「2408%」というずば抜けた数字!大分県九重町がエネルギー自給率で日本一
「100%電力永続地帯ランキングで大分県の九重町が変わらず日本一」
高校の部活で1つ下の後輩が自分の地元で市議会議員になりました。
政治的な発信をFacebook等でよく発信しているので最近交流が多いのですが、今回公務か私事が不明ですが、大分県に行くので九重町に視察に行きたいとのこと。
何故かと聞くとここがエネルギー自給率で日本一と聞いたからとの事でした。
「ここは本当にエネルギー自給率凄いのか?」と質問されたので調べてみました。
エネルギー永続地帯とは
千葉大学の倉坂教授の研究室と認定NPO法人環境エネルギー政策研究所が共同で研究を進めていて毎年発表をしています。
最新の情報は昨年2012年の年末に発表されているデータでした。
エネルギー自給率という言葉は使用しておらず、エネルギー永続地帯という言葉を使用してらっしゃいました。
定義はその区域における再生可能エネルギーのみによって、その区域におけるエネルギー需要を賄うことができる地域となっています。
同時に食料自給率も調べており、その2つを合わせて、
「その区域で得られる再生可能エネルギーと食糧によって、その区域におけるエネルギー需要と食糧需要を賄う事ができる区域」
として永続地域と名付けておりました。
九重町は何か凄い取り組みをしているのか?
エネルギー自給率が高いと聞くと何か特別な取り組みをしてるような気がします。
「もしかしたら全ての家に太陽光発電乗ってたりするのかな」と調べてみたら違いました。
日本一の地熱発電所があり、人口がそんなに多くないというものでした。
この地熱発電所は出力122,500kWもあります。
ちなみに2位の長野県平谷村はそんなに大きなものではありませんが、水力発電所があります。
出力は8,100kWと九重町には比べものになりませんが、人口が589人と長野県で最も人口の少ない村でした。
太陽光発電の影響はこれから
今回のデータは2011年3月末時点のものです。
今年の年末にはまた通例ですと2012年3月末時点のデータが発表されると思いますので大きな太陽光発電所の影響は今年末、来年末のランキングに出てくると思います。
例えば今回のランキングで一番上昇率が大きかったのが、70位にランクインしている静岡県の南伊豆町です。
前年の1210位から1140自治体抜きの70位です。
「これは大きな発電所ができたんだろうな」と思って調べてみると案の定、出力34,000kWの風力発電所がちょうど2010年の4月に稼働を開始していました。
どこの市町村にも再生可能エネルギーの資源は賦存している。“無いものねだりより、あるもの探しに徹しよう”。生活者自身が一番地元のことはわかっている。人々の総意でエネルギー永続地帯を創ろう。
西田 三千男
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。
うちの地元でも後輩が政治家になり行政の方から頑張っています。