シャープが鴻海傘下に!太陽光発電事業は果たして?

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シャープが正式に鴻海の傘下に入りました

経営不安がささやかれていたシャープは、2016年8月12日に台湾の鴻海精密工業から3888億円の出資を受け、債務超過を解消しました。

今回の出資で、鴻海はシャープの66.07%の株式を取得しましたので、シャープは正式に鴻海の傘下に入ったことになります。
今後は、鴻海の支援のもと、経営改革に取り組んでいくわけです。

ここに至るまで、かなり色々な経緯がありましたので、改めて整理してみたいと思います。

鴻海によるシャープ再建の経緯

シャープの経営再建の話は2015年末頃から出ていました。
当初は、官民ファンドである産業革新機構と、台湾企業の鴻海の、どちらがシャープの支援を行うことになるのか、交渉が繰り広げられていました。
結局、2016年2月になって、産業革新機構が目指す再建方法よりも、鴻海が目指す再建方法の方が評価され、鴻海傘下でシャープの経営再建が進むことになりました。

ところが、ここから今回の出資までには、まだ紆余曲折があります。

もともと鴻海はシャープに4890億円の出資を行うことになっていました。
しかし、交渉の過程で、シャープに大規模の「偶発債務」があることが判明し、出資規模が大幅に減らされることになったのです。

偶発債務という言葉は、あまり聞きなれない言葉だと思います。
偶発債務とは、今は払う必要がないですが、何かのきっかけで将来返済義務が発生するかも知れない借金のようなもののことです。

例えば、シャープは、ソーラーパネルの原材料であるポリシリコンを一定の金額で買うために、長期間にわたって購入するという契約を原材料メーカーと結んでいます。
もし、契約通りにポリシリコンを買うことができなかった場合には、原材料メーカーから「違約金を払え」と言われてしまう可能性があります。
これが、偶発債務の一例です。
結局、偶発債務を見込んで、出資額は3888億円に減らされました。

こうして、2016年3月末には、出資額が決まったものの、なかなか鴻海から出資が実行されず、「本当に出資されるの?」と不安の声が出てくるようになりました。
実は、鴻海がシャープに出資することに対して、独占禁止法違反にあたらないか、中国当局が審査をしていたのです。
そして、とうとう8月11日に中国当局の審査が終わり、翌8月12日に出資が行われたわけです。
経営再建はもちろんこれからですが、ここまで至るには、なかなか大変な道のりでした。

シャープが債務超過に陥った理由

シャープは液晶技術に注力した経営を行ってきました。
いわば、「液晶の一本足打法」だったわけです。

液晶技術を徹底的に磨き、主力工場であった三重県の亀山工場は、「世界の亀山」とも呼ばれ、液晶テレビのブランドとして圧倒的な地位を築いていました。
そして、液晶パネルと太陽電池の製造拠点として2009年に作られたのが堺工場です。
投資額4200億円とも言われるこの広大な工場が、シャープの経営危機の発端となりました。

高い技術力を誇り、コスト競争力もあった堺工場でしたが、それに見合った販売先を確保できなかったのです。

鴻海の戦略

それでは、シャープの経営再建を行う鴻海は、どんな戦略でシャープを再建に導こうとしているのか考えてみたいと思います。

鴻海精密工業は、スマートフォンや薄型テレビなどの電子機器を受託生産する企業です。
アップルやヒューレット・パッカード、ソニーといった有名なメーカーを顧客にもち、製造を専門的に行います。
自社ブランドで販売しているわけではないので、鴻海という会社に馴染みのない人も多いと思いますが、電子機器の受託生産を行う企業としては、世界最大手の企業です。

アップルのiPhoneや、ソフトバンクグループのヒト型ロボットPepperを製造していることでも有名です。
鴻海には世界的大企業に名を連ねるような顧客企業がたくさんあり、販売力がありますので、シャープの技術力と生産力が手に入れば、鬼に金棒と言えます。

鴻海のテリー・ゴウ会長は、「鴻海の持つ生産技術と全てのリソースを注ぎ込み、シャープの太陽光事業の競争力強化に邁進する」とも語っているので、今後、シャープの太陽光事業は、さらに強まっていきそうです。

まとめ

鴻海からまとまった金額の出資がなされ、とりあえずシャープは経営危機から抜け出すことができました。

今後、シャープの技術力と、鴻海の経営力の相乗効果で、力を盛り返してくることでしょう。
日本で最も古くから太陽光発電に取り組んでいる企業の一つであるシャープが完全復活し、太陽光発電市場全体が盛り上がることを期待しています。

シャープの経営危機にひと段落がついたこのタイミングで、太陽光発電の設置をお考えなら、お気軽にソーラーパートナーズまでお問い合わせください。

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