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初期費用0円・初期投資ゼロで太陽光発電が買えるって本当?!

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初期投資0円は太陽光発電が0円ということではない

このような太陽光発電の宣伝文句をよく見かけます。

『初期投資ゼロ、初期費用0円で太陽光発電システムが設置できます!』

「0円で太陽光発電が設置できるなんて、そんな事があるんですか?」
というご相談も、たくさん頂いています。
特にこの類の話は電話勧誘で良く行われるようですのでご注意ください。

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この質問に対する回答はその方の勘違いのレベルによって変わりますが、まず認識していただきたいのは、太陽光発電が0円ということはあり得ないということです。

落ち着いて考えれば「そりゃそうだ」と思いますが、訪問販売の営業マンなどに勢いを持って言われてしまうと、どうも信用してしまうようです。

初期投資0円のカラクリはどうなっているのか?

『初期投資ゼロ、初期費用0円で太陽光発電システムが設置できる!』というのはローンを組んで手持ちのお金を使わないで太陽光発電が設置できるという意味です。
当然ローンを組めば月々に支払わなければいけなくなるわけですが、太陽光発電の場合にはローンの支払額を0円にすることが可能なのです。

なぜそんなことが可能かというと、太陽光発電システムには金銭メリットがあるため、その金銭メリットでローンの支払金額を相殺するのです。

太陽光発電の金銭メリットは、細かく言うと2種類あります。

  1. 電気代削減:太陽光発電によって発電した電気を自宅で消費することで電気代が下がる
  2. 売電収入:自宅で消費しきれずに余った電気を高く売ることができるため、収入が入る

この2つを合わせた金額が太陽光発電システムの金銭メリットです。

太陽光発電を設置した金銭メリットが、太陽光発電のローンの毎月の支払額を下回らなければ、『初期投資ゼロ、初期費用0円で太陽光発電システムが設置できる!』ことになるのです。

初期投資ゼロで太陽光発電を購入することは本当に可能か?

では実際に0円太陽光発電がどのくらい現実的な話なのか検証してみたいと思います。

0円太陽光発電システムの想定条件

  • 設置容量:5kW
  • システム価格:税込200万円(相場価格を元に計算)
  • 年間予測発電量:5,000kWh
  • 月間予測発電量:417kWh(年間予測発電量を12で割ったもの)
  • 月の電気代:10,000円
  • 日中電気使用割合:20%
  • 基本料金:1123円
  • 日中電気使用量:71kwh
  • ローン:15年ローン 金利2.65%

この想定条件をもとに、太陽光発電システムの金銭メリット(売電収入+電気代削減額)を計算します。

まず売電収入は月間発電量417kWhから日中電気使用量71kWhを引いて余ったものに、売電価格37円/kWhをかけたものです。

売電収入

月間発電量日中電気使用量×売電価格=売電収入
(417kWh71kWh)×37円/kWh=12,802円

次に電気代削減額は日中電気使用量に買電価格25円/kWhをかけたものです。

電気代削減額

日中電気使用量×買電価格=電気代削減額
71kWh×25円/kWh=1,775円

ローン支払い額は200万円を総額借りて月々13,477円

収入12,802円と電気代削減額1,775円を足した金額は14,577円となるので、ソーラーローン(太陽光発電専用のローン)の支払い額13,477円より1,100円多くなっています。
つまり初期投資ゼロの太陽光発電が成立しています。
ソーラーローン支払額が太陽光発電の金額メリットを下回る

0円太陽光発電(ソーラーローンによる購入)の注意点

上記の計算をご覧いただければ、0円太陽光発電は現実的な話として大概成り立つと思います。(よほど高い金額で購入してしまう、もしくは日中の電気使用量が異常に多いというケースは別ですが…)

ただ1点注意していただきたいのはローンの年数が何年に設定されているかということです。
上記のシミュレーションもあえてそのようにしているのですが、15年ローンで計算をしています

住宅ローンは最長35年ですが、ソーラーローンは最長15年です。
そして何も注文をつけない限り販売会社は15年ローンで計算をします
月々の支払額が一番少なくなり、見た目の金額が安く見えるからです。

しかし、住宅用(10kW未満)の太陽光発電システムの固定価格買取期間は10年と決まっています。
つまり、先程の計算では当初10年間はローン支払金額が売電収入を下回るのですが、買取期間が終わった残りの5年間は違ってくるのです。

11年目以降の売電価格については未定ですのであくまで予想で計算するしかないのですが、
通常は買電価格と同じ単価で計算します。(さすがに買う電気代と同じ金額では売れるだろうという予想です)

そうしますと11年目以降の売電収入と電気代削減額を足した金額は10,425円となり、
ローン支払い額13,477円との差額は3,052円マイナスとなってしまいます。

つまり当初10年間はローンを支払っても1,100円のプラスでしたが、最後の5年間は3,052円のマイナスになるという事です。

毎月1,100円のプラスの10年分は132,000円、毎月3,052円のマイナスの5年分は183,120円ですので、
トータルでは15年間で51,120円出費することになります。

つまり今回の想定ケースですと確かに初期投資はゼロですが、11年目から15年目までトータルで51,120円の費用が必要になるという事になります。

ちなみに16年目以降はローン支払いはなく、金銭メリットの10,425円がすべて収入になります。
ソーラーローンについての詳しい解説はこちらの気k時をご覧ください。

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