太陽光発電の買取制限があるので10kW以上にするか10kW未満にするか迷っています

youngman お客様からのご質問

九州にて戸建購入の契約をしました。

2015年1月から着工し、3月中には引き渡し予定ですが、太陽光発電を10kW以上にするか、10kW未満にするか、迷っています。

1月中旬には太陽光契約が再開するとの事ですので、10kW以上での契約も可能だと思いますが、買取制限がかかるなどの変化点があり、どちらがトータルでお得なのかが分からないです。
(10kW以上の場合、20年固定買取があるので)

2019年の売電価格に関する情報はこちら solar-partners.jp

ソーラーアドバイザー中村の写真 ソーラーアドバイザー中村雄介からの回答

ご質問ありがとうございます。
「太陽光発電の買取制限があるので10kW以上にするか10kW未満にするか迷っている」とのご質問ですね。
出力制御(買取制限)の話は不安になりますよね。

結論から申しますと、10kW以上をおすすめします。

10kW以上をおすすめする理由は、ご指摘いただいている通り売電期間が10kW未満の2倍の20年間だからです

続いて出力制御ですが、まず10kW未満の太陽光発電システムに関しては、実際に出力制御が行われる可能性はほぼありません。
詳しい内容は下記の記事をご覧ください。
【かんたん記事解説】<再生エネルギー>買い取り抑制策拡大、電力5社再開へ|毎日新聞2014年12月18日木曜日 »

また、10kW以上の場合で出力制御が行われたとしても十分メリットは得られます。
経済産業省が実際にどれくらい出力制御をかける可能性があるかを試算した資料があるのですが、それによると、

  • 現存する原発(廃炉予定のものも含む)がすべて稼働している電力供給の前提で、
  • 東日本大震災後に電力需要が減った2013年の電力需要にあてはめて計算したところ、
  • もっとも出力制御が多くかかる北海道電力管内でも年間最大26日の出力制御となる

ということです。
新エネルギー小委員会(第8回)資料1 (p.25)|経済産業省

前提を見ていただければ、かなり硬めに見た想定ということがわかると思います
(この前提をみても、10kW以上でも出力制御がしばらく起こらないことがお分かりいただけるとおもいます。)

そのうえで、仮に「前提」であげた状況になったとして影響を受ける売電収入は、単純計算ですが、26日/365日=7.12%で全体の7.12%しか影響を受けません。

10kWの太陽光発電を40万円/kWの400万円で設置したとしても、年間の売電収入は

1000kWh/kW×(100%-7.12%)×10kW×34.56円/kWh=320,993円

ですので、20年間の売電収入は

320,993円×20年=641万9,865円

つまり、相当硬めに見た前提でも十分メリットが出ます。

ご注意いただく必要があるのは、10kW以上の場合は、2015年1月30日(金)の設備認定申し込み締め切りの前に、パネルの枚数や容量などを完全に決めておく必要があることです。
設備認定についてはこちらの記事をご覧ください。
設備認定が厳格化「再生可能エネルギー買い取り見直し」の具体的な内容 »

無事、今年度の売電価格に間に合うといいですね。

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