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2016年太陽光発電メーカーの経営状況は?ドイツのソーラーワールドが破綻

ドイツのソーラーワールド社が破綻申請

ドイツメーカーのソーラーワールド社が、破たん手続きに入ると2017年5月10日(水)に発表しました。

2012年のQセルズに続く大型破たんです。
(Qセルズは現在、韓国のハンファに買収され、ハンファQセルズとなっています。)

ハンファQセルズは、既にドイツ国内での生産は撤退し、マレーシアでパネル生産を行っています。
ソーラーワールドは頑なに国内生産を続けておりましたが、中国メーカーとのし烈な競争に遂に音を上げてしまいました。

かつて栄華を誇った太陽光発電大国ドイツの太陽光メーカーの破たんは、太陽光発電市場がヨーロッパからアジアへその主戦場を移しているのがわかります。

ソーラーワールドは以前見学にも伺ったことのある会社でしたので、非常に残念です。

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メーカーが倒産すると何が困るか

ソーラーワールドは日本ではさほど知られていないメーカーでありますが、実際に現在日本の太陽光発電市場で活躍しているメーカーが仮に倒産してしまった場合に、どのような事が困るのか改めて考えてみたいと思います。

太陽光発電は現在、各メーカーが長期の保証を設定しています。
かつては10年保証と呼ばれていたように、保証期間は10年間でした。
ですが、海外メーカーが日本市場に参入するにあたり差別化をする必要があり、パネルの保証を25年で打ち出したのが保証期間の長期化のスタートです。

その後、有料ではあるものの国内メーカーも保証期間を延長しはじめ、今では有料ですら無くなり、太陽光パネルが25年、システム機器が15年というのが無料保証期間の標準パターンとなりつつあります。

もしメーカーが倒産となれば、この保証が当然のことながら無くなってしまいます。

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日本で活躍中のメーカーは?

こうなると、現在日本の太陽光発電市場で活躍しているメーカー達は、大丈夫なのかと心配になってきます。

ソーラーワールド社の2015年度、2016年度の決算内容を見ると、どちらも大幅な赤字に陥っていたことがわかります。

ですのでちょうど2016年度(2016年4月~2017年3月)の決算が出そろう時期ですので、主要各メーカーの決算内容を見てみたいと思います。


メーカー 売上(億円) 利益(億円)
パナソニック
Panasonic
73,437 14,949
東芝
TOSHIBA
56,687 ▽4,600
シャープ
SHARP
20,506 ▽248
京セラ
Kyocera
14,277 1,038
三菱電機
MITSUBISHI
42,386 2,104
ソーラーフロンティア
SOLAR FRONTIER
17,260 169
Qセルズ
Q.cells
2,667 140
カナディアンソーラー
Canadian Solar
3,135 72
※利益は親会社株主に帰属する当期純利益、Qセルズとカナディアンソーラーは1ドル110円で計算しています。
※ソーラーフロンティアは親会社昭和シェルの連結決算を参考

決算報告 2016年年間決算説明会資料 | パナソニック
2016年度売上・損益情報 | 東芝
IR資料室 2017年3月期決算短信 | 京セラ
決算概要・決算短信 2016年連結決算概要 | 三菱
IR資料室 決算資料平成29年3月決算短信 | シャープ
平成28年12月期 通期決算について | 昭和シェル石油
SEC-SOLF-1144204-17-16523.pdf | Qセルズ
ニュースリリース 業績・IR | カナディアンソーラー

カナディアンソーラーやQセルズと言った海外メーカーも、しっかりと利益を確保していることがわかります。

東芝は現在、会計に問題があると言われているため不透明な状態ですが、シャープは四半期単位で見れば2016度の第3四半期から黒字化しているので心配無さそうです。

ソーラーフロンティアの決算数字は親会社の昭和シェルの連結決算ですので良さそうに見えますが、ソーラーフロンティア単体では2016年度は227億円の赤字となっています。
住宅用へのシフトを明確化していますが、今期以降どうなるのか注目です。

まとめ

かつて日本の太陽光発電市場は、高性能高価格のSANYO(現パナソニック)、その他国内メーカー(シャープ、京セラ、三菱)、低価格の海外メーカーという綺麗な松竹梅で棲み分けができていました。

ただ現在は、高価格商品だったパナソニックの価格が下がって来たこと、海外メーカーをはじめ各メーカーの性能が上がってきている事から、松竹梅の隙間がかなり近くなって団子状態になっています。

なんとなく海外メーカーは不安、国内メーカーは安心と考えらえる時代でもありません。
他人事のようになってしまいますが、各メーカー経営陣の上手なかじ取りに今後も期待したいと思います。