新電気事業者に太陽光発電の電気を売るときのきまりはありますか?

Q
お客様からのご質問

毎々のお引き立て有難う御座います。

2016年には新電気事業者に電気を売ると言う事が出来るようになると聞きました。

新電気事業者が買う電気と言うのは決まりがありますか。

全量買い取りの物件でなくては駄目だとか、
全て(全量でも、余剰の10kW未満でも以上でも)買取対象になるのでしょうか。

すべて対象になれば、来年度に政府の買取価格が下がっても(たとえば28円に)、新電気事業者が35円で買い取りますと言えば買い取ってもらえるでしょうか。

差額は国から20年に渡り補助金が出ると聞きました。
差額が大きすぎると、業者も買い取りしないと思うのですが、ギリギリのラインで、幾らぐらいまで買取価格が下がっても大丈夫でしょうか。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
折原太一

ご質問ありがとうございます。
「新電気事業者に太陽光発電の電気を売るときの決まりはありますか?」との質問でございますね。

結論から申しますと特に売る電気に決まりはございません。
現在のところ2016年を目処に家庭用も含めて全ての自由化を予定しております。

経済産業省 資源エネルギー庁 が平成25年10月に発表したもので、そのように明記しております。
ですので制度上は10kW未満の太陽光発電の電気でも買い取ってもらうことは可能です。

3.電力の小売り自由化

また、家庭用等規制が残る部分についても、平成28年(2016年)を目途に自由化することを予定しています。(小売全面自由化)

ただ現実的にそういった家庭用の余剰電力を買う新電力事業者がどれぐらい出てくるかは今の所わかりません。

余剰電力を買い取る会社として、以前弊社でも記事にしましたパナソニック・エプコエナジーサービス株式会社がありますが、全国規模で余剰電力を集約するにはそれなりの設備投資が必要です。
太陽光発電から発電される不安定な電力を調整するためには蓄電池が必要だったり調整電源としての別電源が必要だったりと簡単ではないと思います。
新電力事業者としては住宅の太陽光発電など低圧の電力をたくさんの場所から買い取るより、高圧の電力を少ない箇所から一気に買い取って売るほうが都合良いのです。

勿論これから自宅に太陽光発電を導入しようと思う方にとっては、出来るだけ高く買い取ってくれる会社がたくさんあってくれればいいのですが・・・

その上でいくらまで買取価格が下がっても大丈夫かというところですが、正直なところわかりません。
というのも上にも書いた通り、新電力事業者は電気を買い取るために設備投資が必要です。
新電力事業者がどれだけのプレミアムを載せて買取りをしても大丈夫なのかは、その設備投資や経費から算出されるものです。
ご興味があればこちらの記事をご覧ください。
電気を高く買い取れる仕組みがわかりやすく書かれております
太陽光発電の売電価格が上がる?パナソニックとエプコが売電事業を開始 »

仮に国の売電価格が質問者様の言うとおり28円まで下がった際に、 更に7円高い35円で買取る業者というのはなかなか出てこないと思います。

ただ35円という価格で買い取っても、その新電力事業者が35円より高く売れる電気需要者を確保できていれば商売として成り立ちますでの、100%ありえない話というわけでもございません。
例えば、企業のイメージ向上のために「通常の電気よりも少し髙けれども再生可能エネルギーの電気しか買わない」という需要家が今後出てくる可能性もあるわけです。

このように電気を自由に売買できるのが電力自由化です。
2016年までもう暫くですので、安定供給を第一に抜け漏れのない制度設計をして頂きたいと思います。

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