ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ独自の取組

エネカリって何?月々の利用料やデメリットについても徹底解説

この記事では、

  • エネカリの特徴と注意点
  • ソーラーエネカリ
  • 蓄電池エネカリ
  • エコキュートやIHなどの機器エネカリ
  • メリットデメリットや、実際はお得なのかどうか

について解説します。

この記事を読むと、エネカリを検討する際に注意するポイント、検討の仕方がわかる内容になっています。

ぜひチェックしてみてください。

エネカリとは東京電力グループの初期費用0円サービス

東京電力ホールディングス株式会社の100%子会社である東京電力エナジーパートナー株式会社(出資比率51%)と株式会社エプコ(出資比率49%)が共同で設立した、TEPCOホームテック株式会社が運営している初期費用0円サービスの総称が「エネカリ 」です。

東京電力エナジーパートナー株式会社が51%、株式会社エプコが49%の出資となっています。

①電気をつくる創エネコース(ソーラーエネカリ)、②電気をためる蓄エネコース(蓄電池エネカリ)、③上手につかう省エネコース(機器エネカリ)と3つのコースが用意されています。

①電気をつくる創エネコース
ソーラーエネカリ

ソーラーエネカリ

初期費用0円で太陽光発電システムを設置できる創エネコースが、ソーラーエネカリです。

これはいわゆる昔からある屋根貸しと呼ばれるもので、自分で買って太陽光発電システムを設置するのではなく、自宅の屋根をTEPCOホームテック株式会社に貸すというものです。

自分で設置するわけではないので初期費用はかかりませんが、月々の利用料がかかります。

月々の利用料が発生するのは当初10年間(15年間のコースもあり)で、延滞なく利用料を払いきったあとは、太陽光発電システムが無償譲渡される仕組みになっています。

ソーラーエネカリのメリット

・工事代などの初期費用が0円

ソーラーエネカリの一番のメリットは自分で買って設置するのではないので、工事代なども含めて初期費用が一切かからないということです。

年々安くなり購入しやすくなっている太陽光発電システムですが、それでも100万円前後はする金額がかかりますので、このお金を用意していなくても太陽光発電システムが設置できる、初期費用0円で設置できるのが一番のメリットです。

ソーラーエネカリのデメリット

・売電収入が得られない
・月額料金がかかる(10、15年間)

太陽光発電システムが発電した電気は自宅で優先的に利用でき、使いきれず余った電気は電力会社へうることができます(売電収入)。

電気代の削減と売電収入の2つが太陽光発電システムを導入する2大メリットになるわけですが、そのうちの1つの売電収入がエネカリの場合は自分には支払われません。

さらに別途、月々の利用料金を払う必要があります。

ソーラーエネカリは初期費用を0円で太陽光発電システムを設置してもらう代わりに、売電収入は入ってこない上に、月々の利用料金を10年間か15年間支払わなければならないことがデメリットです。

ソーラーエネカリの注意点

・設置基準を満たさなければ、ソーラーエネカリを利用できない。

太陽光発電システムは設置できる太陽光パネル枚数が多くなればなるほど、発電量は大きくなりますので導入メリットも比例して大きくなっていきます。

同時に設置できる太陽光パネル枚数が多くなればなるほど、パネル以外の機器負担の割合が減り太陽光発電システム全体としては割安になっていきます。

エネカリ運営側(TEPCOホームテック株式会社)としては、無料で設置してあげる代わりに月々の利用料金と売電収入を得て収益をあげる仕組みですので、太陽光発電システムは大きければ大きいほど有難いので、逆を言えば基準の設置容量に満たない場合はソーラーエネカリを利用することはできません。

実際に利用できるかどうかは、申込後の現地調査をへて決定されます。

月々の利用料を払うのと、自分で買うのはどっちがお得?

モデルケースとしてエネカリのサイトの表示されている2つのケースで考えてみます。

ケース①
利用期間 kW数 月額料金(税込) 支払総額(税込) 1kWあたりの単価
10年間 4kW 11,548円 1,385,760円 34.6万円
15年間 4kW 8,547円 1,538,460円 38.4万円
ケース②
利用期間 kW数 月額料金 支払総額 1kWあたりの単価
10年間 4kW 12,791円 1,534,920円 38.3万円
15年間 4kW 9,466円 1,703,880円 42.5万円

ケース別にkW単価まで算出してみました。

このkW単価が相場価格と比べて高いのか安いのかですが、決して最安値ではない一番人気のパナソニックの4.03kWの相場kW単価が28.4万円(税込)ですので、総額が安い10年期間コースのソーラーエネカリでも1kWあたり6万円~10万円は高くなっているのがわかります。

