【産業用】太陽光発電の出力制御って何?出力制御対応機器とは?

10kW未満の方向けの出力制御に関する記事はこちら solar-partners.jp
カテゴリ: 売電

出力制御とは?

出力制御とは、太陽光発電システムの発電が増える昼間の時間帯など、電力需要を大きく上回る発電量が出てしまった時に、設置している太陽光発電システムが発電しないように電力会社側が制御することを指します。

出力制御のイメージ


再生可能エネルギー特別措置法施工規則の一部を改正する省令と関連告示を公布しました(p.7)|経済産業省資源エネルギー庁

出力制御対象地域

出力制御 対象地域

50kW以上のいわゆる高圧の太陽光発電システムはすべてのエリアが出力制御対象となりますが、50kW未満の低圧の太陽光発電に関しては、東京電力、関西電力、中部電力は対象外となります。

低圧太陽光発電の出力制御対象地域
高圧太陽光発電は全エリアが出力制御対象
出力制御 説明 都道府県
制御対象 この地域は、太陽光発電の売電が一定期間 停止される可能性があります 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
一部対象 この地域は、管轄電力会社によっては太陽光発電の売電が一定期間 停止される可能性があります 福井県、岐阜県、兵庫県
※東京電力、中部電力、関西電力エリアは対象外です。
対象外 この地域では、出力制御は行われません 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県

東京電力・中部電力・関西電力管内は、人口も多く電力需要も大きいため、現時点では低圧太陽光発電は出力制御の対象外となっています。
そのため、出力制御対応機器の設置義務もありません。

国内初の太陽光発電の出力制御が種子島で実施

2015年5月5日に日本初の出力制御が種子島で実施されました。
その状況を解説した記事はこちら。

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出力制御が実施された種子島は離島で、九州本土の電力網からは完全に独立した状態になっています。
そのため、種子島で作った電力は種子島内で使い切らなければいけません。

種子島では普段はそれほどたくさんの電力を使うことがないため、太陽光発電で発電した電力を使い切れない可能性が出たわけです。
そのため、国内初となる出力制御が、種子島で実施されました。

本州(九州電力管内)でも出力制御対応準備中

2016年7月九州電力から出力制御機能付パワコンへの切替指示あり

2016年7月、九州電力は設置済みの10kW以上の太陽光発電システムに対して、出力制御に対応できる状態を整えるように通知を出しました。

ちなみに、出力制御への対応というと「出力制御機能付パワーコンディショナー」への切り替えが済んでいれば十分と思われがちですが、厳密に言えば、
「出力制御機能付きパワーコンディショナー+出力制御ユニット」の組み合わせが必要になります。

状況別にどのような対応が必要になるかまとめると、以下のようになります。

状況別 出力制御に必要な対応

  1. 出力制御パワコン+出力制御ユニット(もしくは出力制御ユニットの機能を兼ねたモニターなど)を導入済みの場合
    →対応不要
  2. 出力制御パワコンは設置しているが出力制御ユニットを導入していないない場合
    →出力制御ユニットの導入必要です
  3. 出力制御パワコンではなく、出力制御非対応パワコンを設置している場合
    →出力制御パワコンへの切り替えと出力制御ユニットの導入が必要です

最近設置した方は出力制御が起きる可能性がある前提で太陽光発電を設置しているはずなので、連携するときに出力制御パワコンだけでなく、出力制御ユニットも設置しているはずですが、中には出力制御ユニットを設置していないケースもあると聞きます。

九州電力からの通知には、「切り替えに応じていただけない場合には契約を解除となることもある」と書かれています。

売電できなくなっては困りますので該当する場合には早急に切り替えをしましょう。

出力制御ユニットはメーカーによって対応可能機種が異なる

基本的には住宅用太陽光発電の場合には、太陽光パネルとパワーコンディショナーはセットで発注するため、それぞれが同一のメーカー(もしくは太陽光メーカーのOEM)のものとなります。

しかし10kW以上太陽光発電システムになるとパネルとパワコンを別々にメーカー選定を行うことも珍しくありません。

パワコンメーカーに関しては、住宅用市場ではオムロンやパナソニックなど国内のメーカーがイメージされやすいですが、10kW以上のいわゆる産業用の領域になると、ドイツのSMAや中国のファーフェイ、デルタ電子などを選ぶ方も多いです。

また、出力制御ユニットは、パワコンのメーカーによって対応可能機種が異なります。

機種選定にあたっては販売店に相談して決めるようにしましょう。

また、産業用で人気のSMAのパワコンの対応可能機種については以下のリンクにまとめてありますので、SMAのパワコンを設置していて出力制御対応を迫られている方はこちらの記事もご覧ください。

SMAパワコン対応出力制御ユニット solar-partners.jp

まとめ

10kW以上の太陽光発電システムを設置されている方は、九州電力管内以外であっても今後、出力制御対応への案内が来る可能性があります。

うっかりその通知に気づかなかったり、気づいていても無視をしていると連系がストップさせられてしまいますので、十分に気を付けるようにしてください。

定期的に実際に設置してもらった太陽光の会社と連絡を取り合う事、太陽光のニュースは気を付けて見るようにしておくこと、太陽光の文字が見えた郵送物は捨てないようにする事などが大事だと思います。

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