未来世紀ジパングで「太陽光発電は今がお買い得」と言っていましたが?
テレ東の未来世紀ジパングで「検証・太陽光発電はバブルか?」という題目で太陽光発電の特集をやっていて、そのなかで太陽光発電は今がお買い得と言っていたのですが、なぜ今お買い得なのでしょうか?

番組の中でも取り上げられていましたが、大きく2つの理由があります。
- 1つ目は、固定価格買取制度があるためです。
- 設置容量10kW未満なら発電した電気のうち、設置した施設内で使用して余った電気を42円/kWhで10年間
設置容量10kW以上なら発電した電気のすべてを42円/kWhで20年間
それぞれ固定で買い取ってくれます。
(※住宅用の平均的な設置容量は4kWと言われています。)
- 2つ目は、国や自治体からの補助金があるためです。
- 国の補助金は購入した太陽光発電システムのキロワット単価が
47.5万円より高く55万円以下ならキロワットあたり3万円
3.5万円を超えて47.5万円以下ならキロワットあたり3.5万円
の補助金が出ます。
また、これに加えて、お住まいの都道府県や市区町村などの自治体からも補助金が出る場合があります。
(※たとえば設置容量が4kWの太陽光発電システムをキロワット単価47.5万円で購入した場合、国から14万円の補助金が出ます。加えて自治体の補助金がある場合もあります。)
この2つの制度は太陽光発電の普及を促進するために始まった制度です。
これらの金額は国が毎年見直しを行っており、買取価格も補助金も年々下がっていきます。
下がり方は、太陽光発電の相場の価格を元に算出していますので、今年設置したほうが来年設置するよりもはるかにお得、ということはありません。
しかし、先に設置した人が「太陽光発電がもっと安くなってから設置したほうが得だった」という事になると、先んじて導入する人が減り、普及が進みませんので、買取価格や補助金の金額は、先行者利益も考えて決められています。
つまり、年々金銭的メリットが少しずつ下がっていくことになりますので、設置できるときに設置するのが一番お得、ということになります。
ただ、太陽光発電は高い買い物ですし、通常の家電と違い、屋根に穴をあけるという大掛かりな工事を行います。
10年20年と付き合っていく商品ですので、価格の妥当性はもちろん、メーカーの選び方、アフターフォロー・工事の内容など、様々な視点から考えていただき、お得な時期に設置頂くのがよいかと思います。