ですので、ソーラーエネカリがお得か、自分で買って設置した方がお得かは、自分で買った方がお得ということになります。

特に15年間コースはかなり割高となっていますので、少なくとも10年コースにした方がよいと思います。

ソーラーエネカリの補助金

実はいま東京都で、エネカリに限らず初期費用0円で太陽光発電を設置する場合、破格の1kW当たり10万円の補助金が支給されます。

これであると上記の1kW当たりの差額が選択するメーカーによっては帳消しにすることができますので、東京都に限ってはエネカリの方がお得になる場合があります。

神奈川県も同様の補助金があるのですが、1kWあたり5万円ですので差額を帳消しにするほどの金額ではありません。

②電気をためる畜エネコース
蓄電池エネカリ

蓄電池エネカリ

初期費用0円で蓄電池システムを設置できる蓄エネコースが、蓄電池エネカリです。

ソーラーエネカリと同様に、自分で買って家庭用蓄電池システムを設置するのではなく、自宅敷地をTEPCOホームテック株式会社に貸すという形になります。

自分で設置するわけではないので初期費用はかかりませんが、月々の利用料がかかります。

月々の利用料が発生するのは当初10年間(15年間のコースもあり)で、延滞なく利用料を払いきったあとは、蓄電池システムが無償譲渡される仕組みになっています。

蓄電池エネカリのメリット

・工事代などの初期費用が0円

蓄電池エネカリの一番のメリットは自分で買って設置するのではないので、工事代なども含めて初期費用が一切かからないということです。

各メーカーが参入し、続々と新商品が投入され競争が激しくなってきているため、価格も安くなってきてはいますが、それでも100万円を下ることはありません。

このお金を用意していなくても蓄電池を設置して災害時に備えることができることが一番のメリットです。

蓄電池エネカリのデメリット

・月額料金がかかる(10、15年間)

蓄電池エネカリは初期費用はかかりませんが、月々の利用料金を10年間か15年間支払わなければならないことがデメリットです。

蓄電池エネカリの注意点

・太陽光発電の回路設計を自分で理解しなければならない。

蓄電池を導入する人の9割以上はすでに太陽光発電システムを設置している人達です。

この蓄電池エネカリを検討している人もほとんどが太陽光発電は既に設置済みだと思います。

蓄電池には単機能型とハイブリッド型の2種類があり、既存の太陽光発電システムはそのままに、別途蓄電池用のパワーコンディショナーを設置するのが単機能型。

既存の太陽光発電システムのパワーコンディショナーを取り外して太陽光と蓄電池の電気の変換を兼用できる新しいパワーコンディショナーを設置するのがハイブリッド型です。

太陽光発電の設置年数が短い場合はパワーコンディショナーの保証年数が残っていますので単機能型を選ぶ方が多く、設置して10年前後の方はパワーコンディショナーの保証年数が10年で切れるのでパワーコンディショナーの交換も兼ねることができるハイブリッド型を選ぶ方が多くなります。

このハイブリッド型を選ぶ際には、既存の太陽光発電システムの回路設計がどうなっているのかを把握できていないと提案できる蓄電池が変わってきます。

下手をすると蓄電池を設置したばっかりに、回路の関係で発電量が4分の3になったりと減少してしまうケースが多々あります。

エネカリは「提案があってから現地調査」と逆の順番になっているので、ハイブリッド型の蓄電池を選択する場合は自信で太陽光発電システムの回路設計を理解しておく必要があります。

月々の利用料金を払うのと、自分で買うのはどっちがお得?

唯一月額の利用料金が表示されている京セラの蓄電池のケースで考えてみます。

ケース①
利用期間 kWh 月額料金(税込) 支払総額(税込)
10年間 5kWh 10,890円 1,306,800円
15年間 5kWh 8,690円 1,564,200円
ケース②
利用期間 kWh 月額料金 支払総額
10年間 10kWh 16,390円 1,966,800円
15年間 10kWh 11,990円 2,158,200円

この京セラの蓄電池は単機能型で、さらに特定負荷型という家全体の電気を災害時に利用できるのではなく事前に決めておいて特定のブレーカに接続している電化製品だけ利用できる種類の蓄電池になります。

この京セラの蓄電池は新製品でこのエネカリでしか申込が受付られていませんので相場価格がわかりませんが、同様の単機能型で特定負荷型の蓄電池でオムロンと長州産業から出ている9.8kWhの蓄電池があります。

こちらの蓄電池の相場価格が180.2万円(税込)~186.3万円(税込)ですので、比べると10kWhの蓄電池は総額が安い10年期間コースと比べても10万円以上、15年コースと比べると30万円ほど高くなっているのがわかります。

