太陽光発電メリットまとめ。意外な第5のメリットまで徹底解説

太陽光発電を設置するメリットはなに?

あなたは、太陽光発電についてどのようなイメージをお持ちですか?

「環境にやさしい」、「作った電気を使う事が出来る」などのイメージをお持ちではないでしょうか?
もしくは「儲かるらしい」、「知人が設置したのを最近よく聞く」というイメージをお持ちかもしれません。

いずれも、太陽光発電の特徴やイメージとして間違いありません。ただ、イメージがつかめても実際問題として、

  • 「そもそも、太陽光発電は何がいいのか?」
  • 「なぜ、作った電気を売る事が出来るのか?」
  • 「いくら、収入になるのか?」

が分からないと、設置するべきか設置するべきでないかの判断がつかないのではないでしょうか?

太陽光発電を付ける事によって、果たしてどれだけ得をするのか。
出来る限りわかりやすく解説します。

太陽光発電のメリット1:環境にやさしい

当たり前のことですが、太陽光発電のメリットは「環境にやさしい」事が挙げられます。

平均的な太陽光発電システム(5kW)の太陽光発電を設置すると、年間5,000kWh~6,000kWhの電気を作ることができます。
総務省の統計によると、一般家庭の電気使用量が2014年時点で5,138kWh※1ですから、自宅で消費する電力をカバーする事も可能になっています。
蓄電池と組み合わせれば、太陽光発電で電気の自給自足をすることも夢ではなくなりました。
火力発電を減らして地球環境を守ることに貢献出来る太陽光発電は、人類の夢でもあるわけです。

※1出典:平成27年2月27日 総務省統計局 電気使用量の推移

太陽光発電のメリット2:電気代が減る

次にイメージされるのは「作った電気を自宅で使用する事」だと思います。

太陽光発電は「太陽の光で電気を作る装置です」から重要なのは分かりやすいですよね?
ただ、東日本大震災以降、電気代がビックリするくらい上がっています。
電気代の急上昇により、電気を作ってご自宅で使用する事は、一般家庭においてよりいっそう重要になりました。

あなたも「電気代が高くなった」という、心当たりはないでしょうか?

実際、一世帯あたりの年間電気代は2010年には118,200円でしたが、2014年には134,436円と、16,236円も増加しています。※2
電気代は上がっていますが、一方で「家庭の電力使用量は7.7%減少している」というデータも出ています。
実際に私たちがお客様から電気代についてお聞きすると、「節電しているのに電気代が下がらない」もしくは「むしろ上がっている」という声をいただく事が良くあります。

※2出典:エネルギー白書 第1部 3章 エネルギーコストへの対応.pdf p.73,82

この様に電気が急激に値上がりしていますが、屋根に太陽光発電を設置すれば、作った電気で電気代を下げることが可能です。
普通、電気代を下げる為には、節電する以外の方法はないと思います。
ですが、太陽光発電を設置すれば、電気を「作る」事によって家計を助ける事が出来るのです。

しかも、太陽光発電で発電できる電気は意外に多いので、自宅で使っても使い切る事はできず余ってしまう家庭がほとんどです。

ちなみに、この「余った電気」はどうなるのでしょうか?
実はこの「余った電気」こそが最近太陽光発電が盛り上がっている最大の理由です。

なお、実際にどのくらい電気代が削減できるかは、利用している電気料金プランによります。
「日中の電気代が下がる」というメリット以外にも、「節電意識が高まる」事も加味して数字で解説している記事がございますので、「電気代削減の詳細が知りたい」という方は是非ご覧下さい。
電気代は4段階で下がる!太陽光発電を導入すると電気代が下がるメリットについて考察 »

太陽光発電のメリット3:余った電気を売れる

太陽光発電で作った電気のうち、自宅で使い切れずに余った電気は、電力会社に売ることができます。(これを余剰電力買取制度といいます)

電気が買い取られる事になったのは、「CO2削減」と「石油への依存度を下げる為」です。
具体的には2002年から法律によって、電力会社が新エネルギーで作られた電気を買い取らなければならないというルールになりました。

この様に、太陽光発電は社会的に必要性を認められて、売る事が出来るようなった経緯があります。
その後2009年には、さらに太陽光発電等の新エネルギーを促進させるため、電気を売る時の価格が引き上げられ、現在に至ります。
結果、電気を高く売ることで「儲かる」ようになりました。

冒頭にも申し上げました通り、太陽光発電というと「環境にやさしい」「電気を使用する事が出来る」というイメージをお持ちだと思いますから、「儲かる」という事になると違和感を持たれるかもしれません。
違和感を持つのも当然だと思います。

