できない可能性が出てきました

実際に屋根面積がどのくらいあるのかを伺おうと、2階部分の屋根面積と屋根勾配を伺った時に愕然としました。
屋根勾配というのは屋根の角度のことですが、これが0.5寸だと言うのです。
0.5寸勾配というのは角度にすると2.9度です。
屋根勾配で一番多いのは4寸勾配から5寸勾配位ですが角度にすると21.8度から26.6度です。
つまり角度が無さすぎるのです。
こうなると設置できるメーカーはほぼありません。
なぜなら基本的には住宅用の太陽光発電システムは屋根材、野地板、垂木にビスを打ち込んで固定します。
そこに雨が侵入してこないようにコーキング等で処理をするのですが、屋根の角度がないと雨が流れにくくなりビスの部分で溜まってしまいます。
そうすると雨漏りリスクが高まるため設置の許可が下りないのです。

屋根勾配はどのくらいが1番良いのか

当然これをお伝えした時はとても気落ちをされていましたが、太陽光発電を設置したいという意欲が非常に強い方でしたのでこれから屋根勾配の変更をかけると仰っていました。
では何寸勾配にすれば良いのかという事になるのですが、これはその地点の緯度とと屋根の方位によって変わってきます。
この方の場合は千葉でほぼ真南向きでしたので日射量を調べてみると、30度が一番多く次に40度、20度の順でした。(屋根の傾斜角は10度単位のデータしかありません)
6寸勾配が31度、5.5寸勾配が28.8度ですのでこのあたりのできるのがベストですねというアドバイスをさせて頂きました。

まとめ

太陽光発電をつけたくて家を新築したにも関わらず、屋根の仕様の問題で設置できなかったり、メーカーが極端に限られたりというケースは本当に多いです。
こんな悲しい事はありません。
新築を計画中の段階の方こそ是非一度相談して頂けると良いと思います。

太陽光発電住宅に適した屋根No.1!「南面片流れ屋根」に決定したものの・・・? への4件のコメント

  1. 山本香 より:

    いつも読んでいます。脱原発で太陽光を7基(1基あたり 9kW から 25kW) つけています。
    私の経験からですが、ソーラーフロンティアと東芝で勾配1寸5分で2か所屋根を改造して設置しています。
    この改造費用等は12kW設置で180万円です。

    一つは南北切妻の瓦棒で南に片流れです。
    軒先は強度を持たせる意味で壁をせり出しています。

    もう一つは東芝で25kWです。これは隣が2階なので日照の関係で25kWに制限していますが、30kWは乗る面積があります。
    これは改造費用は同じ条件で350万でした。

    尚、1号機・2号機・3号機・6号機は 勾配が 0.5寸ですが 予想以上に発電しています。
    太陽光を設置するかたがよく見に来ます。
    勾配はあまり関係ないようです。
    なお、経験から南が一番良く西東で勾配が小さいなら欠点ですが逆に長所にもなります。

  2. 大畑 より:

    セキスイハウスの軽量鉄骨の建物なのですが、野地板に、モエンサイディングMの
    18mmが使用されているのですが、設置できるメーカーはありますか?
    メーカーの説明が、二転三転し、耐火野地板や不燃野地板が使用されているとのことでした(これだと設置不可)が最終的に上記の材が使われているようです。
    メーカーの説明にまだ不安が残りますが、上記の材質で設置できるメーカーはありますでしょうか?(唯一、シャープであれば、可能らしいのですが・・・)
    よろしくお願いいたします。

  3. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    大畑様

    ご質問有難うございます。
    仰る通りシャープさんしか設置できないと思われます。
    そしてシャープさんに聞いたところ、恐らくですが、ニチハ製の硬質木片セメント板_センチュリ-ボ-ド(ゴ-ルデンモエンW耐火野地板)18mmの耐火野地板の思われますとのことでした。
    そしてこの野地板であれば、野地板12mmの標準架台で設置可能との回答を頂いております。

  4. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    山本香 様
    コメントありがとうございます。
    太陽光発電システム7基とは凄いですね!

    勾配は確かにメリットでもありデメリットでもありますね。
    日射量が最大になる最適傾斜角を調べると、私の住んでる八王子では
    真南向きの場合12月が一番高く61.1度、6月が一番低く2.6度になります。
    架台の角度を季節に合わせて調節できるのが一番発電量が稼げて良いんですが
    そういう訳にもいかないでしょうね。