5kWhのタイプは似た容量のものがないのですが、同様にオムロンの6.5kWhのものの相場価格が160.2万円(税込)ですので、5kWhに割り戻すと123万円(税込)となりますのでこちらは10年期間コースであれば、それほど高いという訳ではありません。

ですので、蓄電池エネカリがお得か、自分で買って設置した方がお得かは、基本は自分で買った方がお得だが商品によっては蓄電池エネカリがお得になるケースがあるかもしれません。

しかしこちらも15年間コースはかなり割高となっていますので、少なくとも10年コースをオススメします。

蓄電池エネカリの補助金

初期費用0円タイプの蓄電池への補助金は現在ありません。

逆に購入時に支給されるタイプの補助金は各行政単位で用意されていますが、そちらを利用することはできません。

購入時にどこかの行政単位から補助金がもらえる場合は、上の項目での内容と相まって自分で購入した方がお得になります。

③上手につかう省エネコース
機器エネカリ

機器エネカリ

初期費用0円でエコキュートとIHクッキングヒーターを省エネコースが、機器エネカリです。

蓄電池エネカリと同様に、自分で買ってエコキュートやIHを設置するのではなく、自宅敷地やキッチン部分をTEPCOホームテック株式会社に貸すという形になります。

自分で設置するわけではないので初期費用はかかりませんが、月々の利用料がかかります。

月々の利用料が発生するのは当初10年間で、延滞なく利用料を払いきったあとは、エコキュートやIHが無償譲渡される仕組みになっています。

機器エネカリのメリット

・工事代などの初期費用が0円

蓄電池エネカリの一番のメリットは自分で買って設置するのではないので、工事代なども含めて初期費用が一切かからないということです。

エコキュートとIHを設置するということは、ガス給湯器をエコキュートにガスコンロをIHに変更するということなので、いわゆるオール電化住宅になります。

主婦憧れのオール電化住宅に初期費用0円でできるというのが一番のメリットです。

機器エネカリのデメリット

・月額料金がかかる(10年間)

機器エネカリは初期費用はかかりませんが、ソーラーエネカリや蓄電池エネカリと同じように月々の利用料金を10年間支払わなければならないことがデメリットです。

機器エネカリの注意点

・元々のガス代が高くないと、オール電化のメリットは得られない。

オール電化というのは、「電」とつくので勘違いされる方が多いのですがメリットは電気代を下げることではありません。

ガス機器を電化製品に入れ替えて効率化を図るものですので、ガス代を下げることがオール電化にすることのメリットです。

ですので元々のガス代が高いご家庭でないとオール電化にする金銭的なメリットは得られません。

各電力会社の電気代単価がバラバラなので一概には言えませんが、月のガス代が平均で9,000円を下回ってる方は慎重に検討しないと、オール電化の費用を吸収することができず逆にマイナスになってしまうケースがあります。

月々の利用料を払うのと自分で買うのはどっちがお得?

唯一月額の利用料金が表示されているのは、エコキュートが370リットルのフルオート高圧タイプ、IHがビルトイン3口60cmタイプで月々7,940円~というものです。

税込が税抜かわかりませんが、税込だとしても10年間の支払総額が952,800円となります。

オール電化はメーカーや機種によって差はあれど相場価格は、工事費も込みで70万円(税込)ほどです。

7,940円~という表記からもわかるように一番安い機種で95万円~ということになりますのでこれはかなり高いことがわかります。

機器エネカリはさすがに自分で買った方がだいぶお得なので、あまりオススメはしません。

機器エネカリの補助金

初期費用0円タイプのエコキュート・IHへの補助金は現在ありません。

通常購入でもIHへの補助金はなく、エコキュートへの補助金が市区町村単位でごくまれにあるくらいです。

まとめ

東京電力グループが提供する初期費用0円サービス「エネカリ」について解説しました。

エネカリ運営元であるTEPCOホームテック株式会社が初期費用を0円で太陽光発電や蓄電池を設置しても利益が出すために月々の利用料を徴収する仕組みでした。

ソーラーエネカリでも蓄電池エネカリにしても初期費用はかかるものの導入メリットは自分で購入して設置した方が大きくなることもわかりました。

それでも初期費用がかからないというのはやはり大きなメリットですので、現金の用意ができない方や、ローンの審査が通らなかった方にオススメです。

ソーラーパートナーズは、太陽光発電、蓄電池、エコキュートなどの設置実績が圧倒的に豊富な自分達で直接販売ができる工事会社のみご紹介しています。

エネカリと同時に自分で購入するケースも比較して検討したいという方は、専門のアドバイザーがおりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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