ただ、高い値段で売るだけの理由はきちんとあります。

太陽光発電が「儲かる制度」になっている理由

なぜ、太陽光発電を設置すると儲かる、という制度になっているかというと、「日本のエネルギー事情が非常に厳しいので、国が太陽光発電の普及促進に本腰を入れた」からです。
先ほども軽く触れましたが、2002年から2009年の間、太陽光発電で作った電気は買うときと同程度の値段でしか売れませんでした。

当時は太陽光発電の価格も高かったため、儲かるようなものではなく、「環境には優しいが、付けても金銭的にはマイナス」という代物だったわけです。
これではせっかく太陽光発電を設置できる場所があっても、太陽光発電を付ける気持ちになりません。
そのため、きちんと収入を得られる売電価格(電気を売る値段)が設定されたのです。

具体的な金額で申し上げますと、2009年に売電価格が24円/kWhから48円/kWhと2倍になりました。
驚くことに、「太陽光発電が金銭的にプラス」になったのです。
以来、太陽光発電を設置する人が劇的に増え、2012年には、累積で100万戸を突破しました。

つまり、電気を売ることで得られる売電収入と、作った電気をご自宅で使用する「電気代削減」が太陽光発電の金銭的メリットになります。

ポイント ~金銭的メリット~

  1. 電気代削減:作った電気で電気代を削減する
  2. 売電収入:作った電気のうち、使い切れなかった電気を売る

売電のメリット:「買う」より「売る」ことで1.4倍おトク

ここまで「儲かるようになった」ことをお伝えしてきましたが、実際、電気を売るとどのくらい良いことがあるのでしょうか?
数字で見ていきましょう。

あなたは、普段いくらで電気を買っているかご存知ですか?
答えは、1kWhあたり平均25円です。
これを買電価格といいます。

買う時には25円かかる電気ですが、2015年度現在、売るときには35円(東京電力・中部電力・関西電力のみ33円)で売る事が出来る制度になっています。

比較すると、買うより売る方が1.4倍もおトクです。
33円ですと1.32倍になりますね。

試しに、どれくらいおトクになるのかをそれぞれ計算して比べてみます。

  1. 買電価格も売電価格も25円/kWh
  2. 買電価格は25円/kWhで、売電価格は35円/kWhもしくは33円/kWh

この2パターンを比較して、「月々どのくらいの売電収入が出て、何年くらいで元が取れるのか」を見ていきましょう。

<条件>

  • 容量:5kW(一般的な戸建て住宅に設置した場合。パネル25枚程度)
  • 電気代:10,000円(奥様が専業主婦でお子様が二人のご家庭)
  • 契約容量:60A(基本使用料1,166円)
  • 一日のうち日中に使用する電気の割合:20%
  • 電気を購入するときの単価:25円/kWh
  • 太陽光発電システム購入金額:185万円(東芝200W25枚の相場価格)
  • 屋根材:スレート(一面設置)
  • 10年後以降の売電価格:25円/kWh
各売電価格における、金銭的メリットおよび初期投資回収までの期間
電気を売る単価 毎月の金銭的メリット
(電気代削減+売電による収入)
初期投資の回収年数
25円/kWh 11,458円 13.5年
33円/kWh 14,560円 10.7年
35円/kWh 15,335円 10.1年

細かい計算方法については他の記事でご説明しますが、平均的な5kWのシステムで売電価格25円/kWhだとすると月々の経済的メリットは11,458円です。
一方33円/kWhで14,560円、35円/kWhだと月々15,335円にもなります。
更に、初期投資の回収が13.5年からそれぞれ10.7年・10.1年と大幅に改善されます。

10年で初期投資を回収することが出来れば、10年後以降は太陽光発電で作った電気を売ると全て収入になります。
具体的には、月々およそ10,000円の収入になります。
10年で120万円ですから、これは大きいですね。

なお今回の条件は、南向き・パネル傾斜角30°・東京都八王子の日射量を基に計算しました。
積雪地域や東西向き、屋根が小さい等の場合は費用や金銭メリットは変わります。
あくまで目安程度でお考え下さい。

金銭メリット ~太陽光発電の売電収入~

  1. 設置すると、およそ10~12年で元が取れる。
  2. 初期費用およそ180万円で、100~120万円ほど収入が入る

太陽光発電のメリット4:停電になっても電気を使えるので安心

経済的メリットについてはご理解いただけましたでしょうか?計算が複雑ですから、「ある程度納得できた」という理解度で問題ありませんので安心してください。
さらに、太陽光発電のメリットで決して軽く見てはいけないのは停電になっても電気を使う事が出来るという事です。
これがあるので、「元が取れなくても良いから設置したい」という方も一定数いらっしゃいます。
特に震災の直後は、「なにかあった時のライフラインとして利用したい」という問い合わせが殺到しました。

