カナディアンソーラーにインタビューしました
太陽光発電メーカーの「気になる事情」を消費者目線で洗い出し、メーカーのキーマンに直接質問する特別企画『ソーラーパートナーズ メーカーインタビュー』!
「カナディアン・ソーラーの生存戦略」、「世界の太陽光発電市場がどうなるか」など、メーカー選定の上で非常に気になるポイントをお聞きしました。

カナディアンソーラーの相場価格
この相場価格は、陸屋根、瓦屋根、特殊工法などを含む全国の平均価格です。
太陽光発電はオーダーメイド商品で、設置条件や地域によって価格が異なります。
こちらの価格は参考程度にご確認下さい。
他のメーカーの相場価格一覧はこちら »
メーカー (型式) | 変換効率 | 設置容量 (パネル枚数) | 相場価格 (税込) | 相場kW単価 (税込) | 収支 |
---|---|---|---|---|---|
カナディアンソーラー(QUINTECH) Canadian Solar (CS6V-250MS) |
18.5% | 6.13kW (25枚) | 150.0万円 | 24.5万円/kW | 収支を確認 » |
5.15kW (21枚) | 131.6万円 | 25.6万円/kW | 収支を確認 » | ||
4.41kW (18枚) | 117.6万円 | 26.7万円/kW | 収支を確認 » | ||
3.43kW (14枚) | 95.3万円 | 27.8万円/kW | 収支を確認 » |
太陽光業者の中には『特別価格』『モニター価格』というお得感のある言葉を使って、実際には大して安くない提案を行っている会社がいます。
他にも、太陽光発電と一緒にオール電化や蓄電池を提案している会社が、太陽光を安くしてオール電化や蓄電池をかなり高額にするケースも見られます。
ソーラーパートナーズではそのような悪徳業者に騙される人を一人でも減らし、太陽光業界を健全にするために『価格の妥当性相談』を受け付けています。
『価格の妥当性相談』は、お客様の見積価格が妥当かチェックするサービスです。
全国から集められた太陽光発電の価格情報と照らし合わせ、妥当な価格で提案が出ているかをチェックします。
あまりに高額な提案を受けている方にはクーリングオフをおすすめすることもあります。
設置後に後悔しないために、ぜひご利用ください。
「価格の妥当性を相談したい」とお伝えください。
カナディアンソーラーはどんな太陽光発電メーカー?
低価格と耐荷重性能のカナディアンソーラー
カナディアンソーラーは2001年にカナダで設立された太陽光発電メーカーです。
設立こそカナダでされたものの、生産拠点はカナダに1ヶ所・中国に7ヶ所と、実質的には中国メーカーです。
生産能力は年2.5GWを超え、グローバルスタンダード化による低価格化を実現しています。
特に太陽光パネルの耐荷重性能は、カナダの厳しい積雪にも耐えるように設計※されているため、積雪の多い地域には特に適しています。
※JIS規格244kgf/m²(2400Pa)の約2倍550kgf/m²(5400Pa)の耐荷重性能
カナディアンソーラーの特徴
日本進出の古さ、実績ともに海外メーカーでトップクラス。
「とにかく値段を下げたかったら海外メーカーを選択する」というのは一般的になりつつあります。
それでも海外メーカーに対する不信感はいまだ根強く、特に中国メーカー以外にも台湾や韓国などの多くの海外メーカーが参入してきたため玉石混淆状態になっています。
カナディアンソーラーの主要太陽光パネルCS6V-225Mの相場価格と変換効率
今でこそ数え切れないほどの海外メーカーが日本に参入していますが、いち早く日本の市場に参入し販売網を確立していったのがカナディアンソーラーとサンテックパワーです。
サンテックパワーが元々ヤマダ電機との提携など大手販売網を活用していたのに比べて、カナディアンソーラーは地道に販売網を拡大していったため、中国メーカーと言えばカナディアンソーラーというポジションをほぼ確立したと言えます。
サンテックパワーは会社更生法の話もありましたので、産業用は別として住宅用に関してはカナディアンソーラーは盤石の位置にいると考えられます。
カナディアンソーラーの出力保証は25年
各メーカーはシステム保証は元々どのメーカーも10年間で差はありませんでした。
ただ最近はその期間自体を有償もしくは無償で期間延長できたり、別の補償をつけたりと差別化が進んでいます。
もともと、太陽光パネルの出力保証に関してはシステム機器保証の期間とは別で設けられているケースが多いです。
そしてその中でも最長の25年保証をしているのがカナディアンソーラーです。
出力保証を20年にするメーカーがだいぶ増えてきていますが、カナディアンソーラーの出力保証25年は、いまだに最長です。
万一カナディアンソーラーが倒産・買収されても保険会社が保証してくれる
メーカーによるシステム機器保証、モジュールの出力保証は当然のことながら、そのメーカーが存在している事が条件としてあります。
仮にそのメーカーが倒産という事になれば、そのメーカーが保証していた諸々は無効になってしまうのは必然です。
ところがカナディアンソーラーは主要メーカーの中で唯一、保険会社による二重補償を実施しています。
この保証は、万一カナディアンソーラーが倒産や買収などで独立した運営会社でなくなってしまっても、保険会社が保証してくれるというものです。
消費者がカナディアンソーラーに対して、海外メーカーであるために業績や事業存続リスクに対する不安が大きい事を自覚している表れだと思います。

価格を下げるには海外メーカーでしょ?

「安さなら海外」という単純な構図ではなくなってきています
確かに以前はそうでした。
以前のメーカーのポジションは
- 多結晶シリコン系で割安な国内メーカー
- 単結晶シリコン系で割安な中国メーカー
- 高効率だが割高なSANYO(現パナソニック)
という3つに分かれていました。
ただ、東芝がサンパワー社製のパネルで参入してきた事により、高効率パネルでオンリーワンだったパナソニックとの競争が始まり、高性能メーカーの価格低下が起きました。
結果、今では発電量を価格で割った発電量単価で計算すると、国内単結晶メーカーと比べるとパナソニックや東芝の方が割安というくらいの状態になっています。
それでも「投資効果よりも初期投資額を抑えたい」という要望をお持ちの方には、いまだ十分期待に応えています。
ただ最近は「初期投資額を抑えたい」という分野でも、国内メーカーのソーラーフロンティアや東芝の200Wパネルが競争相手として出てきているため、カナディアンソーラーも苦戦している模様です。
まとめ
カナディアンソーラーについてまとめると、以下のようになります。
日本進出の古さ、実績ともに海外メーカーでトップクラス。
万一カナディアンソーラーが倒産・買収されても保険会社が保証してくれる
海外製で安いため売れていたが、最近は国内メーカーも安く強みが出ない様子。
カナディアンソーラーは円安の影響もあり、海外メーカーの価格の強みがあまり発揮されなくなってきましたが、まだまだ国内メーカーと比べると割安です。
国内メーカーの安心感を特に気にしないのであれば、カナディアンソーラーは十分選択肢に入ってくると思います。
カナディアンソーラーのパネルについては以下の記事をご覧ください。

最適な太陽光メーカーに必要なのは豊富な選択肢
お客様に最適な太陽光メーカーを選択していただくために、ソーラーパートナーズに加盟している太陽光業者は複数メーカーが提案可能な会社のみに限定しています。
『3メーカー以上の取扱い』という厳しい審査基準をあえて設けることで、太陽光発電に精通している業者しか加盟できないようにしています。
1つの太陽光業者の複数メーカーの提案を比較する事で、お客様はご自身に一番合った太陽光メーカーを選ぶことが出来ます。
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