ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ独自の取組

工務店の要望で4.0kWから2.7kWにパワコン容量を変更。太陽光発電でそんなことって出来るのでしょうか?

とある県のソーラーパートナーズのパートナー企業から太陽光発電のご相談を頂きました。
「発注していた4.0kWのパワコンだけど今さら2.7kWに変更できないかな?」
とのご質問でした。

当社ソーラーパートナーズは、優良工事会社ネットワークの構築を目的として活動しています。
そして私たちは、その本部の窓口としての相談業務や仕入低減のための共同購入窓口等を行っております。
今回のご相談案件も事前に共同購入での仕入れの利用申込みがあり、見積、発注と進んでいたものでした。

そもそもの事のいきさつ

これはパートナー企業が直接販売をした方の件ではなく、以前から付き合いのある工務店の下請工事の案件でした。
通常であれば下請工事なので工務店が太陽光発電システム一式の仕入れを行い、工事だけを請け負う形が一般的です。
ところがもう面倒臭くなったらしく(本当にそのように話していたそうです)、今回は仕入れもそっちでやってくれという依頼があったんだそうです。
契約内容は決まっていたので、その内容で共同購入の発注依頼が来たのですが、発注の為にメーカーのソフトでシステムを組んでいる時に契約内容ではシステムが組めない事がわかりました。
その旨をパートナー企業に伝え、正しいシステム構成にして発注する事を確認して事を進めていました。
ところが今頃になって、「そんな仕入れ価格の上昇になるのは受け入れられないから元のシステムで設置してくれ」と工務店から圧力がかかったというのが冒頭で記載致しました相談に至るいきさつです。

2.7kWパワコンではシステムが組めない理由

この案件の屋根は寄棟屋根でパナソニックの233Wのパネルを南面に6枚、東面に3枚、西面に3枚計12枚という配置です。
3面の配置枚数が同一ではないので電圧に差が出てしまうため同じにする必要があり、一般的には昇圧器という電圧を上げる機械を入れる事で行います。
ただパナソニックのパワコンにはこの昇圧機能が付いているマルチストリング型というものと集中型という普通のものの2種類のパワコンがあります。
ですのでこの案件では、集中型にするなら昇圧器を2台入れるか、マルチストリング型のパワコンにする必要があります。
ただ工務店がお客様と交わした契約は、集中型の2.7kWパワコンであるにも関わらず昇圧器が入っていませんでした。
そして昇圧器を必要としないマルチストリング型パワコンは4.0kWと5.5kWの2タイプしかありません。
ですので発注の際に集中型の2.7kWパワコンをやめ、マルチストリング型の4.0kWパワコンに変更をしました。

それでも2.7kWパワコンにしろと言います

このような理由を説明しても工務店はコストの話だけで、お客様への価格上昇の交渉も嫌がっています。
かといってコストアップを受け入れる事も嫌がり、ただただ元々の2.7kWパワコンで設置しろとのたまいます。
補助金の申込み手続きもしてしまっているからそれの変更手続きも面倒だからと言いました。
当社としては絶対にそんなものは発注できないと突っぱねるものですから、パートナー企業は板挟みになって本当に困り果てていました。

まとめ

最終的にどうしたかと言いますと、メーカーにも相談し、3社(メーカー、ソーラーパートナーズ、パートナー企業)でそれぞれ3分割で価格上昇分を受け持ち、正しく4.0kWパワコンに変更しました。
金額変更せずに正しくするんだから補助金の変更手続きとかその辺は工務店がしっかりやってくださいという事で落ち着きました。

太陽光発電の事をご存じでない工務店や販売店は結構多くいます。
下請け工事ばかりしていて太陽光発電のシステムについては全然知らない工事店もいます。
それでも素人の購入検討者よりは知識はあるでしょうから見分けようがありません。

全国にはこんなケースはごろごろあるんだろうなと思うと若干無力感に包まれます。
そしてとりあえず絶対にこの工務店の案件はやらんと思いましたが、私たちが関与しないとそれはそれで被害者が続出する気がするのでそれはそれでやめられそうにありません。

参考記事

不自然な太陽光発電システムの組み方になってしまう理由とは?にて、パワコンの接続に関して記載していますので、ぜひご覧ください。

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