どのくらいの電化製品を使用できるかというと、非常時にはAC100V最大合計1500Wの電気を使用する事が出来ます。
ちなみに、主要な電化製品の消費電力は以下の通りです。

主な家電製品の消費電力
電化製品 消費電力
アイロン 1,400W
IHジャー炊飯器(5.5合)※最大瞬間消費電力 1,300W
食器洗い乾燥機(100V卓上タイプ) 1,300W
ドラム式洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量9kg) 乾燥時 1,300W
洗濯時 200W
電気ケトル 1,250W
ヘアードライヤー 1,200W
電子レンジ 500~1,000W
掃除機 強 1,000W
弱 200W
電気カーペット(3畳用) 全面 800W
1/2面 400W
テレビ(プラズマ42型) 490W
冷蔵庫(450Lクラス) 250W
テレビ(液晶42型) 210W
携帯電話の充電 5W

これを見ると、消費電力5W程度の携帯電話の充電は全く問題ありませんね
1,200~1,400W程度と消費電力の大きいドライヤーやアイロンも使用する事が出来ます。
炊飯器も最大瞬間消費電力は1,300W程度ですから、炊飯中にお天気が曇らなければごはんを炊く事もだってできます。

食糧の備蓄と、あとは水が手に入れば困ることはかなり少なくなるでしょう。

なお、停電時に太陽光発電を使用するには、「停電時に電気を使うための操作」をする必要があります。
参考:知ってますか?非常時・停電時でも電気を使える太陽光発電のメリット、その具体的な方法 »

ただし、太陽光発電では夜間に電気を使用する事は出来ませんので注意して下さい。
太陽光発電は日が沈んでしまうと発電しませんし、電気をためる事は出来ません。
停電時に夜も電気を使用したいという方は蓄電池を導入する必要があります。

太陽光発電のメリット5:パネルのおかげでエアコンの電気代も削減

もう一つの意外なメリットは「パネルのおかげでエアコンの電気代を削減する事が出来る」事です。

今までに、夏場に二階が暑くて困ったことはありませんか? 意外な話ですが太陽光発電には「最上階の夏場の温度を下げる効果」があるのです。

夏・冬における屋根裏の温度データ
季節 屋根表面温度 屋根裏面温度測定値 屋根裏面の温度差
パネル設置前 パネル設置後
70度 49.32度 38.4度 10.92度
-5度 8.12度 13.35度 5.23度

部屋の温度差としては、実際に設置した方の話を聞いている感じでは夏に2~5℃くらい下がるようです。
また、野地板裏面の温度差が冬は夏のおよそ半分ですから、冬は1~2℃くらい暖かくなるのではないかと思います。

データによると、夏の日中に消費される家庭内の消費電力のうち53%はエアコンです。
またエアコンの設定温度を1℃上げると10%の節電になるのであなどる事は出来ません。

出典:夏期最大電力使用日の需要構造推計 (東京電力管内) 平成23年5月 資源エネルギー庁

最上階の温度が下がる理屈は、「パネルを屋根の上に設置する事で、屋根に直射日光が当たる面積が減るため」で、実際に温度が下がるというデータが出ています。

また、逆に冬場の明け方には放射冷却の抑制によって部屋が暖かくなるという効果もあります。

屋根裏の温度に関しては、実験データも少ないのですが、データを基にポイントをまとめた記事もございます。
正直かなりマニアックですが、情報の裏付けとしてご覧ください
それホント?夏涼しくなり冬暖かくなる、という住宅用太陽光発電のメリット »

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この様に、太陽光発電には様々なメリットがあります。
まとめると以下の通りです。

  • 環境にやさしい
  • 電気代が下がる
  • 電気を売れる
  • 停電しても電気が使える
  • 二階のエアコン代を削減できる

リスクが少ないにも関わらず、185万円で設置して10年間で費用が返ってきます。
さらに20年間で120万円が収入として返ってくるわけですから、魅力的ですよね。

夏場の二階の温度が下がれば、熱中症になるのを回避できるかもしません。
災害時にも携帯の充電ができ、最新の情報も入手する事で安心して生活できます。
その上、環境にやさしいのですから、正直悪い点は見当たらないですね。

上記の様にメリットの非常に多い太陽光発電ですが、家の形は家によって様々であるため、太陽光発電のメリットも建物によって様々です。
ものすごくメリットが出る場合もあれば、影がかかってしまう屋根や、少ない枚数しか太陽光パネルを載せられない為に、メリットが出にくい場合もあります。

ソーラーパートナーズには太陽光発電の相談窓口があります。
専門のソーラーアドバイザーが9:30~20:30まで、土日祝日も常に在席していますので、お気軽にご相談ください。
実際に検討を始める前に、メリットが出やすい条件かどうかをお伝えします。

太陽光発電のメリットデメリット

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